2008.06.20
【JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅】第131号「七尾線(その3)と北陸本線」
△▲━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▲△
2008年6月20日 《第131号》
JR全線全駅へ!つちぶた本舗の全駅訪問の旅
http://www.tsuchibuta.com/
毎週金曜発行
発行者:つちぶた
▽▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼▽
こんにちは、つちぶたです。
今回は、能登半島の旅の最終日の旅行記です。
七尾線を全駅まわり、北陸本線に入っていきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■能登半島を行く!(その9)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2004年10月26日(雨時々曇り)旅5日目 〔全駅訪問通算67日目〕
〔前回の旅〕
(七尾線)
千路駅→南羽咋駅→金丸駅→宝達駅→敷浪駅→
免田駅→高松駅→横山駅→金沢駅(泊)
〔今回の旅〕
(北陸本線)
金沢駅→
(七尾線)
宇野気駅→能瀬駅→本津幡駅→中津幡駅→
(北陸本線)
森本駅→東金沢駅→
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●ベテラン駅員の誇りと、女性駅員のさわやかな風
------------------------------------------------------------------------
■朝4:30に起床。旅5日目となるとさすがに疲労もたまり、
全身が重くてだるいです。
その上毎日始発に間に合うように早く起きなければならず、
少々うんざりした気分になるのでした。
私はしばらくベッドに座って頭を下げたまま、
「だるい・・・起きたくない・・・・眠っていたい・・・・」
などとブツブツ言っていたのですが、
5分ぐらいしてようやく観念して起き上がりました。
よーしきょうもーがんばってーえきをめぐるぞー(棒読み)
5:30に部屋を出てホテルのフロントに向かいます。
朝が早すぎるせいでフロントは無人です。
いつものことなんですけど、
無人のフロントを出て行くのってなかなか淋しいものです。
私はカウンターの上に部屋の鍵を置いて外に出ました。
外はまだ真夜中のような暗さをたもっていて、
冷たい風が吹いていました。
■金沢駅のホームへと上がると、
普通列車はすでにドアを開けて待っていました。
ホームは人影もないですが、
車両のコンプレッサー音が大きく響きわたり、
駅をやかましくさせています。
たとえ朝が辛くとも、この朝の静まりかえった中の列車の音を聞くと、
私は今、旅をしているのだ、という実感がわいてきて気持ちが高鳴ります。
頭と体は否応にも目覚めます。
5:55 列車は七尾線の高松駅に向けて走り出しました。
さすがにこの時間の下り列車は利用者がいないようで、
乗客は私くらいのものでした。
■6:24 宇野気駅で下車をしました。
「宇野気駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/05unoke/05unoke.htm
太陽がようやく顔を出すか出さないかという時間だったので、
辺りはまだ薄暗いです。
降り立ったホームは相対式2面2線。
駅舎がある方とは反対側に出たようだったので、
私は跨線橋を渡って、駅員のいる改札口を出ました。
駅舎は昭和41年3月竣工の、平屋コンクリート造。
駅前のロータリーは、朝方雨が降ったせいで濡れていました。
今日は一日雨の予報だったけれど止んでいるなぁ、
と思いながら駅前に出て写真を撮っていると、
ポツポツと雨が降ってきたのでした。
ロータリーを一周する頃には
雨音がハッキリ聞こえるほどの降りになっていました。
私は駅舎内に戻り、またあらためて待合室内を見渡します。
改札から見えるホームを眺めると、
あれ?と思いました。
向かいのホームの壁から人が出てくるのが見えたのです。
向こうにも出入口があるの?
目をこらしてよく見ると、確かにプレハブの建物があり、
そこから乗客がホームに入ってきています。
やれやれ、向こうにも駅舎があるじゃないか。
私はそのホームに降り立っておきながら気がつかなかったのです。
時間もあることだし、駅をぐるっと回って、
踏切を利用して向こうに行こうと考え、歩き出しました。
しかし、思った以上に踏切が離れていて少し焦りました。
渡った後も、道が線路から離れていくので更に焦ります。
おいおい、いったい俺は何をやっているんだ、と思った矢先、
雨が土砂降りになってきました。
いや、土砂降りなんてものではありません。
滝降りです。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!
何なんだこの雨は!!!??
私は小さな折りたたみ傘の中で身を縮めながら進みました。
たどりついた駅舎は、雨でよく見えないけれども、
とりあえずシャッターを切って駅舎内に入りました。
プレハブ内の駅舎にもしっかり駅員が詰めていました。
私は再びホームに入り、また跨線橋を渡って、
上りホームへ行きました。
列車が来る頃には数え切れないほどの学生がホームを埋め尽くします。
そして到着した列車もすでに多くの乗客があり、
東京のラッシュと変わらない混雑さで駅を離れていきました。
■7:00 能瀬駅に到着し、私は学生をかきわけてホームに出ました。
この時間この駅では乗り客しかいないようで、降りる客は私だけでした。
「能瀬駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/04nose/04nose.htm
単式1面1線の無人駅です。
ホーム向かいには津幡バイパスという国道が
築堤上を走っていて、殺風景な雰囲気でした。
駅舎は昭和35年2月開業当時からあるとても小さな建物で、
半ブロック半木造というものでした。
大きさのわりにはちゃんと駅員が入れるような部屋も付いています。
しかし駅舎全体は波板がつぎはぎで覆われており、
まるでバラック小屋のように見えました。
よくこの状態で40年以上も保っているなぁというのが正直な感想です。
駅舎の隣には、あと2、3日で使用可能になりそうな、
真新しい木造のトイレが設置されていました。
駅前は道幅も狭く、民家が密集していました。
■7:26 本津幡駅に下車。
何故かあれほど降っていた雨は止んでしまっていました。
「本津幡駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/03hontsubata/03hontsubata.htm
ホームは相対式2面2線で、カーブの途中にある駅でした。
有人の改札を通ると、いかにも古そうな板のベンチと、
使われなくなった手小荷物取扱窓口が残っていました。
駅前にはつい最近整備されたような広いロータリーがあります。
そして駅前に出て駅舎を振り返ると、
ふるえが来るような古い木造駅舎が私の目に飛び込んできました。
寄棟の瓦屋根は葺き替えられたのか、とてもきれいに見えましたが、
板張りの壁はかなり痛んでいるようで、いたる所に隙間が空いていました。
しかし、このボロボロさが胸を打ちます。
私はなめ回すように駅舎を端から端まで眺め、
改札を抜けた後も、またしげしげと壁や柱を観察していました。
私のその不気味な行動に気がついた駅員は、
ホームに出て来て、私のそばへ歩いてきました。
「駅舎を撮っているんですか?」と駅員に聞かれたので、
「はい、そうです。」と私が答えると、
「それならこれを撮っておくと良いですよ」と言って、
駅舎の柱に付けられた建物財産標を指さすのでした。
そこには明治31年4月と書かれていました。
「100年以上あります」と駅員は実に誇らしげに言います。
「100年・・・ですか・・・」
私は駅舎の歴史と、その駅員の態度に感銘を受けつつ、
礼を言ってその財産標を写真におさめました。
次の列車に乗るため私は跨線橋を渡り、
ホーム上の待合室の隣に立っていました。
ここからのホームと駅舎の眺めも良いなぁと思い、
またカメラを出して撮影していると、
「何をとっているのかね?」と、男性に話しかけられました。
私は「駅舎です」と答えると、
彼は一言「ほうか」と言って微笑んでいました。
能登半島はいい人ばかりだなぁと思う。
■7:49 中津幡駅に下車。
「中津幡駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/nanaoline/02nakatsubata/02nakatsubata.htm
片面のみのホームに、どっと高校生たちが下車してきました。
車掌が駅の出入口に立って、一人一人定期券を確認しています。
あまりに学生が多いので、なかなか発車しません。
さらに下車した学生もゆったり歩いて出口にやってくるので時間が掛かります。
みんな一様に眠そうです。
ようやく全員の確認を終えると、
列車は勢いよく駅を離れていきました。
駅は無人で、駅舎は能瀬駅で見たものと似たような造りでした。
出入口の向きが逆な点や、ドアと窓の位置が微妙に違ってはいますけど。
波板が張られていない分すっきりとしている感じです。
周辺の民家はかなり多く見受けられます。
すぐ隣はもう北陸本線だし、金沢駅とも近いので住む人も多いのでしょう。
■中津幡駅を出ると、路線は北陸本線へと合流します。
七尾線と北陸本線の接続駅は津幡駅ですが、
津幡駅止まりの列車はなく、
七尾線の列車は全て金沢駅へ乗り入れます。
津幡駅はこの旅の一番最初に下車していたので素通りし、
その隣の森本駅に下車するのでした。
「森本駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/hokurikuline/45morimoto/45morimoto.htm
ホームは2面3線です。
駅舎は橋上駅で、ひじょうに新しくきれいでした。
改札口では女性駅員がさわやかな挨拶で出迎えてくれます。
この当時はまだ女性駅員が多くはなかったので驚きました。
駅の外に出ると、橋上駅のさらに上を跨ぐ高さに、
巨大な高架がかかっていることに気がつきました。
これは現在建設中の北陸新幹線の高架だそうです。
次に北陸に来るときには開通してたりするのかなぁ、
などと思いながらその高い橋脚を見上げました。
■8:33 東金沢駅に下車です。
「東金沢駅」
http://www.tsuchibuta.com/jr-west/hokurikuline/44higashikanazawa/44higashikanazawa.htm
島式1面2線のホームで、側線が何本かあります。
ここも真新しい橋上駅でした。
駅舎は2002年に駅が移転して、
新たに造られたものなのだそうです。
改札口ではまた美人の女性駅員が立って、
乗客一人一人に挨拶をしていました。
JR西日本はサービスにずいぶん力を入れているのだなと
感心しながら改札口の撮影をしていると、
下車してくる多くのおじさん方が改札を通る度に、
駅員に一言、いや、二言三言楽しげに会話して去っていきます。
さながら駅のアイドルといったところでしょうか。
なんだかこの駅を利用する客が羨ましくなりましたよ。
まあそれはともかくとして・・、
駅周辺は更地が多く、広々とした印象でした。
そういえば北陸新幹線の高架はどこに行ったんだろうと思っていたら、
東口の先の方に、建設中の橋脚が見えました。
巨大なクレーンやショベルカーが動き、
着々と工事が進んでいるようです。
そんな光景を眺めていると、
暫く止んでいた雨がまた強くなってきました。
私は早々に駅に戻り、ホームのベンチで一休みしながら列車を待ちました。
つづく
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回のメルマガを書いている途中、
"電車"が停まっているときに聞こえてくる、
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
って音は何なんだろう、と疑問に思ったのですが、
今回初めて「コンプレッサー」の音なのだと知りました・・。
音だけに、言葉では説明が出来ないんですけど、
コンプレッサー音がどういったものかが分かる動画を見つけました。
常磐線401系コンプレッサー
http://jp.youtube.com/watch?v=ZoQQIsGpNqQ
これです。この音です。
実に分かりやすい。
車両によっては音が全く違うし、
新しい電車はもっと静かな物になっているようですけどね。
こういうのを音鉄って言うんでしょうか。
ちょっと楽しいですね(笑)
それではまた来週お目にかかります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
つちぶた本舗の全駅訪問の旅
発行者:つちぶた
HP :< http://www.tsuchibuta.com/ >
Blog :< http://tutibutablog.livedoor.biz/ >
Mail :< tsuchibuta@mail.117.cx >
発行システム:『まぐまぐ!』< http://www.mag2.com/ >
配信中止はこちら:< http://www.mag2.com/m/0000178352.html >
バックナンバー:< http://archive.mag2.com/0000178352/index.html >
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※デザインが崩れて見える方へ
等幅フォントの設定について以下のヘルプページをご参照ください。
http://help.mag2.com/115.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
シ友達にメールで教える
旅行・おでかけランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ