2007.03.30
日本玩具博物館ニューズレター12号
日本玩具博物館ニューズレター12号
(2007年4月号)
春休みに入り、館内には子どもたちの笑い声が響くようになりました。
当館の入口では、アブラチャンやトサミズキの黄色い花が出迎え、今の季節は
、館内に植えられた様々の種類の椿が花を咲かせ、さながら椿園のようです。
たばこと塩の博物館(渋谷区神南)での「和の布遊び ちりめん細工の世界」
展も好評です。4月8日(日)までの開催です。
当館6号館でも、「雛の世界」展から「端午の節句飾り」展に入れ替わります。
ご家族でぜひご来館ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目 次
今月のおもちゃ
初夏の特別展「端午の節句飾り」展のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【今月のおもちゃ】
ままごと道具セット(日本・昭和初期〜10年代)
http://www.japan-toy-museum.org/news.html
紙の小箱に様々な道具を詰めて紐で結び、ままごと道具が一式物として販売さ
れるようになるのは明治末期の頃。写真は昭和初期から10年代にかけて、太平
洋戦争が始まる前に作られたままごと道具セットです。花柄の赤いちゃぶ台に、
提げ重、まな板と包丁、コンロ、しゃもじ、たまじゃくし、おろし金、茶碗、箸、
小皿、土鍋などが本物の道具の素材もそのままに小さく作られています。箱の表
には、おかっぱ頭の女の子がまな板の上で野菜を刻んでいる愛らしい絵が描かれ、
当時の暮らしの様子を彷彿とさせます。こうしたままごと道具セットを買っても
らった女の子は、紐を解いて道具をばらばらにし、包丁で土筆を刻んだり、小さ
なお鍋にレンゲソウやタンポポの花を入れ、箸で食べるふりをしたりして、まま
ごと遊びを楽しみました。
おもしろいことには、ちゃぶ台の大きさに対して、箸や包丁などが大きく作ら
れています。実際に女児たちが手に持って動作を楽しみたい道具は、子どもの手
の大きさに合わせたサイズで作られ、水屋や座布団など、背景となる小道具は、
小さく作られていることが多いのです。これは、ヨーロッパのままごと道具が、
すべての縮尺率を揃えてセットされているのと比べてみると、非常に興味深いこ
とです。
ままごと道具セットは、戦後になると、箸や土鍋、おろし金などの代わりに、
ナイフやスプーン、フォーク、フライパンなどがセットされ、欧米文化を進んで
取り込んでいくこの頃の時代の様相を映しています。またガスレンジから電子レ
ンジやオーブン、トースター、食器乾燥機…と、昭和時代の電化製品発展の様
子もままごと道具セットの中から伺うことが出来ます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆端午の節句飾り展のご案内
●会期 2007年4月21日(土)→6月12日(火)
●会場 当館6号館
明治・大正・昭和の各時代に、都市部で人気を博した武者人形や甲冑飾り、約
25組を展示し、時代の特徴を探ります。明治・大正時代は、江戸時代の流れを受
け継ぎ、大将と従者の武者人形が主人公で、甲冑飾りはむしろ脇役だったのが、
戦後になると、甲冑飾りの方が主、武者人形は小型化して座敷飾りの下部に飾ら
れるようになります。今ではあまり見かけることのなくなった明治・大正時代の
大型の武者人形は本展の見どころです。
あわせて、今回は、江戸末期から明治・大正時代を経て、昭和初期にいたるま
で、地方の村々で歓迎された土製や張子製の金太郎や武者人形、相撲人形、虎な
どの飾りものを展示し、地方色が豊かだった時代の端午の節句飾りについてご紹
介します。
■展示総数 約350点
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本玩具博物館利用案内
開館 午前10時〜午後5時
休館 水曜日
入館料 大人500円 学生400円 こども200円
(団体20名以上は2割引、100名以上は3割引となります)
交通 JR播但線香呂駅から徒歩13分
播但有料道路船津ランプから車で5分
詳細地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.54.15.451&el=134.44.52.979&la=1&fi=1&pref
=%ca%bc%b8%cb&kind=%bd%bb%bd%ea&skey=%c9%b1%cf%a9%bb%d4%b9%e1%bb%fb%c4%ae%
c3%e6%bf%ce%cc%ee671-3&sc=4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元のホームページ: http://www.japan-toy-museum.org
メール配信解除:http://www.japan-toy-museum.org/news.html
発行: 日本玩具博物館
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して
発行しています。 http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000196092)
まぐまぐメールマガジン解除 http://www.kaijo.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
シ友達にメールで教える
アート・文芸ランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ