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日本玩具博物館ニューズレター


2007.05.30

日本玩具博物館ニューズレター14号


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             日本玩具博物館ニューズレター14号
                        (2007年6月号)


 当館西側公園のセンダンの大木が薄紫の小さな花を咲かせています。館の周辺
は新緑に覆われ、まもなく紫陽花の花の季節です。
 今春、たばこと塩の博物館での「ちりめん細工の世界」は皆様に大変喜んでい
ただきましたが、今夏、7月21日(土)〜9月2日(日)まで、鹿児島市の長島美術
館で当館出品による「なつかしのおもちゃと四季のちりめん細工」展が開催され
ます。
 当館の所蔵品が遠く鹿児島の地で展示されるのは初めてのことです。明治から
昭和までの懐かしいおもちゃの数々や和の手芸品ちりめん細工の数々を鹿児島の
皆様方にも喜んでいただけるよう、その準備を進めています。


 
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 目 次
 

   今月のおもちゃ

      

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【今月のおもちゃ】
       
        ブリキの金魚(日本/昭和20〜30年代) 

        

 金魚は、室町時代に中国から伝わり、江戸時代には現在の大和郡山市で養殖が
始まったといわれています。中国では、今でも金魚は「お金が貯まる」縁起物で、
節日にはその絵を玄関などに飾って家の豊かであることを祝う地方もあります。
日本では、夏の風物詩のひとつとして古くから愛されてきました。

       http://www.japan-toy-museum.org/news.html

 写真は、ブリキ製の金魚で昭和20年代から30年代にかけて作られたものです。
この時代は、子ども達の水遊びの友人であり、お風呂に浮かせて遊ぶ「浮きも
の玩具」の代表選手でもありました。

 ブリキの金魚が誕生したのは、明治末期のこと。玩具製造業者が、輸出向け
に「金魚のがらがら」をブリキで製作し、大量の受注を受けたところ、1911(明
治44)年に起こった中国での辛亥革命(清朝の滅亡/孫文による中華民国建国)の
騒ぎで、ほとんどがキャンセルとなってしまいました。季節は12月。生産業者
は知恵をしぼり、がらがらの持ち柄を取り外して、お風呂の浮きもの玩具とし
て売り出したところ、大人気を博したということです。江戸時代終わりの頃か
ら、「陶器の浮き金魚」はよく知られた子どもの玩具で、それがヒントになっ
たことと思われます。水に浮かべて遊ぶ玩具のはずが、振ると中に入れられた
数個の小石がガラガラと音を立て、もとは「鳴りもの玩具」であったことを主
張しています。

 さて、先日、筆者は、姫路市立美術館で、中国からインドシナ半島にかけて
居住する少数民族の衣裳をテーマにした特別展『太陽と精霊の布』を見学した
のですが、その中で、雲南省大理州魏山県のペー族の子ども達がかぶる帽子に、
ブリキの金魚そっくりの造形を見つけて、あっと声をあげました。三つに分か
れた金魚の尾びれは、子どもの首の後ろ側を保護し、前頭部には丸く愛らしい
両眼、頭頂にかけては五色の糸で鱗が鮮やかに刺繍されていました。ブリキの
金魚におけるユニークで印象的なデザインは、ひょっとすると、金魚の渡来先
でもある中国の影響を受けたものかもしれないと、その誕生のエピソードを振
り返って、あらためて追求したくなっています。

    
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日本玩具博物館利用案内


開館  午前10時〜午後5時

休館  水曜日

入館料 大人500円 学生400円 こども200円
    (団体20名以上は2割引、100名以上は3割引となります)

交通  JR播但線香呂駅から徒歩13分
     播但有料道路船津ランプから車で5分


詳細地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=34.54.15.451&el=134.44.52.979&la=1&fi=1&pref
=%ca%bc%b8%cb&kind=%bd%bb%bd%ea&skey=%c9%b1%cf%a9%bb%d4%b9%e1%bb%fb%c4%ae%
c3%e6%bf%ce%cc%ee671-3&sc=4 


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 発行元のホームページ: http://www.japan-toy-museum.org
 メール配信解除:http://www.japan-toy-museum.org/news.html
 発行:  日本玩具博物館 
 
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