2008.04.13
《言葉拾い》つかぬこと
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☆ ★ 言 葉 拾 い ★ ☆
2008/04/13 No.113
毎週日曜日配信
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つれづれなるがままにあやふやな認識の言葉を見直していきたいと思います。
ゆるゆると言葉に想いを馳せてみる一時でもあります。
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■ つかぬことを伺いますが ■
「つかぬこと」とは、
「あとに続く」という意味の「つく」を否定した言葉。
話の流れにそうことではありませんが、と断りを入れることです。
「前の話と関係のないこと」、
「だしぬけのこと」、「突飛なこと」という意味になります。
相手が予想していないようなことを切り出すときに用います。
最近の会話を漏れ聞くと、
お互い言いたいことをしゃべっているだけで、
会話になっていなくて、あっけにとられてしまうことがあります。
それでいて誰も怒るでもなく、
ニコニコと会話が平行線で続いているのですから不思議です。
彼らの辞書には「つかぬこと」は存在しないことでしょう。
私は話を聞いてくれないと口を閉ざしますね。
そのかわり人の話もちゃんと聞きます。
内容によっては、聞いたフリの時もありますが。
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■ 編集後記 ■
今でこそ映画はレンタルばかりで、
映画館まで足を運ぶことは めったにありませんが、
昔は映画から何かを吸収しようという情熱で、
熱心に映画館通いをしていました。
そんな映画好きな私が上映前に映画館が暗くなると、
映画の期待感でワクワクしているにもかかわらず、
物悲しい気分になってしまうのです。
毎回必ず。
なぜなんだろうと、長いこと不思議でした。
この解答が得られたのは、ずいぶん経って母の昔語りからでした。
それは私が幼少の頃、母が私を連れて映画館に行った時のこと。
映画が始まる直前に母が急用で呼び戻されてしまって、
私を近所の人に預けて帰ってしまったのです。
私はもう火が着いたように泣き続けたそうです。
預けられたおじさんは映画どころではなく、お気の毒。
当時の私は、暗がりの映画館に置き去りにされて、
死ぬほど心細かったにちがいありません。
その時の映画館内の暗闇と心細さが強烈に心に刻まれてしまったのでしょう。
こういう傷ともいえない現象もトラウマ(心的外傷)といっていいのでしょうか。
その後、原因がわかってからか、時間的経過によるものかわかりませんが、
いつのまにか悲しい感情は消えていきました。
幼い時に刻まれた記憶や経験は思いのほか深いところに残っているものですね。
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発行者 :空 凛(ソラリン)
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