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マヤ先住民の宇宙的教育に触れて〜マヤン・カレンダー


2008.01.31

マヤ先住民の宇宙的教育に触れて(マヤ・カレンダー周期 63)


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2008年1月31日 (アハウ13日 パシュ4月 チチャン5年)

本メルマガは、マヤの神聖暦「ツォルキ’ン」のサイクルに準じて、
伝統的なツォルキ’ン・カレンダーの13日目に配信しております。

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イン・ラケ’ッチ! 太陽のご兄弟、ご姉妹 !

マヤ(中米)と日本の架け橋として活動する
NAGA K'U(ナガク’)奥義学校の代表
小櫻正幸(マサユキ)、聖奈子(ミナコ)がお届けする
メールマガジン「マヤ先住民の宇宙的教育に触れて」。
皆様とのこのご縁に、心から感謝申し上げます。
日々の日常生活から得た気づきを、
マヤ先住民の長老フンバツ・メンから教えていただいた
宇宙的教育を交えながら分かち合わせていただきます。
私達にとっての学びが、
皆様の気づきのきっかけになれば大変嬉しく思います。
これからも末永く、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

NAGA K'U (ナガク’)奥義学校 ホームページ 
http://www.nagaku.com

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「マヤが考える時間の概念」

 

テレビを観ない生活を始めて、

愛蔵の映画を楽しむ時間も増えた。

成功物語、冒険物語、愛情物語、宇宙物語・・・。

映画は追体験の芸術だ。

この冬、魂の滋養にと選んだのは、

ギリシャの巨匠テオ・アンゲロプロス監督の作品群。

 

ギリシャのイメージに相応しくない曇天、霧、雨、雪。

実に寒々しく物悲しいのがテオの映像。

また現実問題を扱うので、結構へこたれる。

だが、彼の作品は魂の言葉を放つ。

言葉を超えた言葉。

すなわち、潜在意識に働きかけ、

宇宙的な意識を想起させ、

詩や絵画、そして儀式ワークを思い出させる感覚。

美しい映像と構図はもはやどの映像作家の追随も許さず、

観るだけで魂が喜ぶ作品群だ。

 

過去にも何度か観たが、

何度観てもストーリーをよく把握できなかったので、

今回は手引書を併用して主要作品を9本たて続けに観た。

作品の年代順に連続して観てゆくと、

隠されていたいくつかの秘密にも気付き、

ぐっと理解を深めることができた。

 

テオ監督の手法の大きな特徴が、

実際に緊迫した社会情勢の中、

あるいは、劣悪な環境下で、

とことん俳優を追い詰め、

遠距離から15分もの長回しで撮影するというもの。

どんな大物俳優も戸惑うという。

表情や手先の器用さではない、

身体からにじみ出るオーラ、

存在そのものの迫真の演技が要求されるのだ。

それはもう演技の領域を超えている。

俳優の魂までをも裸にさせる。

真剣に人生に向き合わせ、カタルシスを爆発させる勢いだ。

だからだろう。

こちらも映像の緊迫感に圧倒され、

考えたこともない思いが湧き上がってくる。

 

普段時間をとって、座禅や瞑想などはしないが、

長回しの映像は、

画面を観ているだけで瞑想状態となり、回顧し、内省する。

とにかく、引き付けられる。

 

テオ映画の根底に流れるテーマは、分離と対立の構図。

娯楽や気休めの現実逃避映画ではない。

(もちろん、そういう映画も大切だが)

世界全体が抱えている問題、

人間臭さ、原型、利己的な欲望、愚かさ、

滑稽、無垢、ロマン、儚さ、頑固、醜悪、

政治思想の相違、

よりやっかいで複雑化した宗教感の相違、

地球に暮らす同じ兄弟姉妹でありながら終わらない対立。

互いを隔てる溝はとてつもなく深く、

国境の壁はとてつもなく堅牢だと感じさせる。

 

題材が現実的であるがゆえに、

どこか遠い国で起こっている関係のないこととして

観ることはできない。

私たちの心が投影されている。

 

珍しく世界地図を広げ、しばらく眠れなかった。

隣接するにも関わらず対立する国境。

ノンフィクション作家のテオ監督は、

安穏と生きている地球の裏側の兄弟姉妹を刺激する。

ハリウッド映画ではなかなか得られない余韻だ。

 

それでも救われるのは、

テオの「円環」を意識させる表現だ。

先住民のマヤ・カレンダーと同じく、

円環、つまりサイクルが表現されている。

 

旅芸人は巡ってくる。

老人と子供の絆。

最初と最後の同様のシーン。

闇と光。

円環だから客観視できる。

円環には希望がある。

潮の干満と同じように、

必ず夜明けがくるように、

いずれ、癒されると予測させる。

しかも円環だから、

「今を存分に生きること」が示唆される。

 

マヤ先住民の長老フンバツ・メンは教えてくれた。

「真実の時間、自然の時間は、

 指先につばをつけ

 風に掲げてみることで理解できる」と。



過去も未来もない、

終わりもなければ始まりもない。

「今ここに在る」ことがサイクルそのもの。

 

偉大な巨匠、テオ監督の映像が想起させるように、

時間の始まりと終わりはつながっている。

私たち現代人のマインドは、

左の過去、右の未来といった

直線的なマインド時間に慣れているが、

自然界は円環のサイクルで成り立つ。

 

直線的に考えれば対立の平行線も、

円環で考えたら隣同士。

自らの人生ではありえない環境に暮らす人でも、

隣人、または隣人の隣人として理解できないはずはない。

意見の相違があっても

今日は私、明日はあなたとして歩み寄る。

手をつないだサイクルの中心は何か?

平和、愛、地球を擁護・・・。

共通の望み、同じ方向へ向かえないものか?

個人的な幸福ではなく、

世界が歩み寄るための真の幸福、円環へ、

エネルギー変換が必要なのだ。

 

大地を部分、平面と見立てれば、

切り刻んで壁をつくるかもしれない。

しかし地球は生きる球体、スピリット。

円弧を描いて宇宙を滑走する。

銀河も同様サイクルを描いている。

 

古代の知恵が思い出させようとしている人類共通の思い。

宇宙的視野、宇宙的意識で、

ものごとの動きを知り、測れば、

共通の願いはおのずと思い出される。

 

現代人が、無頓着に接してきた大地、宇宙は、

サイクルを教えている。

いにしえの時、

思いが一つだった時から

口伝で守られてきたサイクル、円環、スピリットの重要性。

魂の言葉を兄弟姉妹と交わそうではないか。

 

*   以下、テオ監督の主要作品。

深い理解のためには、

年代順に連続して観ていただきたいが、

収集が容易ではないかもしれません。

どれか一作品でも、

その断片は感じ取れることでしょう。



「旅芸人の記録」「狩人」「アレキサンダー大王」

「シテール島への船出」「蜂の旅人」「霧の中の風景」

「こうのとりたちずさんで」「ユリシーズの瞳」

「永遠と一日」「エレニの旅」



手引書「アンゲロプロス−沈黙のパルチザン」

 ヴァルター・ルグレ著 奥村賢 訳 フィルムアート社


父なる太陽の偉大なる光がいつもあなたと共にありますように。 
イン・ラケ’ッチ!(私はあなた、あなたは私)

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* 関連する画像は、下記 mixi の日記ページで公開しております。
   「ナガク’奥義学校」 http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1512004

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