2008.06.27
これぞ!ユニバーサル教育! ☆「利用してやった」事例☆
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特別な子も、特別じゃない子も、みんないい子!
脱、精神論! 科学的裏付けのある具体的方法を提案!
『特別支援教育』って、こんなに役に立つ!
子どもも親も教員も、みんなニコニコ、ユニバーサル教育!
毎週金曜日・発行
発行者サイト:http://universaledu.client.jp/
発行者ブログ:http://ameblo.jp/universaledu/
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☆これぞ!ユニバーサル教育!☆ 第68号 2008年6月27日発行
このメールマガジンは次のようなコンセプトの元、発行されています。
【脱、精神論!】
「やる気が大切」「根性で頑張る」「やればできる」のような精神論はあくま
でも精神論でしかなく、誰にとっても有効であるとは言えません。このメール
マガジンでは『精神論』『根性論』ではない具体的、かつ有効な教育論、勉強
方法、子育てを提案します!
【科学的裏付け】
実を言うと、教育は立派な科学なのです。日本で評判の塾、学校、教育方法は
どこか職人芸のような部分があります。よって特定の人、カリスマティックな
人、特別な能力がある人にしか行うことができません。しかしこのメールマガ
ジンで提案する方法は、科学的な裏付けがある具体的な方法ですから、どんな
人も一定の成果を上げることができます。
【キーワードはユニバーサル】
ユニバーサルとは、障害のあるなし、年齢、能力にかかわらず、誰にでも使い
やすいという意味です。このメールマガジンは、暴れん坊、多動と言われるAD
/HDの子や変わり者扱いされることの多い自閉症、アスペルガー障害の子はもち
ろん、よい子、外国人の子、都会の子、地方の子、どの子にも有効な具体的で
現実的な方法を提案します。
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《メニュー》
(1)「利用してやった」事例
(2)今週のサンタ先生 ☆大介君のこと☆
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(1)「利用してやった」事例
前号の続きになっていますので、どんな話か忘れちゃった方は、申し訳ない
ですが前号をもう一度、読んで頂けると嬉しいです。(バックナンバーにあり
ます)
前号では、お子さん(お子さんがいない方は、夫、もしくは妻、仕事上のパ
ートナー)など、特定の個人の最も気になって直して欲しいところを、良いと
ころとして利用していくと良い、という話を書きました。
例としては次のような感じです。
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・気になる点
→よく考える
◎利用してやろうという視点
========================
・飽きっぽい
→ いろいろなことに興味を持つ 新しい物が好き
◎何かをやらせようとするときは、興味を引く目新しい物を用意する
◎短時間で切り替わるような課題に取り組ませる
◎目新しい物があれば、飛びついて頑張ることができる!
・落ち着きがない
・乱暴
→ エネルギーがある 活発
◎とにかく動かしてやる
◎力仕事、動きのある仕事を頼む
◎武道などを習わせる
・ゲームばかりしている
→ ゲーム的なことが得意 コンピュータ等の操作がうまい
◎何でもゲーム化、コンピュータ化して取り組ませる
◎文章をワープロで打ち込む、表計算ソフト、写真の加工など、コンピュータ
を使っての仕事を頼む(教える)
・自分勝手 ・特定のことにこだわる
→ 自分なりの価値基準がはっきりしている
好きなことにこそ、実力が発揮できる
◎何でもその子の好きなことに関連させて取り組ませる
◎いつも選択肢を提示し、自分で選ばせてから取り組ませる
・気分の浮き沈みが激しい
→ 良いときには頑張れる
好不調の波がはっきりとしている
◎好調のときを捉えて頑張らせ、それで成功体験を積ませる
◎不調のときは、好調になるのを待つ
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気になるところを逆に「利用してやろう」と考えるといいことがたくさんあ
ります。
例えば、「気になるところ」が利用しているうちに、本当は「良いところ」
なのではないか、と考えられるようになります。
またそれは本人にとって得意なところ(特性)なので、利用されるは嫌では
ありません。ですので、相手もこちらの意図通りに動いてくれることが多いで
すので、それが互いのストレスを減らします。
褒めてあげられる回数が増えて、人間関係がスムースになります。
そして、成功体験を積むことで、その人の生活全体が良い方向に向いていく
んです。
今回はその実例を紹介しましょう。
ケース1
人間関係が苦手。中学になってから学校に行けなくなってしまったA君。友
達はいなくて、ただコンピュータだけが大好きでした。
朝から晩までゲームばかり。
そのうちインターネットにも手を付け、様々な情報を操るばかりか、コンピュ
ータそのものへの興味を持つようになりました。
はじめはそんなA君をコンピュータから引き離そうとばかり考えていた両親。
外出を進めたり何らかの約束をさせたり。
しかしどんなことをしても、全く良い方向に行きません。
コンピュータを取りあげることも考えたそうですが、最終的に両親にはそれ
ができませんでした。彼の部屋のものを取りあげたとしても、父親が使ってい
る別のコンピュータがあるし、もしも親が彼のコンピュータを取りあげたら、
親子関係が修復不可能になってしまいそうで怖かったのだそうです。
そんなある日、父親はA君に仕事を頼んだそうです。
実はA君のお父さん、中古車販売の会社を経営していました。仕事上、コン
ピュータを使うことはたくさんあって、中には単にデータを打ち込むことなど
も含まれていました。
お父さんは、どうせ一日中コンピュータに向かっているんなら使ってやろう、
と軽い気持ちで決断したのですが、これが大当たりでした。
A君の仕事は速くて正確でした。そのうち、データの打ち込みだけでなく、
情報の収集、文書の作成、等々、どんどんと広がっていきました。
それをやり終えるたびに、お父さんはA君に感謝します。小遣いをやります。
A君とお父さんの会話は自然と増え、そのうちお父さんは「学校に行けない
のは困るけれど、将来、自分の手伝いをしてくれるならそれもいい」と思える
ようになり、家族の雰囲気が大きく変わったのだそうです。
そしてそれから1年と数ケ月。
A君は急に登校を再開しました。
お父さんから認められたことが、彼の自信を作り、さらに自分の周りのこと
や将来のことへの興味を広げたようでした。
お父さんのちょっとしたアイディアが意図しないのに大きな成果を作りだし
た事例です。
ケース2
B君は小学校2年生。ADHD傾向があると言われていて、要するに学校で
動き回っているのです。
一応、教室にはいますが、授業中もペラペラ喋り続けたり離席したり。休み
時間には、ちょっとしたことで友達とトラブルになります。
腕力も強く、何度も友達にケガをさせてしまったことがありました。
そんなB君ですが、ある日、突然、拳法を習い始めたんです。
この話を聞いたとき、私は「なんて無謀なことをしたんだろう!」と思いま
した。
ただでさえ衝動性が強く、友達とトラブルを起こしやすいB君です。さらに
拳法を習ったら、今までのトラブルがさらに深刻な事態を引き起こすと思いま
した。
しかし、それが逆だったんです。
B君の通っていた拳法の道場は毎日開いています。なので、B君は学校から
終わるとすぐに拳法道場に行き、そこで放課後の時間を過ごします。
そこにはB君より小さい子もいましたが、大きな子もたくさんいます。大人
もいます。
師範は、とても強くて、いくらB君が乱暴でもかなう相手ではありません。
B君はその道場で、運動量が確保されました。疲れ切るまで、いろいろな練
習をさせられました。
しかし元々、動くことが大好きなB君はそれが嫌ではありません。むしろ、
いつもは暴れて叱られるのに、この場では、逆に動くことで褒められます。そ
の上、自分の動きがさらによくなっていくのが評価されるのです。
師範ははっきりとした言い方をします。善悪の区別をはっきりと付けてくれ
て、良いときは褒めるけれど、悪いときは徹底的に叱ってくれます。
これがB君にはとてもわかりやすかったのです。
その上、「拳法をやっている者は、喧嘩をしてはいけない」「強い者は、決
して弱い者をいじめない」などと師範が教えてくれたことで、B君は「自分は
強い。だから優しくしなければならない」「自分は拳法を習っている。だから
ルールを守る」と言う風に考えるようになりました。
その結果、ほんの数ケ月でB君の雰囲気はガラリと変わったのだそうです。
ということで、たった2つではありますが、ちょっとだけでも「利用しよう」
という視点を持つことが、とても有効だとわかって頂けたのではないかと思い
ます。
たぶんこうした例はたくさんあるのでしょうし、もしかしたら読者の皆さん
も経験してらっしゃるかもしれませんね。
(2)今週のサンタ先生 ☆大介君のこと☆
※このコーナーでは、私(=サンタ先生)の日常をお知らせします。
知的発達の遅れがあって自閉症の大介君の話がまだ続いています。
中学時代って、本当に難しいです。
小さい頃の辛かった経験を、その場その場できちんと解決していくことが大
切だと考えています。
↓↓ということで、大介君に何があったのか、(続きものですが)続きはブロ
グでどうぞ↓↓
☆サンタ先生ブログ☆ http://ameblo.jp/universaledu/
◆◆御意見、御感想はいつでも受け付けています◆◆
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サンタ先生のブログでは、特別支援教育コーディネーターの生々しい日
常が更新されています。
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