2008.06.13
■第400回 清朝による『保護』の始まり(チベット史入門その14)
■第400回 清朝による『保護』の始まり(チベット史入門その14)
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現在の中華人民共和国は「チベットは中国の一部である」と主張していま
す。
その根拠のひとつとして『チベットは清朝に支配されていた』があります。
清朝がチベットに対して行ったきたことが『支配』なのか『保護』なの
かは議論が分かれるところです。
第1回から第221回までのバックナンバー一覧は、下記をごらんください。
http://blog.mag2.com/m/log/0000183170/108501028.html
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●『第六世ダライ・ラマ』の逮捕、そして死
1706年11月、逮捕された『第六世ダライ・ラマ』は北京に護送され
る途中、死去しました。
康熙帝とホシュート部族長のラサン・ハーンは、別の僧を、新しい『第六
世ダライ・ラマ』であると認定しました。
しかし、チベット人は誰も信用しませんでした。
特に、ラサン・ハーンの同族である青海ホシュート部族の有力者も同様で
した。
青海ホシュート部族は、現在の中国・青海省に住むオイラートの部族です。
彼らは、1708年9月に東チベットに生まれた男子を『第六世ダライ・
ラマ』の生まれ変わりであるとして、康熙帝に保護を求めました。
康熙帝は積極的には保護をしませんでしたが、将来の利用価値を考えて、
その男子を現在の中国・青海省の西寧(せいねい)のクンブム大僧院に移し
ました。
この男子が後の『第七世ダライ・ラマ』と承認されました。
●ガルダンの甥、登場
ガルダン亡き後のズンガル部族と清朝は、20年近くは平和な関係が続き
ました。
当時のズンガル部族はガルダンの甥のツェワンラブタンが部族長でした。
ツェワンラブタンも叔父のガルダン同様に、チベット仏教ゲルクパ派の熱
心な信者でした。
当時のチベットは、ホシュート部族長のラサン・ハーンの統治下にあり、
それは清朝の影響下にあったのです。
この状況は、ツェワンラブタンの好むところではありません。
ツェワンラブタンはチベットをズンガル部族の支配下におく計画を立てま
した。
その力となるのが、チベット人、青海ホシュート部族のラサン・ハーンへ
の反感です。
●ズンガル軍、ラサへ進撃
1717年6月、ズンガル軍がラサに向って進軍を開始しました。
ズンガル軍は、途中で進撃を食い止めようするラサン・ハーンの軍を撃破
して、ラサを占領しました。
ラサン・ハーンはポタラ宮に篭城しましたが、同年12月、壮烈な戦死を
とげました。
しかし、チベットの情勢は、すぐには北京には伝わりませんでした。
それほど、チベットは北京から遠かったのです。
ズンガル軍は、ゲルクパ派以外のチベット仏教の寺院を略奪破壊し、僧侶
を殺したり追放しました。
このため、チベット人はズンガル軍に憎しみの目を向け始めました。
1720年、チベットの状況を知った康熙帝は、清朝の保護下にあった『
第七世ダライ・ラマ』を承認しました。
清朝軍は『第七世ダライ・ラマ』を擁して進撃し、ラサ市民の歓呼を浴び
てラサに入城しました。
●清朝の『保護』の始まり
チベットはズンガル軍からは解放されましたが、新たに清朝の『保護』が
始まりました。
その『保護』は200年間続きました。
清朝はラサに『駐蔵大臣』という名の高官を駐在させました。
チベット人は『駐蔵大臣』を『アンバン』と呼びました。
その『アンバン』をチベット人は「主人でなく、客人である」と認識して
いました。
『駐蔵大臣』は現在でいえば『大使』かも知れません。
清朝皇帝とダライ・ラマは、相互に権威を認めあっていました。
清朝皇帝はダライ・ラマの保護者であり、ダライ・ラマは清朝皇帝の導師
でした。
その関係は、1913年2月14日、『第十三世ダライ・ラマ』がチベッ
トの独立を宣言するまで続きました。
チベット史入門は、今回で休載といたします。
現代につながるチベット史入門は、後日にお送りします。
次回からは『中国史、裏切り者列伝』の予定です。
★★ 『水虫』よ、さようなら! ★★
ほとんどの地域は『梅雨入り』で、うっとうしい雨の季節が続きます。
これが過ぎれば太陽がきらめく夏本番です。
しかし、雨よりも悩むものをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
それは『水虫』です。
この言葉を聞いただけで、足がかゆくなる方もいます。
たしかに『かゆみ』は『いたみ』以上に、つらいものです。
少しの知識、そして行動力があれば、水虫を直すことができます。
水虫歴が長い人、短い人、そして『かゆみ』から解放されたい人のために。
⇒ http://www.1mgkk.com/m/401228/mla75516.html
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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第400回)(2008年06月13日号)
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