まぐまぐメルマガアーカイブ

インドネシア雑感記


2008.03.28

インドネシア雑感記第2弾 Vol.7


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
  インドネシア雑感記 第2弾 : 希多 いくと
     Vol.7  2008.3.28(毎週金曜夜配信)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
インドネシアの自然、土地、食べ物、生活、社会などを、エッセイ風の雑感記
として、メルマガにて紹介します。当国の理解に役立てれば幸いです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

皆さん、こんばんは。
今日は《2.日本にて(東京にて)、から2.2.》をお送りします。


■2.2.子供を本気で叱るということ 2003.05.13

 髪を真っ白に染めたり、電車の中で人前をはばかることなく化粧する。さら
にはどこにでも座り込んで飲食し、その空き缶やゴミをそのまま放置していく。
 数え上げたらきりのない若者たちの愚行為が、最近目にあまります。「若者
たち」と表現すること自体、自分の立場を象徴しているようですが……。

 何がこの社会で大切か。「人に迷惑をかけない」「最低限の礼儀をわきまえ
る」これが基本原則です。
 ゴミを散らかしても、人前で化粧しても、人に迷惑にならないという歪んだ
性格。いつの頃から日本はこんな風になってきてしまったのか。
 思うに、子供に対し怒るということを社会悪として扱い始めた時に、その萌
芽があったのではないでしょうか。

 良いことと悪いことの区別がつかない若者たち。ひとえに大人たちが「子供
を叱る」という行為をやめてしまったことに、原因があると思うのです。
 例えば、学校の先生が子供を叱ると、子供に言われた父兄たちが騒ぎ出す。
 怒っただけでも「暴力教師」のレッテルがその先生に張られる。学校側でも
父兄会が怖いものだから、従順にならざるを得ない。
 家ではどうかというと、これもひたすら怒ることを抑え、子供を持ち上げる。
これらの積み重ねが、先に述べた無秩序な若者たちをつくりあげた最大の原因
でしょう。

 悪い事は悪いと叱る。その体罰と暴力を履き違えて、ひたすら黙り込んだ学
校にも責任はないとは言えないが、やはりみんなで騒ぎ立てた親の方が、最も
悪いのではないかと思います。
 その昔には、どこにでも子供を叱るじいさんやばあさんがいたものです。そ
んな年寄りは、疎ましい目で見られながらも一目置かれていたのではないでし
ょうか。

 話は変わりますが、日経夕刊に「交通事故大幅減少」の記事が目につきまし
た。近い内に交通違反に対する厳罰および罰金が実施されることが、この事故
減少につながっていると論説しています。
 いやはや、なんとも悲しい時代になってしまいました。罰金額を大きくしな
いと、違反が収まらないのですから。

 併せて「ゴミのポイ捨て」にも、同様の罰金制度を作ればいいですね。これ
はなにも国の法律でなくとも、市条例でも町条例でも可能です。
 昨今のモラル低下には、もう罰金で対処しなければならない時代になりつつ
あると感じています。
 このゴミ罰金制度はいち早くシンガポールで実施され、世界中で一番きれい
な町として注目を浴びています。また、インドネシアの首都ジャカルタもだい
ぶ遅れてこの制度を実施し、かなりの成果を挙げていると思われます。

 条例や法律に携わることのできる議員さんたちは、ゴミであふれた街中の実
態を知っているでしょうか。きれいな花を咲かせるための植え込みには、かな
りのゴミが捨てられています。
 特にひどいのが、交通渋滞の激しい道路の植え込み。先日通った国道16号
の中央分離帯は、ツツジが排気ガスで真っ黒な上に、多くの空き缶や中身の詰
まったポリ袋のゴミ捨て場と化していました。

 金で片をつける、というのは非常に嫌ですが、そうでもしないことには今の
日本はどうしようもないところまできています。
 モラルのない若者から不心得なドライバーや一般市民まで、ゴミ捨てを罰金
で取り締まらないと、悲しいかな、今の日本はきれいになりません。
 これら全ては、大人が怒るということをやめたことに端を発しているのです
から、その責任をみんなで負うと共に、これからは子供を叱りつけることも忘
れてはならないと思います。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【後記】
 
 昨日の「朝ズバッ!」で、実に爽やかな笑顔が画面に映し出されました。見
られた方も多いと思いますが、引退を発表した桑田真澄投手の実況会見です。
 なんとすがすがしい微笑。ホントにいい笑顔だな、とこちらまでいい気分に
させられました。

「やるだけやった、悔いはない」という達成感でいっぱいの表情。そしてみの
もんたの質問にも、その笑顔から爽やかな言葉がぽんぽん飛び出す。
 泣きながらの引退がよくある中で、彼のすがすがしさはとても印象的でした。

 朝のニュースは、こんなほのぼのとする話題がいいですね。今日一日が自分
まで明るくなるようです。
 明るいニュースだけを流す放送局が出てくると、暗く沈むような話題には誰
も目を向けなくなるんじゃないか、と期待しています。

 では、また来週をお楽しみに。

===================================
◆「インドネシア雑感記」
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
    登録解除はこちらhttp://www.mag2.com/m/0000207699.html 
  
===================================
◆「インドネシア語入門講座」 毎週金曜日配信中
  カテゴリ:語学・資格 その他の外国語 その他
  登録解除はこちらhttp://www.mag2.com/m/0000207700.html

◆「発行者ホームページ」
  http://www.ebaron.net/

===================================


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

このページのURL
友達にメールで教える
まぐまぐアーカイブ検索

Web Services by Yahoo! JAPAN

旅行・おでかけランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ