これであなたも読書通!話題の本をほぼ日刊でご紹介。 |
2008.06.10
本のご紹介です。人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。
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これであなたも読書通!話題の本をほぼ日刊でご紹介
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こんにちは!活字中毒のモモちゃんです。
今日も母親の話をひとつ。
ここ一年ばかり、友人の悩みは煮物の味でした。
ご主人が、実家の味の煮物が食べたいというのだそうな。
ケンカになりそうな話だけど、まあそこはひとつ、作ってみせ
ようじゃないか、と彼女は考えたらしい。
昆布やかつおで出汁をとり、野菜を工夫していろいろするけど
うまくいかない。
実家に帰ったときに義理の母に聞いてみると、そのお母さん、
おもむろに冷蔵庫を開けて市販の麺つゆをとりだし、
「これだけよ」と言ったそうだ。
私もやってみたけど、確かにおいしかったです。
野菜を麺つゆで煮込むだけなので、どなたでも簡単に作れますよ!
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本日は ◆たまには教養系
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人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている。
岡本 太郎 ¥ 1,680 イースト・プレス (2007/11)
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芸術家、岡本太郎氏のエッセイ集。テーマに沿って書かれたもの
でははく、いろいろな雑誌などに発表したものを集めた本のよう
だ。
母のこと、パリへ留学していたときのこと、身辺雑記と、内容は
さまざまである。文章の長さもさまざま。
今日は岡本太郎の母、岡本かの子氏についてのエッセイを紹介し
てみようと思う。
岡本かの子は、息子の分析によると童女のような人だったらしい。
純粋、無邪気、幼稚。世の中を生きていくには困難な性格だった
と何度も書かれている。
かの子氏の小説を読んで、彼女を母性の人だったと言う人が多い
そうだが、実際にはまるで違っていた。
彼女は子供の育て方などまるで知らない人間だったという。
自分が勉強をするために、子供(岡本太郎)をたんすにひもでく
くりつけたりしていたそうだ。
風邪をひいて熱を出しても介抱などせず、後から太郎がそれを問
うと、「だって病気している太郎なんて、汚くて嫌だわ」と答え
た。
しかし太郎は母を慕っている。
母は母親ではなかった。だが、一人の女性であり、無邪気な子供
であり、生身の女性と深く関わってきたという思いが太郎氏には
あるのだという。
そんな母を支えたのは父であった。
「この娘は普通ではないから、結婚するなら一生面倒をみてくれ」
と言われて、かの子氏を嫁に迎えた父。
彼は画家であったが、生活のために漫画を描き始めた。かの子氏
はそれを疎んじ、夫婦の仲は険悪になったこともあった。
だが、父は現実をうまく裁き、かの子氏が小説家として大成する
ことを支えていたようだ。父はかの子氏を観音菩薩としてあがめ
るようにしていた。
普通の親子関係とは違う、芸術家岡本かの子を支え続けた濃密な
つながりが文章から伺える。
かの子氏は後年、「岡本かの子はパパ(自分の夫)とわたしの間
から生まれてきた子よ」と言っていたそうだ。
岡本太郎氏というと、「芸術は爆発だ!」という言葉が印象にあ
るように、かなり個性的な方のように思える。しかしさらに、彼
の母というのがすごい人物で、そのことに私は感動を覚える。
まあ、なんとも教養のない言い方で申し訳ないが、太郎氏が普通
に思えるくらい、かの子氏はとにかくすごい。
その母への思慕と冷静な分析。非常に面白かった。
もちろん、後に続くパリでの話、身辺雑記も独自の感性が見られ
て楽しめる。特に食べ物の話は、生き生きとしていて読んでるだ
けでお腹が減ってくるくらいでした。
一気に読み上げるという風の本ではないけど、あっちを開いて、
こっちを開いて、あてのない散歩をしているような気分になれる。
本日ご紹介の本はこちらから↓
http://wadainohon.seesaa.net/article/100034156.html
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☆お願いです☆
いつもお付き合いいただいてありがとうございます。
まあ、なかなかおもしろいことやってるじゃないかと思ってくだ
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発行者 モモ
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