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関空運輸の物流ゼミナール


2006.12.01

メールマガジン 『関空運輸の物流通信』


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               メールマガジン 『関空運輸の物流通信』


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【INTRODOCTION】
 早いですね。もう今日から12月です。師走というだけあって毎年のことながら
11月12月は、バタバタしてしまい気が付けばもう大晦日ということになっちゃ
ってます。今年も残り31日間。浮き足立つことなく、実のある毎日を送ることを
目標にしていきたいと思います。
 また先日、弊社のメールマガジンをお読み頂いている方から、「もっと物流に
傾倒して書いては?」というご意見を頂き、早速今月号から『物流』というものを
掘り下げて行きたいと思います。皆様もご意見・ご感想などがございましたらどし
どし岡本まで、お申し付けください。
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【トピックス】  
関空運輸ではこの度ホームページを完全リニューアルし11月20日よりWeb上にアップ
させて頂きました。
 
従来のホームページは4年ほど前に、会社案内の役割として製作しました。それは
それで役割を果たし、新規営業先様や同業者様とのネットワーク構築に会社案内
として寄与し、また、ホームページを見たと言う問い合わせも10件程度は頂き、
その内3件は実際の仕事に繋がり、業績の拡大にも寄与してくれていました。
しかし、お恥ずかしい限り、内容的なメンテナンスも全く行わず、現在では全く
間違った情報を垂れ流しにしてしまっていました。
 
そこでこの度ホームページの完全リニューアルを決意し、内容の検討を行って参り
ました。今回のホームページは、当然会社案内としての役割は変わらず保持して
おりますが、意識しているのは営業ツールとしての役割です。
 従来のホームページを見て、お客様から連絡を頂いた時も感じましたが、現在の
ホームページの役割は、取引先を探す時や何か調べものをしようとした時などで、
インターネットの検索エンジンからキーワードを入力して検索し、相手先に
コンタクトを取るといった事が、普通に行われる時代になってきています。
つまり、ホームページは会社の『顔』になっていると感じました。

そこでそれらの対策を行うと共に、情報も適時更新し、正しく、新鮮な情報の発信
に努めてまいります。また、今後弊社が目指す方向も意識して製作致しました。
多少背伸びしている部分はあると思いますが、ビジョン実現に向けて全社員団結
して進んでいく所存です。どうぞ一度ホームページへお越し頂ければと存じます。


     ホームページ  URL http://www.kanku-unyu.com/


                          代表取締役 内畑谷 剛
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  LLL                             LLL
  LLL   VOL.4:DC(在庫保管型センター)について  LLL
  LLL                                         LLL



 
 DC(ディストリビューション センター:在庫保管型センター)の建設ラッシュ
が続いている。物流不動産会社のプロロジス、AMBブラックパイン、オリックス
エステートなどが、その代表例です。
 昔から倉庫業を営んでいる旧大手財閥系の倉庫会社は、今必死に荷主獲得に動いて
います。そのため、1,000坪未満の小さな物流倉庫には、空きがでてきている
ため、賃料を下げて激しい攻防を繰り広げているが、なかなか荷主は獲得できて
いないのが現状です。
 荷主も最近では、DC型センターにストックする商品の選定を厳格化しています。
ある荷主では、商品回転率が10回転/年以下の商品は、DC化しないという徹底
したポリシーを持っています。
 またある荷主は、15,000〜20,000坪クラスのマザーセンターを1ケ所
持ち、300〜500Km圏内にストックポイントとして100〜300坪クラス
の荷捌き場兼一時保管場所としての倉庫を有し、DC化からTC化(スルー型セン
ター)にシフトしています。
 つまり荷主は、在庫の全体的なボリューム金額や量をコントロールし必要なもの
意外は、ストックしないという流れに移行してきています。


 以下は、DC化への今までの一般的な解釈です。

 【DCの一般的な解釈】
  300円の商品×200個 < 300円の商品を250円×2000個
                  ↓
          ボリュームディスカウントで原価ダウン
                  ↓
               粗利益向上 
                  ↓
                 儲かる


 でした。しかしこれは物流の視点から見れば、以下のようになります。

 【DCの物流的な視点】
  300円の商品×200個 < 300円の商品を250円×2000個
                                  ↓
                  在庫量が増え保管料がアップ
                  ↓
                           横持ち費用の増大
                  ↓
                            最終的にコスト増


 上記のようにストックする商品が増えれば増えるほど必要な倉庫面積は、比例し
多くなり、必要以上の保管料+横持ち料がかかってしまいます。例えば以下のように
なります。

 例)通常全店で月間100個売れている販売価格500円のA商品を通常300円
で調達していたものをボリュームディスカウントし、250円で2000個買ったと
します。商品の大きさが縦:50CM×横:100CM×高さ:30CMで、保管料
は、1ケ月3000円/坪、高さ7Mの倉庫とした場合、以下のコストがかかって
しまます。

  式)2000個=0.5M×1M×0.3M=0.15M3
         =0.15M3×2000個=300M3
         =1パレットに10個積載し、ネステナー(保管什器)で3段積み
          6.4坪必要  
         =6.4坪×3000円=19,200円の保管料発生
         =1ケ月に、9.6円/個 のコストが発生
         =全数商品がなくなるまで、20ケ月(1年8ケ月分の在庫)必要
         =全数が、無くなるまで保管料で20万1600円必要
         =101円/個あたりのコストがUP
         =通常300円−ボリュームディスカウント250円=50円


 一見、50円×2000個=10万円安く買い付けたように見えますが、実は、
保管料だけをとっても差し引き10万1600円のコスト増になってしまうのです。
 更に、買い付けの為の金利負担や在庫管理費用、横持ち費用、商品劣化などを勘案
するとコストは、10万1600円から3〜5万円程度更に上昇してしまいます。
 このような例は、あり得ないと思われる方もいらっしゃると思いますが、実在する
のです。私が前職の物流コンサル時代に少なくとも3件は、それに当てはまっていま
した。読者の方々で在庫を保管しているセンターでは、コストダウンのために仕入れ
たDC商品が想定した利益を生み出しているでしょうか。更に単品別に数値管理され
ている企業は、そう多くないのではないでしょうか。

 ここで述べたいのは、在庫の償却期間や在庫金利、管理費用、横持ち費用等々考え
られるありとあらゆるコストを想定して、DC化すべき商品のSKU選定と最も利益
が最大化できる発注量を把握できていますか?ということまのです。

 私は、在庫が要らないと言っているのでありません。適正在庫以上の在庫が要ら
ないと申し上げたいのです。
 今年売れたものは、来年同じ価格で同じ数量売れるとは、限りませんし、営業展開
している周りの状況によって(競合店が近隣に出店・競合店価格政策・売上不振店
の閉鎖等)大きく売上数量は、変化します。
 つまり、これら全てを加味し、DC化を図らなければならないのです。
 しかし、実際にモノを扱っている物流担当者が発注していることはごく稀で、大半
の企業様では、前述のコストを把握しきれていない方々がリベート目的や発注ミス・
政策仕入れなどの理由で在庫を増大させ、蓋を開けたらムダなコストが発生していた
というのが現状です。
 さらに、在庫責任=発注担当部署になっている企業様は、あまり見かけません。
仮に、在庫責任=発注担当部署となっていても形式だけで、物流部署の責任になって
いることの方が多いようです。
 発注した者でなければ、在庫コントロールなどできるはずもありません。よって、
『発注担当部署=在庫責任』にすべきです。更に月次で担当者別の在庫回転率や在庫
日数という指標をベンチマークに在庫管理しなければ、死に筋在庫は減りませんし、
利益も増えていかないのではないでしょうか。



                           必要以上の在庫
                                  ll
            売れ筋商品も必要以上の在庫を持てば、死に筋になる
                                  ll
                 『過ぎたるは猶及ばざるが如し』なのです






                           (文責:岡本 高士)







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