2008.06.27
冷熱ジャーナル 2008年6月25日
堺市・関西電力・シャープ
臨海部のメガソーラー発電計画で合意
約28MW、世界最大級の太陽光発電規模
シャープは6月23日、堺市、関西電力と大阪府堺市臨海部に
おけるメガソーラー発電計画を共同で推進することで合意した
と発表した。
同計画では、「堺第7−3区太陽光発電所(仮称)」(発電出力:
約10MW)と「堺コンビナート太陽光発電施設(仮称)」(発
電出力:最大約18MW、当初約9MW)のメガソーラー発電を予
定している。
堺市西区の産業廃棄物埋立処分場「堺第7−3区」では、関西
電力が太陽光発電所を建設。「堺コンビナート」では、シャー
プと進出企業によるコンビナートの各工場の屋根上などにシャ
ープと関西電力グループが共同で太陽光発電施設を設置、コン
ビナート内で自家消費電力として使用する。
同発電施設には、シャープが平成22年3月までに稼動を予定し
ている太陽電池新工場で生産する薄膜シリコン太陽電池モジュ
ールを採用する予定。この堺市臨海部に建設される2つの発電施
設の出力をあわせると約28MWで、世界最大級の太陽光発電規
模となる。
日立製作所
新小型水素センサを開発
白金とチタンの薄膜積層構造
日立製作所は6月19日、トランジスタの一種であるSi-MOSFET
(シリコンをベースとする金属−酸化物−半導体電界効果型ト
ランジスタ)の特性を利用した水素センサのセンサ部分に、白
金とチタンの薄膜積層構造を用いた新しい小型水素センサを開
発したと発表した。
この水素センサは、濃度1000ppm以上の水素を約1秒で検知可
能、熱や湿度にも強い。試作センサでの寿命加速試験で3年以上
使用できる見通しも得た。半導体ベースで、現在普及している
半導体製造装置で製造でき量産性にも優れる。発電の際に二酸
化炭素を排出しない、地球に優しいエネルギーとして注目され
ている水素を安全に利用するためのキーデバイスになると期待
されている。
これまでも水素を検知するセンサ部分に白金を使用した水素
センサの研究が進められてきたが、白金はパラジウムと比べ感
度が低く絶縁膜上では極めてはがれやすい。白金と絶縁膜の接
着性を高めるために、バリアメタルという接着性のある素材を
白金と絶縁膜の間に塗布する方法が開発されているが、白金と
バリアメタルが反応し水素センサとして動作しないという問題
があった。
同社はバリアメタルとしてチタンを採用、白金の膜構造と製
造工程の分析と改良を重ねて、白金をゲートに使用しても高い
感度で反応、白金がはがれにくい特長を持つ水素センサを開発
した。センサ部の大きさは2.0mm×2.0mmと小型で、トランジス
タが動作するしきい値電圧のバラツキも極めて小さい。
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