2008.06.23
世界投資探検Vol.104 【邦銀の欧米銀投資】 > サブプライム後の果実を狙う?!
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************************************** 2008/6/23 (第104号)*****
こんにちは、「世界投資探検」ナビゲーターの木戸です。
2週休刊の後での配信となります。皆様いかがお過ごしでしたしょうか。
休暇で訪ねた山形の東根では真赤なサクランボが収穫を待つばかりとな
っていました。これから実が大きく甘くておいしいサクランボが出回る
季節です。
皆さまにとって今週もすばらしい1週間でありますように!
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「本日の話題」・・今回メルマガのテーマ
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■□ 【邦銀の欧米銀投資】 > サブプライム後の果実を狙う?!
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三井住友銀行による英国第3位の銀行、バークレーズへの出資には驚か
されました。はるか彼方を走っていると思われた英銀に邦銀が有利な条
件で戦略投資を実行したからです。
日本のメガバンク、みずほも今年1月米大手証券メリルリンチに出資し
ました。今回は、今年に入り積極化する邦銀の欧米銀への積極投資の背
景について考えてみました。
・なぜ今日本のメガバンクは欧米銀に積極投資するのか?
日本のメガバンクからみると、サブプライムローン問題の悪影響で高値
の半分、3分の1になった欧米の投資銀行の株価はその本来の収益力か
らみるとたいへん魅力的に映っているのではないか。
現在の株価を基準にするとバークレーズの配当利回りは約11%です。同
銀の収益力ならたとえ減配したとしても、最悪5%程度の配当利回りは堅
いと判断しているのかもしれません。また、中長期の視野で捉え、キャ
ピタルゲインを期待しているかもしれません。
日本の銀行は、バブル崩壊後国内の不良債権処理に追われ、経済のフラ
ット化が進展する中国際展開を怠ってきました。その間、欧米の大手銀
は新興国へ積極的に進出し、グローバル化を進め、収益力を高めてきま
した。サブプライム問題が起る前まではその格差は開く一方でした。
今回の欧米銀の株安は、国際化に出遅れた日本のメガバンクにすれば、
資本の効率性の面でも、ビジネスの国際展開の面でもキャッチアップの
絶好の好機と映っていることでしょう。
サブプライムローン問題の悪影響も半永久的に続くわけではありません。
私たち長期投資家も中長期の視点でポストサブプライムの投資戦略を立
てるべき時期に来ているのではないでしょうか。
売り込まれた欧米の金融機関への押し目買いも一つの戦略投資といえる
でしょう。もちろんこれは成功を保証するものでもありませんし、たと
え成功するにしても株価の大幅なブレに耐えるタフさが要求されるでし
ょうが・・・
●今回の記事関連情報
・三井住友銀行、英バークレイズに出資
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080620AT2Y1900119062008.html
→三井住友銀行が、中東、アジア新興国の投資家に混じって英バークレ
イズに出資することになりました。
・英バークレイズの投資家向け資料
http://www.investorrelations.barclays.co.uk/INV/A/Content/Files/
2008_Spring_Investor_Presentation_290408.pdf
→同者の過去の収益成長の様子や同社のビジネスセグメント、経営目標
などがコンパクトにまとまっていて同社理解をするのに便利な小冊子で
す。
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□■ 今日の名言
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「悲観主義は気分によるものであり、
しかして、楽観主義は意思によるものである。」
アレン
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□■ お知らせ
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◆ 編集・発行責任者 ◆ 木戸 一郎
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