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インドネシア雑感記


2008.02.29

インドネシア雑感記第2弾 Vol.3


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  インドネシア雑感記 第2弾 : 希多 いくと
     Vol.3  2008.2.29(毎週金曜夜配信)
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インドネシアの自然、土地、食べ物、生活、社会などを、エッセイ風の雑感記
として、メルマガにて紹介します。当国の理解に役立てれば幸いです。
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皆さん、こんばんは。
今日は《1.インドネシア・スラバヤにて、から1.3.》をお送りします。


1.3.ぼくはコーヒーが大好き 2002.04.27

 日本が輸入しているコーヒーの産出国は、どこが1番か知っていますか。
「それは当然ブラジルだよ」という答えが、誰からも返ってくるに違いありま
せん。ほんの数年前まではそうでした。
 しかし、今では日本のコーヒー輸入量はインドネシアが1番だと、新聞か何
かで読んだことがあります(*1)。
 皆さん驚くと思いますが、インドネシアは世界でも有数のコーヒー産出国で、
ブラジル・コロンビアに次ぐ3番目(1998年度)の生産量を誇ります(*2)。

 ブラジルのコーヒーは何と言ってもブラジルとブルーマウンテンが有名です
が、インドネシアだってマンデリンやトアルコトラジャと有名なコーヒーがあ
るのです。
 ぼくはコクのある苦いコーヒーが好みで、一番好きなのがマンデリン。だか
らインドネシアと相性がいいのでしょうか。
 酸味の強いモカやキリマンジャロはぼくの口に合いません。まあモカは他と
のブレンドにはなくてはならない存在ですが…。
 でもブルマンは高くてじっくり味わったことがない、というのが本音です。

 ここでコーヒーの品種について。大きくは次のようにアラビカ種とロブスタ
種に分類されます。世界的に有名なモカ・ブルーマウンテンなど名のあるコー
ヒーは、全てアラビカ種になります。
 アラビカ種:原産国はエチオピア、上品な香りで酸味が豊か。高価である。
 ロブスタ種:コンゴが原産地、気候条件や病害虫に対して強いが、味、香り
ともに劣る。独特の苦味(ロブ臭)があり安価。
 インドネシアからのコーヒー輸入量が何故多いのか。それはインスタントコ
ーヒーへの主な用途となるロブスタ種の比率が多く、それが全体としてブラジ
ルと肩を並べるコーヒー輸入量に反映されているのでしょう。

 今のダム候補地の現場付近にはたくさんのコーヒーの木が植えられ、少しず
つ実が赤くなってきています。コーヒーの収穫は年に1度のようです。
 実はぼくが本物のコーヒーの木を見たのは、昨年のベトナムが初めて。そし
て何気なくMicrosoft World Atlas の中にあるコーヒーの統計資料を見て驚き
ました。95年のベトナムの産出量が世界6位(*3)とあったからです。
 そのベトナムのコーヒーはダッチコーヒー様のものすごくどろっとしたもの
でした。朝は3〜4倍に薄めないととても飲めないコーヒーですが、さくらん
ぼの香りの混じった独特の味(*4)は今も忘れられません。

 話を戻します。今でもそうですが、インドネシアではコーヒー銘柄があまり
表示されません。一般にアラビカ種かロブスタ種かの区分しかないのです。
 以前95年の頃は、大きなスーパーの中でシンガSinga というメーカーが豆の
引き売りをしており、その中のトラジャコーヒーはとっても美味でした。
 そこではトラジャとバリの銘柄だけありましたが、他はアラビカ、ロブスタ
の区分だけです。肝心のマンデリンは誰に聞いても判りません。
 その内にこのメーカーは焙煎器械を新しくしてから、豆の煎りが前と違い真
っ黒く油濃くなりまずくなりました。あのトラジャの美味しさが今味わえない
のは、非常に残念でなりません。

 最近では、スラバヤのトゥンジュンガン・プラザ(デパート)にエクセレソ
というコーヒー・チェーン店が入っています。ここではついにマンデリンが手
に入るようになりましたが、これまた豆の煎りが深く、美味しいコーヒーには
ちょっとね、という感じです。
 ここインドネシアでも近い将来、日本のように自家焙煎で好きな煎りのコー
ヒー豆を買えるようになるといいのですが…。


*1:どうもぼくの見間違いかもしれません。最近のコーヒー教会のネット資料
でも、ブラジル・コロンビア・インドネシアの順です。これは生豆のデータで、
1番というのはコーヒーの中間製品などを含んでいるのでしょうか?
*2:近年ではベトナムが生産量を伸ばし、2000年以降はベトナムが3位、インド
ネシアは4位です。(2005年にはベトナムが2位に浮上)
*3:ベトナムは98年に世界4位、2000年に3位となっています。
*4:買ってきたコーヒーの袋にチェリー、カルダモン入りとありました。


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【後記】
 今日は4年に一度しか訪れない日。一日長くてちょっと得した気分がします。
 さて本文のコーヒーのデータは、どこの新聞で読んだかはまったく不明。切
り抜きもないので、日本の新聞かインドネシアの新聞かもわかりません。
 お騒がせするような内容で申し訳ありませんが、当時の原稿のまま掲載する
ことにしました(ひょっとしたら本当かもしれないので)。

 酸味が強かったと記憶しているキリマンジャロ。最近ではAGFマキシムの
キリマンジャロブレンドをよく飲んでいますが結構おいしいですね。
 それぞれのコーヒーの持ち味を生かしたブレンドでいろんな味が組み立てら
れるということは、コーヒーは奥行きがとても広いということなんでしょう。

 では、また来週をお楽しみに。

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