だれでもハズレは観たくない〜幅広く新旧映画紹介〜 |
2008.05.24
週刊『だれでもハズレは観たくない』第93号
劇場公開中の新作・話題作からレンタル中の隠れた名作・おすすめ作品まで、
日本映画・アジア映画・洋画とジャンルにとらわれません。
1万本の映画の中から、とっておきをご紹介!!
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◇ 週刊「だれでもハズレは観たくない〜幅広く新旧映画紹介〜」
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◇ 第93号 2008.5.24
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◇ 主宰 slow
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●はじめに●
ここ最近急に暖かくなってきましたね。いや、むしろ暑いといっても
よいくらいでしょうか。昨年の仙台はかなり過ごしやすかったのですが、
今年はすでに長袖ワイシャツ腕まくりの日々です。
(半袖着ろってはなしですが)
●本日のラインナップ●
『アフタースクール』
出演:大泉洋・堺雅人・佐々木蔵ノ介・常盤貴子
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
『アフタースクール』
ここのところあまり心引かれる映画が公開されていなかったのですが、
そんな中で、予告編のストーリーのつかみどころがなく、
特に気になっていた作品が『アフタースクール』でした。
探偵の話!? か!? な!?
という程度しかあらすじが公開されていませんでしたが、
いやはや、いやはや、
この作品、ストーリーを全く知らずに観てよいと思います。
作り手もそれを望んでいるからこそ、ああいった予告編にしているのでしょう。
前知識は要りません。
中学の下駄箱のファーストシーンの甘酸っぱい感じからスタートし、
なにやらくせのある会話と、しっくりこない人間関係に引き込まれます。
大泉さんはホントいい味だしてますね。
とぼけた会話の一つ一つがいちいち笑えます。
物語の中盤は、佐々木蔵ノ介演じる探偵(ダークなお仕事引受人)と
大泉さんがメインとなりますが、堺さん演じる「木村」がどこへ行ったのか、
目的はなんなのか、サスペンス・ミステリとして、
お客さんも一緒になって考えることができます。
そして、クライマックス。
なるほど!! そういうことか!!
どんでん返しと納得のオチが待っています。
会話にも人間関係にもさまざまなところに伏線が張り巡らされており、
感動というよりは「感心」しますね。
涙は出ませんが、この緻密なストーリーテリングには脱帽です。
とくに、大団円かと思った中学でのシーンのあと、
エンドロール直前のエレベーターでの会話がおもしろい!!
伏線の総まとめということで、ファーストシーンとラストシーンが
カチッとくっつき、観ているお客はニヤッとするのでした。
小品ながら、「よくできた話」であります。
ドラマ『薔薇のない花屋』、映画・小説『アヒルと鴨のコインロッカー』
が好きな人にはオススメ!とりわけ『アヒルと鴨』は、音楽や映像にも
哀愁があり、ステキな作品ですよね。
また、緻密な作品が好きだという方は、今年上半期公開ののオススメ作品
『バンテージポイント』、DVDがレンタルされましたらぜひご覧ください。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
●あとがき●
大相撲夏場所、角番大関琴欧州の優勝。
ここ何場所かずうっとふがいない取り組みが多かったですが、
基本所作の改造に取り組み、だれも予想し得なかった初優勝。
人間あきらめてはいけませんね。いやあ、すごい。
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