2006.03.03
第15回・沖縄の悲劇(4)・命と戦争
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激動の昭和・激動の日本史。
多くの資料から極力正確、公平な内容でお送りします。
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第15回・沖縄の悲劇(4)・命と戦争
★☆★☆★☆ 沖縄に散る命「ひめゆり部隊」★☆★☆★☆
沖縄戦の記録にある。
ひめゆりの生き残り生徒たちが、「もはやこれまで、各自解散」と戦場の壕内で言われ、
脱出しようとした時の出来事である。
「敵襲!の声と共に洞窟内には、硝煙の匂い。眼も喉も痛む。
その中で、先生や友を呼ぶ声、赤ん坊の泣き声、兵隊の怒号。木々は燃え、銃弾が岩を砕き、
人間が燃える。水を浸したタオルをくわえたまま死んでいく人。重なり合って倒れる人々。
「とうちゃん、かあちゃんの所へ行く」「行くよ、坊やも一緒だよすぐ・・・」
そんな声が洞窟内に聞こえる」
沖縄戦もまた地獄だ。
それは軍人のみならず、一般市民が巻き込まれていることに他ならない。
写真を見ると、母親も軍人も幼子も砲弾に倒れ、人形のようになって、血を流して死んでいる。
★☆★☆★☆ 使い捨ての看護婦 ★☆★☆★☆
看護療法を習っていた沖縄の女学生は、
師範女子部122人・県立第1高女200人で「ひめゆり隊」とされた。
他にも白梅隊(県立第2)、名護蘭隊(県立第3)、積徳隊、瑞泉隊(県立首里)、
でいご隊(私立昭和)があった。
彼女らは、傷病兵の介護は勿論、炊事、死体処理もした。
野戦病院といっても、粗末な何の設備もない、小屋や洞窟である。
兵士は麻酔もろくにないまま、負傷した腕や足を切断する。
暴れる兵士を必死に押さえる女生徒たち。
夜になると、切断した箇所に蛆虫が沸いて、兵士の体を食べる音がした。
★☆★☆★☆ 命と戦争 ★☆★☆★☆
特に解散命令を出された後の「ひめゆり」は悲惨だった。
武器を持たない彼女らは、ちりじりに逃げ惑った。
「鉄の暴風」といわれた米軍の激しい砲弾の中を駆けた。
引率教師・仲宗根氏と12名が投降するまで、多くの10代の少女が死んだ。
ずっと手を握っていて、見ると頭が吹き飛ばされていた少女。
敵に突撃して撃ち殺された少女。
手榴弾で自決した少女、両腕をもぎとられあるいは顔に破片や至近弾を受けて即死した少女。
腹を砲弾で打ち破られ、ガーゼの水を飲みながら
「私はもう駄目だから、他の人を助けて・・・天皇陛下万歳」といって息絶えた少女
負傷し、置き去りにされ、自決用の青酸カリミルクを拒絶してまで、
最期まで生きようとした少女もいた。
今もその記憶を沖縄・糸満の「ひめゆり記念館」では、
生き残った「ひめゆり」の女性達が訪れる人々に語りつづけている。
だが、戦争に正義はなく、日本も中国人に対し、残虐な行為を繰り返したのだ。
笑顔で特攻に向かう青年もいる。
これが戦争であり、人を麻痺させていく恐ろしい力なのだろう。
こうして沖縄が占領され、米軍は頼みのドイツが降伏してもなお、
抵抗を続ける日本にある兵器を使用してみたくなった。
ソ連のスターリンが、対日戦線を開くのは間近い。
なんとしてもアメリカは、優位にこの戦争を終わらせなければならないのだ。
そして、唯一、核兵器を落とされた国・日本の降伏の時がおとずれる・・・・。
以降、次号へ。またご覧下さい。
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