2008.01.10
★映画通信シネマッシモ 2007年総評と2008年展望
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プロの映画ライター渡まち子が仕事抜きの本音で贈る新作映画レビュー。
ほどよい長さと鋭い批評は、映画を見る前と見た後と2度読んで楽しめます。
★5つが満点のシネマッシモ評価も参考にどうぞ。
☆〜〜〜 発行者のひとこと(^0^)/ 〜〜〜☆
2007年総評と2008年展望。壮大すぎるテーマでしょうか?挑戦してみます。
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2008/01/10 2007年総評と2008年展望
2007年の総評と2008年の展望を少し書いてみましょう。その前に、
昨年、鬼籍に入った映画人をここで少しご紹介して、ご冥福をお祈りします。
イングマール・ベルイマン(監督)、ミケランジェロ・アントニオーニ(監督)、
エドワード・ヤン(監督)、イエジー・カワレロウィッチ(監督)、
デボラ・カー(女優)、熊井啓(監督)etc.
映画界の星たちがまた天国へ…。合掌。
◆2007年・映画界はこうでした
ハリウッドの大ヒット作は、ほとんどがリメークか続編・シリーズもの。やっぱりネ
タ不足ということでしょう。もう何年もこんな状態が続いてます。日本映画はTVド
ラマの劇場版が主な流れ。どちらも、すでに知名度があり宣伝しやすいというメリッ
トがありますよね。この傾向、疑問を感じないでもないけれど、あえてよしとします。
だって、どんな形でも、お客様が劇場に足を運ぶきっかけとなりさえすれば、映画界
は活気付くし、それによって映画の楽しさに目覚めてくれればそれでいいんですから。
ただし、映画館の大スクリーンで見る価値のあるものを作ってほしい!と真剣に思い
ます。
一方で、嬉しかったことは、「バベル」の菊地凛子に代表される日本人俳優と、カン
ヌ映画祭でグランプリを受賞した「殯(もがり)の森」のような日本映画が、世界で
注目された年だったこと。日本の映画人の海外進出は頼もしく感じます。さらに「硫
黄島からの手紙」や「ミリキタニの猫」など、海外から日本をみつめる視線を感じ、
別の意味で自分の国を意識することが多かった年だったことも記憶に残ります。
◆2008年・映画界はこうなるでしょう
黒澤映画のリメークはいわばパンドラの箱。2008年最も心配なのは、松本潤と長澤ま
さみでリメークされる「隠し砦の三悪人」。あぁ、見るのがコワい…。そんな邦画界
を尻目に、実力ある日本人俳優が、賞やオリエンタリズムをことさら強調することな
く、海外の作品に挑む姿が見られます。「シルク」(役所広司)や「ハーフェズ」(
麻生久美子)などの作品がそれ。
合作のうねりも大きく、資金力ではハリウッドにかなわないその他の国々の映画の力
の混合が思わぬ効果を生むかもしれません。期待したいものです。
ファンタジー映画は引き続きブームのきざし。家族みんなで楽しめるところが長所で
す。「ライラの冒険」「魔法にかけられて」「ナルニア国物語 第2章」、それから
第6作となる「ハリー・ポッター」も控えてますね。
邦画で目立つのは、ジャニーズ出身の歌手・タレントの映画出演。彼らが出演する作
品は、大作、ミニシアター系を問わず必ずヒットするので、計算できる企画といえま
す。今年も「陰日向に咲く」「クロサギ」「山のあなた 徳市の恋」など大挙して登
場。劇場はファンで賑わいそうです。
結論。やっぱり邦高洋低なんでしょう。
◆2008年、私が期待してる公開待機作品を、思いつくままに少し紹介します。
「ノーカントリー」:コーエン兄弟の新作
「つぐない」キーラ・ナイトレイ主演のラブ・ストーリー
「アイム・ノット・ゼア」:男女6人の俳優でつづるボブ・ディランの半生
「スカイ・クロラ」:押井守の新作
「崖の上のポニョ」:宮崎駿の新作
「TOKYO!」:M.ゴンドリーら3人の監督によるオムニバス映画
「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」:もはや説明不要ですネ
などなど。配給会社のラインナップからおもしろそうなものをピックアップしてみま
した。ほんの一例です。期待の公開待機作品はまだいっぱいありますよ〜。
さぁ、2008年も体力が続くかぎり、映画を見ます!
皆さん、こんな私にどうぞお付き合いくださ〜〜〜いッ!!
次回からは、通常の、週刊で配信する映画レビューにもどります。お楽しみに!
*〜* 最後までお読み頂き、有難うございます m(_ _)m 良い一日を! *〜*
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編集・発行:映画ライター・渡まち子 machiko watari
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