2008.06.12
“ざっくりと、しかし繊細に大局を捉えるためには。”―第二回スキルアップスクールのご報告【原田武夫の教育投資通信】6月12日・第17号
■■■■■■■■◎元外交官・原田武夫の教育投資通信◎■■■■■■■■■
〜大切なお子さんのために「投資としての教育」を考えるメールマガジン〜
―――――――――――(2008年6月12日・リニューアル第17号)――――――――――
(目次)
≪“ざっくりと、しかし繊細に大局を捉えるためには。”―第二回「IISIAスキルアップ・スクール」ご報告≫
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◎ 「IISIA歴史叢書」で歴史に学ぶ。
⇒ http://www.haradatakeo.com/personal/kikaku_history.html
「IISIA歴史叢書」シリーズ刊行にあたっての想いを原田武夫が語ります!
⇒ http://blog.goo.ne.jp/shiome/e/365308ef12023d569f4b745900da7014
◎ IISIAの「社会貢献事業」を代表・原田武夫が熱く語る!
今スグ↓↓↓こちら↓↓↓でご覧ください。http://jp.youtube.com/watch?v=ja-byjX6RKg
(上記リンク先の動画は4月に撮影されたものです。)
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(本文)
★☆★ “ざっくりと、しかし繊細に大局を捉えるためには。”―第二回「IISIAプレップ・スクール」ご報告 ★☆★
2008年4月、法人化一周年を機に社会貢献事業を本格化したIISIA。
今、日本人が本当に必要としている「学び」の場をご提供。
「情報リテラシー教育」と「学生への奨学金給付」を行っています。
(IISIAの社会貢献事業全般については、下記リンク先をご覧ください。
⇒ http://www.haradatakeo.com/social/index.html )
このうち、社会人を対象とした無料講座が「IISIAスキルアップ・スクール」です。
目まぐるしく変化する政治経済情勢とビジネス・シーン。
日々の情報を読み解き、有効なアクションにつなげるための知識とスキルを徹底指導。
4月26日(土)の初回授業後には、多くの受講生の方々から、
「久しぶりに知的興奮を味わった」
「何かを学ぶことがこんなに楽しかったなんて」
とのご感想を頂戴しております。
(初回授業の様子は、下記リンク先でご覧になれます。
⇒ http://www.haradatakeo.com/starting-iisia/report_200804.html )
そして去る5月31日(土)、第二回授業が開催。
気鋭の国際政治学者・廣瀬陽子講師が教壇に立ちました。
科目は「国際政治・地域情勢」。
今回は、この「IISIAスキルアップ・スクール」第二講の様子を
ご報告します。
●「ざっくりと捉える」ことの必要性
まずはIISIA代表・原田武夫によるイントロダクション。
前回の課題についての講評です。
課題は、英文レポートの要約、及び内容について論ぜよというもの。
初回授業でこの課題が発表された後、不安そうな表情を浮かべ、
次のように話された受講生の方もいらっしゃいました。
「情報収集のために英文テキストに当たるのが重要なのはわかっている。
しかし、英語には相当のブランクがあり、現在も集中的に勉強する時間は
とれそうにない。どうしたらよいのか」
今回のIISIA代表・原田武夫のコメントは、そのような声に
応えるものでした。
「今や『言語ができない』というのは、情報が手に入らないことの
言い訳にならなくなっています。
皆さん、自動翻訳サイトは使いましたか?
『手を抜いてはいけない』とは一言も言いませんでしたね(笑)。
たしかに翻訳は、最終的に人の手に頼らねばならないという部分は
ありますが、個人投資家にとって重要なのは、まずは
ざっくりつかむこと。
「木を見て森を見ず」では大局を見失ってしまいます」。
翻訳サイトなど、使えるものはどんどん使って
まずは要諦を押さえる。
逆に言えば、大局を捉えるために乗り越えるべき
「障害物」をいかに効率よくクリアするか――それも「技術」のうち。
IISIA代表・原田武夫によるこのコメントを、
受講生の方々は真剣にメモを取りつつ聞いていらっしゃいました。
そのメモの一つに「発想の転換」という言葉が見えました。
まさにそのとおり。最終目的は英語を読むことではなく、
「いま」と「これから」を読むことなのですから――。
※ 全体像を捉えるために必要不可欠な「英語」については、
「IISIAスキルアップ・スクール」第四講(7月26日、「金融英語」、川上純子講師)
で徹底指導いたします。
●複雑な地域事情を、単純化せずに
IISIA代表・原田武夫によるイントロダクションに続き、
第二講を担当する廣瀬陽子講師(静岡県立大学 国際関係学部 准教授)の登壇です。
テーマは、「地域研究を捉える視点―コーカサスを事例に―」。
コーカサスと聞いても、すぐにピンと来る人は多くありません。
日本人にとって馴染みの薄いこの地域。
ここで、いかなる大国間の駆け引きが展開されているのか?
そしてそれはなぜなのか?
多様な民族がひしめくコーカサスを、宗教・言語・政治と
いった様々な側面から立体的に解説していく廣瀬講師。
コーカサスは歴史的に侵略を受け続けてきたため、
民族分布が国境と重ならず、それゆえ民族紛争が絶えないという
事情があります。
この事情に、エネルギー安全保障や地政学といった観点から
光を当てることで、徐々にユーラシアの要衝としての
明瞭なコーカサス像が受講生の前に立ち現われてきます。
とりわけ、日本のメディアでも話題に上ることがある
この地域のエネルギー供給問題。
興味のある受講生の方も多くいらっしゃったようですが、
関係各国の位置関係や政治的スタンスについては
いま一つ報道だけではよくわからないところがあります。
廣瀬講師は、それらの国々の利害関係を、
資源分布やパイプラインのルートを示した地図を用いながら
説明によって、鮮やかな手つきで整理。
親欧米か、親ロシアか。
さらにトルコやイランといった近隣イスラム国も考慮事項に含め、
錯綜した地域情勢を、明確に、しかし決して単純化せずに
扱う廣瀬講師。
その手並みは、前日の「IISIAプレップ・スクール」で
行われた冷戦に関する議論同様の繊細さを示していました。
メディアなどではしばしば乱暴な二分法に流れがちな国際情勢を、
いかに種々のバイアスから逃れて、自覚的になって考えるべきなのか。
その一つの答えが授業を通して受講生には示されたのではないでしょうか。
質疑応答では、「この地域におけるパイプライン建設の人足はどこで
確保されているのか」といったディープな問いかけも受講生から飛び出し、
第二回「IISIAスキルアップ・スクール」も、
会場に漂う知的な緊張感が冷めやらぬ中、講義終了となったのでした。
次回の「IISIAスキルアップ・スクール」第三講は
6月21日(土)開催。
IISIA調査部リサーチャーの菊地正彰講師による「企業と金融」です。
ご報告を楽しみにお待ちください。
「IISIAスキルアップ・スクール」を含むIISIAの社会貢献事業は、
「原田武夫ゲマインシャフト」会員の皆様のサポートによって
運営されています。
日本人の「情報リテラシー」を底上げする!
このソーシャル・ムーブメントに一人でも多くの方よりご賛同を
いただきたく思います。
ぜひ↓↓↓こちら↓↓↓をご覧ください!
http://www.haradatakeo.com/club/index.html
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以上、「IISIAスキルアップ・スクール」第二講授業のご報告でした。
今回のイントロでIISIA代表・原田武夫が語った、ざっくり考えること。
授業本編で廣瀬講師が示した、複雑な情勢の繊細な捌き方。
この二つは、「情報リテラシー」習得に当たり、併せて考慮すべきポイントでしょう。
「木を見て森を見ない」のではいつまで経っても大局がつかめません。
しかし、「森」はメディアが報じる単純な枠組みのことではない点にも
注意が必要です。
利用できるツールを駆使し、出来合いのイメージに捉われずに
ニュースを読み、自分なりの大局観をつくりあげていくこと。
これこそが、これからの日本人に必要な「情報リテラシー」そのものでしょう。
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(株)原田武夫国際戦略情報研究所(http://www.haradatakeo.com )
【発行システム】
『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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