2008.01.08
★映画通信シネマッシモ 2007年ワースト日本映画
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映画通信シネマッシモ http://cinemassimo.livedoor.biz/
プロの映画ライター渡まち子が仕事抜きの本音で贈る新作映画レビュー。
ほどよい長さと鋭い批評は、映画を見る前と見た後と2度読んで楽しめます。
★5つが満点のシネマッシモ評価も参考にどうぞ。
☆〜〜〜 発行者のひとこと(^0^)/ 〜〜〜☆
街は、冬のクリアランス・バーゲン真っ最中。初売りほどの殺気はないもの
の、物欲をたぎらせた女性客の購買意欲旺盛な姿が頼もしい。なぜか首に巻
くもの(スカーフ、ストール、ネックレスetc.)が大好きな私、マフラーを
一枚買ってバーゲン気分を味わいました。…地味な買い物ですネ(笑)。
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2008/01/08 2007年ワースト・ムービー:日本映画
さぁ、いよいよ最も充実している(?)日本映画のワースト・ムービーの発表です。
このカテゴリーには言いたいことが山ほどあるゾォ!
ううぅ…、思い出しただけでもムカついてきました。
10本では収まらない予感がしますが、何はともあれ、GO!
◆ワースト・ムービー:日本映画
【1位】「恋空」:
誰に何と言われようとも、ダントツのトップはこれしか考えられません。ケータイ小
説を映画化したこの作品は、大ヒットを記録したものの、賛否両論で興味深い現象を
巻き起こしました。この映画について、公私共に批判的記事を書いた私は、終いには
取材まで受けてしまいました。一人称スタイルで進み、状況説明はいっさいなし、不
幸の羅列をルールとするのがケータイ小説。そこでは許される表現形態を、大人の世
界の映画というメディアに持ち込んだ罪は深いと言えましょう。リアリティの無さに
は唖然としますが、ここまでくれば名人芸かもしれません。ちょっと思い出しただけ
でも…、末期ガンで食事も喉を通らないはずなのに、野原で弁当バクバク食っててい
いのか? 朝帰りした娘が連れてきた初対面の男が、破れた写真をつないだだけで両
親の離婚の危機を回避できるのか?? 恋愛するのはいいとして、妊娠・流産、校内
でアンなこと・ソンなこと…、ヒロインの学校生活っていったい何なのよ??? と、
見終わった後に突っ込みどころはてんこもり。そういう意味では楽しませてもらいま
したが、こんなモンを“映画”と言われちゃ私ら大人は迷惑なんです。これで泣いて
る10代のキミ、映画とは何か分かってるかぁ?!何より情けないのは、1200万人の読
者をあてこんで、恥ずかしげもなく映画化する製作者の、商人(あきんど)根性。儲
かりゃイイってもんじゃないでしょう!
2位「象の背中」:
秋元康の原作という時点で、ヤバいと思ったのがこの映画。「恋空」が10代の女の子
の妄想の世界なら、こちらは中年男の願望といったところ。共通項は難病ものという
点ですが、こっちは治療を拒否して自分の都合だけを追及するいい大人が主人公だけ
に、タチが悪い。ものわかりのいい美しい妻、若い愛人、頼りになる息子に自分のた
めに踊ってくれる可愛い娘。そんな人々に見守られながら死にたいという中年男性の
勝手な言い分を聞いていると「さっさと死ねば?」と言いたくなりました。だいたい
象というのは、死期を悟ったら“人知れず”墓場へと向かうもの。この主人公は、愛
人から旧友まで自分の病気を言いふらし、同情を買うような言動を繰り返すから、た
だただあきれるばかり。しかもそれを演じるのが名優の役所広司で、無駄に豪華な配
役が涙を誘いました。何より、必死で治療をしている同病の患者さんや家族に対して
失礼な内容で、許すわけにはいきません!
3位「天国は待ってくれる」:
なんともヘンテコなものを作ってくれたものです。これも一種の難病ものと言えまし
ょうか。都合が悪いときだけ意識不明になり、都合がいいときだけムックリと起き上
がる。そんな病気を考え付くなんて、ある意味、スゴい展開でした。題名がエルンス
ト・ルビッチの名作ラブ・コメと同じっていうところにも、安っぽさと情けなさが漂
ってます。ゴシップまみれの岡本綾に清潔感がなかったところもイタい映画でした。
(以下、順不同)
「蒼き狼 地果て海尽きるまで」「遠くの空に消えた」「パッチギ!LOVE and PEACE」
「阿波DANCE」「プルコギ」「大日本人」「転校生 さよならあなた」「愛の流刑地」
「HERO 劇場版」「アンフェア The MOVIE」「歌謡曲だよ、人生は」「未来予想図」
あぁ、日本映画のワースト・ムービー、なんて充実しているの!!
ていうか、感心してる場合じゃありません。
ゆゆしき事態じゃないですか。これでいいのか、日本映画。
難病で人が死んで感動で涙…っていう流れ、そろそろ止めにしましょうよー!
皆さんの声をぜひお聞かせくださいませ。
次回はユニーク・ムービーです。お楽しみに〜!
*〜* 最後までお読み頂き、有難うございます m(_ _)m 良い一日を! *〜*
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編集・発行:映画ライター・渡まち子 machiko watari
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