2007.02.28
日本玩具博物館ニューズレター11号
日本玩具博物館ニューズレター11号
(2007年3月号)
館の庭の椿が色とりどりの花を咲かせています。
現在、6号館では「雛の世界」展を開催中ですが、恒例の企画展でもあり、毎
年この時期にご来館くださるリピーターの来館者が多いです。先日もご来館くだ
さった親子が、「昨年出品されていた大好きな添え人形が出品されていない。」
とおっしゃられ、資料に愛着をもってご来館くださっていることがよくわかりま
した。 毎年同じ資料が出品されるわけではありませんので、出品資料について
はお問い合わせいただければ幸甚です。
また、初公開の江戸時代後期の源氏枠御殿飾りは奥行きがあり大型のため、当
館の展示ケース内には展示できないので、ランプの家で3月4日までの期間限定の
展示です。
ところで、たばこと塩の博物館(東京都渋谷区神南1-16-8)企画展「和の布遊
び ちりめん細工の世界」でも、「第三部 雛祭りとちりめん細工」のコーナー
で、当館所蔵の桧皮葺御殿飾りをご覧いただいています。
当館1号館で3月3日から「ままごと道具の今昔」展も始まりますが、展示入替
も終了し、3月1日からご覧いただけます。雛の勝手道具も展示します。
うららかな春の一日、当館のお雛さまに会いにきてください。
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目 次
今月のおもちゃ
「ままごと道具の今昔」展のご案内
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【今月のおもちゃ】
土雛の段飾り(兵庫県宍粟市関宮町/昭和初期)
http://www.japan-toy-museum.org/news.html
3月3日を過ぎると、人形店や百貨店の店頭から雛人形は姿を消し、雛祭りは終わ
った印象が強いのですが、当地をはじめ、全国の広範は地域では、旧暦の季節感を
重視して、今もひと月遅い4月3日に雛祭りが営まれています。
江戸時代中期、都市部で興隆しはじめた雛祭りは、やがて日本全国に伝播し、江
戸時代の終わりには地方の町々や農村部などでも桃の節句を祝うようになっていき
ました。ところが、地方の庶民には、豪華な衣装の雛人形など簡単に入手すること
はできません。そこで登場したのが土製の雛人形です。粘土を型で抜き、素焼きを
した後、彩色して仕上げるもので、身近な材料で量産でき、安価なことから、全国
で作られるようになります。
兵庫県内にも産地がいくつか生まれました。丹波は氷上町の稲畑土人形、但馬は
関宮町の葛畑土人形、播磨では上月町の早瀬土人形です。江戸末期から製作され、
明治時代の終わりから大正時代にかけて最盛期を迎えますが、稲畑土人形以外はす
でに廃絶してしまいました。
写真は、昭和40年代前半に関宮町の個人宅で撮影した葛畑土人形の飾り付けの情
景を、今、6号館で開催中の『雛の世界』展で再現しているものです。黒い布の上
に、地元で「つちびいな」と呼ばれる内裏雛を飾り、八重垣姫、舞い娘などの女物
の人形と、神功皇后と武内宿禰、力士などの男物の人形が添えられています。
ここでは雛祭りは女児だけでなく、男児のための祭りでもあったのです。しかし、
年中行事が画一化され、同じ様式の雛人形が全国に流通し始める高度経済成長期を
境に、このような個性的な雛祭りは行われなくなってしまいました。
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「ままごと道具の今昔」展が始まります!
今回の展示では、日本におけるハレの日のままごと道具として、桃の節句に登場
する「雛の勝手道具」や「雛料理の器」を取り上げ、時代を追って展観します。
また、近代日本の日常のままごと道具の中から、明治・大正・昭和、各時代の代
表的な資料を展示して、それらを通して時代の移り変わりをたどります。セットさ
れ一式物として売られていた各時代の展示品の中には、今はすでに使われなくなっ
た道具がのこされているものがあったり、子どもの夢を反映して、その時代最新の
台所道具が付加されているものがあったり…と、歴史資料としても見るべきものが
あります。
時代色のある数々のままごと道具を展観しながら、それらを使った女児たちの姿
にも思い巡らせてみてください。
■展示総数 約200組
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日本玩具博物館利用案内
開館 午前10時〜午後5時
休館 水曜日
入館料 大人500円 学生400円 こども200円
(団体20名以上は2割引、100名以上は3割引となります)
交通 JR播但線香呂駅から徒歩13分
播但有料道路船津ランプから車で5分
詳細地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.54.15.451&el=134.44.52.979&la=1&fi=1&pref
=%ca%bc%b8%cb&kind=%bd%bb%bd%ea&skey=%c9%b1%cf%a9%bb%d4%b9%e1%bb%fb%c4%ae%
c3%e6%bf%ce%cc%ee671-3&sc=4
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発行元のホームページ: http://www.japan-toy-museum.org
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発行: 日本玩具博物館
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