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2008.07.01

【人間力】致知出版社社長の「小さな人生論」vol.26


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            〜月刊『致知』おかげさまで創刊30周年〜
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                     2008/7/1 特別号
                     発行 (株) 致知出版社
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■致知出版社社長の「小さな人生論」vol.26
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 いつも「人間力・仕事力が確実にアップする致知出版社メルマガ」を
 ご愛読いただき、誠にありがとうございます。
  本日は致知出版社社長によるコラム「小さな人生論」をお届けします。

  ※「社長メルマガ」は、毎月1日と15日に配信しています

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        浦島太郎 その2
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先日の浦島太郎の続きです。
(※前回の内容をまだ読んでいない方はこちら)
→ http://ameblo.jp/tiisana-fan/

その前に、私が経営計画大会でどうして
浦島太郎の話をしたのかといいますと、
『致知』が今年創刊30周年を迎えるからです。

私は創刊の時からこの雑誌の編集に携わってきましたが、
はっと振り返ったら30年の歳月が流れていた。
実に、一瞬の30年です。
まさに、浦島太郎です。
そういう思いがあっての話題でした……

想像するに、浦島太郎が竜宮城に行ったのは
20代か30代の元気旺盛の頃だったと思います。
それが帰ってきたら、故郷は一変、
知っている人も一人もいない。
それで太郎は困り果て、玉手箱を開けてしまい、
おじいさんになってしまったわけです。

もし仮に、太郎が昔を振り返ったり、
なつかしがったりしないでいたら……

つまり、知る人がなく、思い出の風景がなくとも、
そういうことに頓着せず、自分は若いし、体も健康なのだから、
この環境の中でまた新しい人生を精一杯に生きてみよう――
そういうふうに決心したら、太郎は困ることもなく、
従って玉手箱をあけずに、若い体のまま、
新しい人生の一歩を踏み出していくこともできたのです。

つまり、浦島太郎の話が私たちに教えているのは、
人は須らく
「いま」「ここ」に生きよ、
ということではないかと思うのです。

過去を思うな
未来を願うな
今なすべきことをなせ

と釈迦はいっています。
過去はよかったとか、あの時こうすればよかったとか、
過ぎ去ったことにいつまでもとらわれていてはいけない。
また、まだ来ない未来のことに思いをはせ、未来に振り回されてはいけない。
それよりもいまなすべきことを確実になせ、ということです。

この釈迦の教えを凝縮したのが禅ですが、
禅の教えの極意は
「いまここに全力投球して生きる」
ということに尽きるのではないかと思います。

浦島太郎の物語が幾時代を経て残ってきたのは、
そういうメッセージを私たちの祖先も無意識のうちに
感受し、それに共感していたからではないかと思うのです。

以上私見ですが、私が経営計画発表大会で話した
浦島太郎の話です。

『致知』の4月号で、境野勝悟氏と青木新門氏が
対談しています。両氏は70代ですが、同窓会に行くと、
昔の話と孫の話、病気の話しかしないが、
そういう人たちは「いま」を生きていないと
喝破されています。

各人達人といわれる人は何歳になっても、
「いま」「ここ」に完全燃焼しています。

平澤興先生(京大元総長)の言葉があります。
「今が楽しい。
今がありがたい。
今が喜びである。
それが習慣となり、天性となるような生き方こそ最高です。」

平澤先生自身が89歳までそういう人生を歩まれた方です。
私たちもそういう人生をめざしたいものです。


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■境野勝悟氏&青木新門氏の対談記事(『致知』2008年4月号)
→ http://www.chichi.co.jp/monthly/200804_pickup.html

■平澤興先生の本 『生きよう今日も喜んで』
→  http://www.chichi-book.com/book/selection/0717.html
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□ これまでの社長メルマガの内容はこちらから
→ http://ameblo.jp/tiisana-fan/
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