2007.07.12
正しい不登校の仕方22
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■正しい不登校の仕方■ by 有田桂馬
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正しい不登校の仕方・・。
そんなものがあるの?
そう思う人も多いだろう。
結論を言えば、ある。
山ほどある。
山ほどあるが、そのカギはたった一つ。
考える不登校をすることだ。
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■今回の話
(父:有田桂馬)
「うちの子は、人づき合いが苦手だからなあ・・。」
不登校の保護者会で、あるお父さんは、そう言った。
「だから、そこを治さないとなあ・・。」
こう重ねて、ためいきをついた。
人づき合い。
誰もが、何気なく使う言葉だけれど、これ、なんだろう?
生きていく上で、集団というものは、なにかしらの役に立つ。
これは、おそらく、そのとおりだろう。
そういう意味で人づき合いは重要だよ。
ギターが弾きたい。
うまくなりたい。
だから、バンドを組む。
将棋がしたい。
強くなりたい。
だから、道場に入会する。
ねっ。集団は、きっと、役に立つ。
そこで、さっきの言葉をもう一度考えてみる。
「人づき合いができない子。」
このレッテルに、苦しんでいる子どもたちって多いんじゃないのかな。
不登校生、登校生に限らずね。
集団になじめない子は、どこか欠陥があるようにも言われるよね。
このお父さんも、同感なんだと思うよ。
でもさ、このお父さんが言っている集団は、学級という、とても特殊な集団のことだ。
学級という集団には、そもそも、子どもにとって集団になるための意思や目的がないんだ。
たとえばさ、野球がしたいとするよ。
でも、学校は、野球をする場ではない。
で、部活動に参加する。
部活動は、意思や目的を持った集団だよ。
でも、あくまでも学級にはそんな意思はない。
それでは、集団の維持が難しい。
だから、後から、目的を作ったりする。
「文化祭を成功させよう。」とかね。
でも、これだって、与えられた目標なんだ。
意思とか、目標っていうのは、集団の一人ひとりを結びつける接着剤のようなものだ。
同じ目的を持っている仲間だけにわかる悩みや喜び、そして、夢。
学級には、そういう、もっとも大切なものがない。
だからさ、ここでの人づき合いは、実は、きわめて、もろいものなんだ。
接着剤がないんだから。
例をあげればさ。
トイレ仲間、テレビ仲間、ファッション仲間・・。
トイレに行くときだけ一緒。
話はテレビドラマのことばかり。
外見だけが、唯一の価値。
浅いんだ。もろいんだ。すごくね。
「こういう浅い付き合いも大切だ。そんな中から人間関係を学んでいく。」
そういう意見もあるよ。
それはそれで、いいよ。
でもさ、こんな関係に、疑問を持つ、反発する。
こんな関係は願い下げだと、拒否をする。
そんな、人生は、もっと、すごいことだと、僕は思うんだ。
「人づき合いができない。」という言葉を言われたら、聞き返してみようよ。
「どんな人づき合いですか?」ってね。
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