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チェンジの『いけ・ジョー!』


2008.09.29

■□プレ鬼!第4号 〜 同期が、うらやましいんです・・・□■


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研修とコンサルティングの株式会社チェンジ Presents

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『プレ鬼!』第4号:同期が、うらやましいんです・・・
(プレゼンテーションの鬼!)

プレゼンテーション、好きですか?
プレゼンテーション、得意ですか?
好きな人も嫌いな人も、得意な人も苦手な人も。
プレゼンテーションの鬼の指導を受けて、一段上に抜け出そう。
プレゼンテーションの鬼!

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読者の皆さま

こんにちは。株式会社チェンジの鈴木菜穂子です。
早いもので9月ももうすぐ終わりです。
秋の深まりと共に、果物やお米がおいしさを増しています。

さて、今週も中島さんの登場です。
若手社員の中島さん(25)は、プレゼンが苦手でした。
見かねた彼女のカオリさんに紹介されて、謎の道場に通い、
鬼の指導を受けながら、自信もついてきたようです。

・・・が、また落ち込んでいるようですよ。

第4回のテーマは、『同期が、うらやましいんです・・・』
プレゼンが得意な方も、実はちょっと苦手な方も、
お楽しみ頂けると幸いです。

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◆◆◆プロローグ:社食にて◆◆◆

中島は、大きくため息をついた。
大好きな味噌ラーメンだというのに、食欲が湧かない。
メガネを曇らせながら、いたずらに麺をかきまわすばかりだった。

その日、社内恒例の3年目研修の課題とチームが発表された。
中島の会社では、3年目社員が1週間かけて、ある課題について
2〜3人のチームで調査・研究し、成果を発表することになって
いる。
中島は同期の磯野とペアで作業を担当することになったのだ。

「最終日の発表会には、今年は社長も参加するらしいわよ。
磯野君はプレゼンうまいので有名だもの。中島君もがんばんない
と、見劣りしちゃうわねっ。ほら、食べなきゃのびちゃうよ!」

花沢課長の声に、中島は、再び大きくため息をついた。
全く、よりによってなんでまた磯野とペアなんだよ・・・


◆◆◆悩みその4:同期が、うらやましいんです・・・◆◆◆

「磯野は、内定者の頃から目立ってました。話はうまいし、
なんか目立つし、面白いし。ついつい引き込まれて、感動する
って言う人もいるんです。」
「そうか。で、何に悩んでるんだ?」
「そんなプレゼンがうまい磯野とペアになったら、ボク絶対
見劣りしちゃいますよ。課長にも言われました・・・」
「見劣りしちゃ、まずいのか?」
「社長も来るっていうし、社内の注目も高いんです。ふたりで
プレゼンしたら、ボク絶対磯野に勝てません。あーあ、ボクも
磯野みたいに、プレゼンが上手だったらなぁ〜」

「貧しい夫婦がいた。貧しいがとても愛し合っていた。
ある年のクリスマス、お互いにプレゼントを贈ろうと考えた
が、金がなかったんだ。妻のデラは・・・」
鬼は唐突に語り始めた。

さすがは鬼。お互いを思いあう登場人物の気持ちや切なさが
ありありと伝わってきて、中島は、感激のあまり泣いてしまった。

「じゃあ、今日はここまで。」
「いい話を、ありがとうございました。ボクあの、とっても
感動しました!!」
鬼はニヤリとした。

「でもあの、あのー、それってなんか、ボクと関係のある
話なんでしょうか?」


◆◆◆答え1:うまいから、なんだ?◆◆◆

「君は、感動したんだろ?」
「はい。ありがとうございました。」
「それで満足じゃないのか?」
「うーん、いやあの、言いづらいんですけど、いい話だったん
ですけど、でもどうして、その話をされたのかよく意味がわから
ないというか・・・」

「中島、『プレゼンがうまい』って、なんだ?」
「え?」
「君の同期の磯野君は話がうまい。感動する人もいる。
目立つ。面白い。でも、だから何なんだ?話がうまいだけじゃ、
本当の意味でプレゼンテーションが上手だとは、言えないぞ。」
中島は、首をかしげた。

「俺の話は、面白かっただろ?感動もした。話の仕方だって
うまかっただろう。でも、君の目的は、それじゃかなえられな
かった。それだけでは不十分なんだ。」

そうだったのか。
中島は【うまいから、なんだ?】とメモをした。

「社長に向けて行うプレゼンでは、社長にどうしてもらえば
成功なのかをきちんと考えるんだ。面白くて感動したって、
その目的に近づけてくれないものだったら、あんまり意味が
無い。うまけりゃいいってもんじゃないんだ、プレゼンは。」


◆◆◆答え2:強みを活かせ!◆◆◆

「だったら、磯野一人にプレゼンしてもらおうかな。そのほうが
社長にもよく伝わるだろうし。」
鬼は、黙っていた。

「まぁでも、そういうわけにもいかないよなぁ。ボク、なんにも
してないみたいに見えちゃうしなぁ。」

鬼が、口を開いた。
「中島、君が磯野君より得意なことは、何だ?」
「磯野より得意なこと?うーん・・・データの分析とか?」
「他には?」
「何か聞かれたとき、答えるのに時間がちょっとかかります
けど、でも軽々しくいい加減なことは言いません。ちゃんと調べて
から答えを出します。磯野はいい加減だって言われてるから。」

「なぁ、中島。データの分析も、裏づけをきちんと取る姿勢も、
プレゼンテーションには必要なことなんだ。それは君の強みだ。」
思いがけず褒められたので、中島は驚いた。

「プレゼンは、本番で流暢にしゃべることだけじゃない。目的を
決め、1分で説明できる内容をまとめ、構成を整理し、データで
裏付けて、資料を作り、台本を作り・・・全てがプレゼンだ。」
「はぁ。」
「データをしっかり分析して、社長が納得できる示唆を出す。
それをわかりやすく伝える資料を作る。それもプレゼンの一部。
君はそこで活躍すればいい。強みを活かせばいいんだ。」

「じゃあボクは資料作成までを頑張って、あとは磯野に・・・」
「それはちょっと寂しいだろう、中島。」
「はい。どのチームもみんなで発表しますし。」

「君が磯野君よりも深くデータを理解し、自信を持って出した示唆
ならば、自信を持って説明できる。違うか?」
「そう、かもしれません。」
「質問されたことに、君がしっかり補足資料を用意して、データに
基づいて回答したら、感心されるんじゃないのか?」
「確かに。」
「もちろん二人で行う調査だ。二人で行うプレゼンなんだから、
どちらも内容を理解していなければいけないよ。その上で、君が
自信を持って説明できるパートを受け持ったらどうだ?」
「はい。ボク、磯野と相談してみます!」

「二人でプレゼンするんだ。ふたりでゴールを達成すればいい
じゃないか。」
「少し、自信が湧いてきました。」

「ま、磯野だって最初はたいしたことなかったしな。」
「え?今なんて?」
鬼は、ニヤリと笑った。


◆◆◆エピローグ:プレゼンテーション当日◆◆◆

研修の1週間、中島は磯野と何度かぶつかった。
磯野っていい加減だなと中島は何度も思ったし、それと同時に、
相手にわかりやすいように表現しようとする磯野の姿勢に、刺激
を受けた。

プレゼンテーションは、お互いの得意分野を活かした分担をした。
立ち上がりから、磯野がわかりやすく提案内容を伝えた。
社長を初め、聞き手が惹き付けられていくのを、中島はありありと
感じた。

なぜこの提案になったかという根拠を説明するパートは、中島
が受け持った。
手元のデータを確認しながら、中島は懸命に説明した。
「これが一番いい提案なんです!」
こう叫びたいくらい自信を持って、説明を続けた。

「いい提案をありがとう。説明もわかりやすかった。」
社長がふたりに声をかけてくれた。

花沢課長も、大きな拍手を送ってくれていた。

中島はにやっとしながら、こう思った。
「プレゼンテーションの鬼、どうもありがとう!
・・・ところで、なんで磯野のこと知ってるんだろう?」


◆◆◆今週の中島メモ◆◆◆

同期が、うらやましいんです・・・
・うまいから、なんだ?
  →話がうまい、面白い、目立つ。素晴らしい長所
  →ただし、うまければそれだけでいい、というわけではない
  →何のためのプレゼンなのか。目的を叶えられるのがいい
   プレゼンであり、それができる人がプレゼン上手
・強みを活かせ!
  →本番で話すことだけがプレゼンではない。準備も含め
   全てがプレゼン
  →自分の得意分野を活かそう。質問に丁寧に答えること、
   データから鋭い示唆を出せること、全て強み
  →自信を持って話をすれば、地味な印象でもきちんと伝わる

 
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『プレ鬼!』第4号
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