だれでもハズレは観たくない〜幅広く新旧映画紹介〜 |
2008.05.05
週刊『だれでもハズレは観たくない』第91号 GW特別号
劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、
日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。
1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!!
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◇ 週刊「だれでもハズレは観たくない〜幅広く新旧映画紹介〜」
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◇ 第91号 GW特別編Part2 2008.5.5
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◇ 主宰 slow
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●はじめに●
いよいよGWも後半に差し掛かりました。
皆さんはどのように過ごされましたでしょうか。
わたしは仙台にやってきて一年ちょっとが過ぎましたが、東北にいるあいだに
みちのくを満喫したいと思いまして、今回は気仙沼大島と岩手県の花巻・遠野を
訪れてみました。気仙沼大島に亀山ロープウェイというのがありまして、
山頂まで12分ほどの一人乗りリフトなのですが、両脇の桜が舞い散る中、眼下に
広がる絶景はたまりませんでした。
緑の山々と、きらめくビロードのような青い海。
映画のワンシーンにしたい景色でした。
「メルマガ発行部数200部突破記念」
2006年7月に発行を開始して以来、少しずつ読者の皆様に登録していただき、
第89号発行で、ついに200部に達しました。わたしは自分のサイトを
持っていないため、完全に本メルマガのみでの活動でしたが、
小さな活動ながら、200人もの方に登録していただけていることを
大変うれしく思います。ありがとうございました。
これから先も、少しでも皆さんのお役に立てるようなレビューを書いていきます。
●本日のラインナップ●
■1■『フィクサー』(劇場公開中)
■2■『恋愛小説』(レンタル中)
■3■『マッハ!!!!!!!!』(レンタル中)
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『フィクサー』(劇場公開中)
ある法律事務所で、もみ消し屋(フィクサー)としてトラブル解消を担当する
弁護士が、同僚の弁護士の奇行を追ううちに大きな陰謀へと巻き込まれていく。
ジョージクルーニー主演の社会派サスペンス。
ここ最近映画館での上映作品は、子供向けというか、ちょっとふざけすぎな
ものが増えてきたなあという印象があります。
そんな中で、『フィクサー』ならちゃんとしてそうだという期待を胸に
鑑賞してきたのですが、
残念ながらわたしには難しすぎました・・・。
これまでにそれなりの数の映画を観てきているのですが、
いやはやいやはや、なんともわかりにくい映画でした。
ジョージクルーニー演じる弁護士の人間くささはわかるのですが、
肝心の「フィクサー」としてのはたらきっぷりがまったくといっていいほど
描かれておらず、ただハメられていく過程が続きます。
クライマックス付近のエピソードを序盤にもってくるなど、時間軸の入れ替えが
よりいっそうストーリーをわかりにくくしているように思いました。
途中何度か意識が遠のいてしまいました。
アカデミーっぽさ(?)を出してのことかもしれませんが、もう少し
エンターテインメント色をだしたほうが楽しめるでしょう。
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『恋愛小説』
もともとはWOWOWで作られたドラマだったのですが、反響が多かったため、
2004年に劇場公開されたという作品です。
残念ながらその当初のことは全く知りませんでしたが、ここ最近注目中の
玉木宏と、『死神の精度』に出ていた小西真奈美のラブストーリーということで
興味を持ちました。何ケ月か前からレンタルで見たいと思っていたのですが、
なぜか毎週毎週、わたしがいくといつも貸し出し中になっていました。
前号で触れたばかりですが、それがようやくこのタイミングで借りることが
できました!やった。
小さいころから、親しい人がみんな事故や病気で亡くなってしまったせいで、
まわりからは「死神」と呼ばれてきた少年。そして少年は、成長し、だれとも
かかわりを持たず、両親の遺した屋敷でひっそりと暮らしていた。
そんな影のある青年を演じるのが、玉木宏。彼は大学で知り合った男に
自分の遺言書の作成を依頼する。
このあらすじでピンときた人は、『死神の精度』、映画か小説でみましたね。
そうなんですよ。くしくも「死神つながり」であり、親しい人が事故で亡くなって
いる点も共通しているんです。『死神の精度』では小西真奈美演じる
女性の不幸として描かれていました。
『恋愛小説』原作を収録した『対話編』(金城一紀・作)が先なので、
ひょっとしたら『死神の精度』の伊坂幸太郎が『対話編』から
インスピレーションを得たのかもしれません。
それはそれでステキな流れであると思います。
玉木宏・宮崎あおい主演の『ただ、君を愛してる』(すばらしい作品!
ラブストーリーの真骨頂!)も、もともと『恋愛写眞』と主人公たちの
名前や大枠の設定を継承して作られたものでしたが、それでも
独自の世界観を創りあげていましたので。
おっと、話がそれました。
ストーリーについてですが、物語中盤で、玉木宏によって語られる
小西真奈美との出会いのエピソードはとてもよかった!!
『死神の精度』の役柄とは対極の、活発な小西真奈美。
玉木宏もそうですが、芸達者というか、芸の幅が広いですね。
ひとを拒む感じの玉木宏と、芯が強くぐいぐい進む小西真奈美。
描かれるエピソードはごく普通のカップルのようでありながら、
「死神」と呼ばれ心を閉ざした玉木宏の少年時代のエピソードが
前半で痛いほど描かれていたため、2人の幸せな様子が、
観ていてとても美しく、そしてせつなかったです。
ラストは決してハッピーではありませんが、小西真奈美の残した
メッセージが明らかにあるくだり、心にぐっときます。
この作品の世界観に好意をもった方は、こちらの作品もオススメです。
『Love Letter』(岩井俊二監督、不朽の名作)
『ただ、君を愛してる』(近年まれに見る超ピュアストーリー)
『GO』(金城一紀原作、柴咲コウはこの作品がイチバン)
上記の作品はすべてわたしの中の「日本映画ベスト10」に入ってます。
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『マッハ!!!!!!!!』
ある番組で関根勤さんが、今まで見た映画の中での生涯ベスト3の一本と
して挙げていて興味を持った作品です。
小さいころからジャッキー・チェンを見て育ったので、カンフーアクションは
めちゃめちゃ好きだったのですが、ジャッキーがハリウッドに進出して何年か後
くらいからだんだんとこういう作品から離れてしまっていました。
2004年公開、タイの大ヒットアクションです。
すでに観ている方も多いでしょうから、いまさらながらのご紹介に、恐縮です。
主演のトニー・ジャー。
すごいですねえ!すごすぎる!ジャッキー・チェンの再来といわれていますが、
本気で、若き日のジャッキーに勝るとも劣らぬアクションです。
彼のはカンフーでなくムエタイなのですが、車をジャンプで飛び越えたり、
火の中からとび出てきたり、本人自身がジャッキーにあこがれてこの世界に
入ったというだけあって、常人をはるかに超越した動きに、一瞬で魅了されます。
トニー・ジャーと彼をとりまくスタッフたちの信条。
1.CGをいっさい使わない
2.ワイヤーをいっさい使わない
3.スタントマンをいっさい使わない
4.編集によるアクションシーンの早回しをいっさい使わない
5.アクションはムエタイで戦う
見事というほかないでしょう。
個人的にすごいと思ったのは、トニー・ジャーの連続回し蹴り。
わたし、格闘技にはうるさいですが、彼の回し蹴りには度肝を抜かれました。
必見!!
同じ村出身のダメダメ最低男の最後の男気にも心を打たれました。
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●あとがき●
わたくしごとで恐縮ですが、本日ちょうど結婚3周年を迎えました。
いい人と出会えて3年楽しく暮らせて、感謝です。
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