まぐまぐメルマガアーカイブ

感動マーケティング


2007.03.08

第33回 感動マーケティング 「大久保・感動ワンダーランド」


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

第33回 感動マーケティング
「大久保・感動ワンダーランド」

                                       2007年3月8日
                                               丹青社 
                                     SCマーケティング研究所
                                            所長 松本 大地

■2005年の一人当たりGDP(国内総生産)の数字で、イギリス
が日本を上回ったとの新聞記事を目にした。イギリスの景気は14年
連続で拡大しており、もはや英国病は遠い過去の産物となってしまっ
た。その背景は、思い切った自由化で外部の資本や人材を受け入れた
からとコラムニストは言う。その牽引役として移民の人達の力が多大
なことは、アメリカ、フランス、ドイツなど欧米先進国を見れば明白
である。反面、所得、教育、生活水準などの格差による移民との軋轢
は年々拡がっている。ここにきて日本でも少子高齢化による生産労働
人口の減少により、移民の受け入れ拡大が議論されるようになった。
国連の調査では今後50年後には1000万人の人手が不足、これを
解消するには毎年50万人の移民を受け入れないと日本社会は大きく
縮小していくと予測する。しからば移民の受け入れとは、ナントもご
都合主義のようにも映ってしまうが・・・。

■日本における外国人登録者数は平成17年末で200万人を突破し
、過去最高記録を更新しているが、総人口比では1.57%に過ぎな
い。国籍別では韓国・朝鮮が全体の3割を占め、以下、中国、ブラジ
ル、フィリピン、ペルー、米国と続いている。その最大の韓国の方々
で形成されたコリアンタウンが新宿区大久保に在る。通称「職安通り
」では多くの韓国系商店が軒を連ね、その周辺街区では独特の界隈が
創り出されている。

■土曜日の夕方、新宿に設計事務所を構える友人とこの地を訪れた。
そぞろ歩きする人々、お店の看板、店頭の商品、言葉、ファッション
、空気感は日本に居ながらソウルの街角に立っているようなトリップ
感が味わえる。面白い、迫力があるそして楽しい。何よりも日常の異
文化交流をカジュアルに体験できることが感動に繋がる。最近では韓
国人旅行者を乗せたバスが免税店や24時間スーパーに団体で来街す
る。韓国料理店の集積もすごいが、この地にあるドンキホーテのコリ
アン風品揃えやPOPも必見。街角のポスター、フリーペーパーも韓
国、韓国、韓国である。

■世界各国で移民による民族の帰属意識と、自国文化を拡げるコミュ
ニティーゾーンが形成されてきた。米国にあるチャイナタウン、リト
ルイタリー、リトル東京なども立派な街の名所になっている。大久保
のコリアンタウンは街の面白さだけではなく、多数の若い男女が交流
し、路地裏開発も進んだことで、街の安全性も備わってきた。まさに
韓国文化の街との共生が奏功し、人と街と商いの新しいリンケージが
生まれている。今、大久保が感動ワンダーランドになりつつある。

■感動マーケティング視点⇒1.異国の生活に触れるコリアンタウン
や中華街では、テーマパークにないリアルな日常の感動体験ができる
。他の地域でも積極的に展開することで、あらたな街の名物になる可
能性が高い。
2.街に感動交流人口が増えていくと、正比例して街を成長させる情
報性と界隈性が生まれていく。移民対策と街づくりの両立を考察する
時期に来ている。

こちらをクリックしますと、コリアンタウンがご覧になれます。
http://www.tansei.net/kando/33/index.htm


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

このページのURL
友達にメールで教える
まぐまぐアーカイブ検索

Web Services by Yahoo! JAPAN

ビジネス・キャリアランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ