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映画通信シネマッシモ


2008.06.21

★映画通信シネマッシモ Vol.066「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」


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 映画通信シネマッシモ http://cinemassimo.livedoor.biz/

 プロの映画ライター渡まち子が仕事抜きの本音で贈る新作映画レビュー。
 ほどよい長さと鋭い批評は映画を見る前と見た後と2度読んで楽しめます。
 ★5つが満点のシネマッシモ評価も参考にどうぞ。

       ☆〜〜〜 発行者のひとこと(^0^)/ 〜〜〜☆
  
  メルマガと連動して運営しているブログ「映画通信シネマッシモ」が
  投稿記事数1000記事を越えました。管理者として目標にしていた
  数字なのでひそかに喜んでいます。どうぞ、今後ともごひいきに!

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2008/06/21  Vol.066「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

◆プチレビュー◆
これぞ冒険活劇ムービー。19年ぶりの最新作には懐かしい顔と新しい顔が見え
て、サービス満点だ。 【65点】

 冷戦時代の1957年、考古学者にして冒険家のインディアナ・ジョーンズ博士
は、生意気な若者マットと共に、伝説の古代秘宝“クリスタル・スカル”を求
めて南米に旅立つ。だが、ソ連の非情な工作員もその宝を狙っていて…。

 有名なテーマソングを聞くだけで胸が躍るというファンは多いはず。もちろ
ん私も劇中に“インディは蛇が大の苦手”のような旧作のお約束を発見しては、
懐かしいなぁとノスタルジーに浸っていた。だが、某サイトで「インディ・ジ
ョーンズってディズニー・ランドのアトラクションだと思ってました。映画だ
ったんですね」(中学生女子)との書き込みを見てしまい、激しくショックを
受けている。年をとるってこういうことなのか。なんだか寂しい気がしてきた。

 気を取り直して、映画の話を。50年代は米ソ対立の真っ只中で、とりわけ科
学技術や宇宙開発の分野での競争は熾烈だ。物語は、宇宙人の遺物を回収した
という1947年のロズウェルUFO事件を思わせる出来事を発端に展開し、核実
験やマッカーシズムなどの設定が妙に生々しい。不穏な政治の臭いがするアメ
リカを離れたインディの冒険の舞台は、伝説の古代文明が眠る南米だ。

 ちなみにクリスタル・スカルとは水晶の髑髏(どくろ)。とてつもない力を
秘める実在の宝物である。物語では、超常現象をあっさり信じるあたりがロマ
ンチックでいかにも50年代だが、強大なパワーを巡って米ソがしのぎを削ると
いうプロットは説得力がある。実際この時代には、宇宙や超能力に関するワケ
のわからぬ噂が飛びかい、玉石混合のSF映画が山ほど作られた。

 正体が分からない宝と共産主義という分かりやすい敵。妙なバランスで進む
ド派手な冒険の道連れには、新旧の顔が入り混じる。懐かしさと新鮮さの二つ
がシリーズものの大原則だ。かつての恋人マリオンと再会し驚きの事実を知る
が、動揺などするヒマはない。水陸共用の軍用車での激しいカーチェイス、殺
人アリとの死闘、滝を3度も転落、と大忙しだ。と言っても、かすり傷一つ負
わないインディ御大である。悪役のケイト・ブランシェットが、几帳面で冷徹
なソ連の軍人イリーナを怪演するのに対し、時には法や倫理も無視して突っ走
るインディのやんちゃな姿が痛快だ。少し老いたとはいえ、ハリソン・フォー
ドの動きには覇気がある。やっぱりこのシリーズの唯一無二の主役はこの人だ。

 インディは武道の達人でもなければ、特別な秘密兵器もない異色のヒーロー。
武器は豊富な知識と出たとこ勝負の冒険心だけだ。その意味で、今回の宝探し
のクライマックスは実に彼らしい。しかもスピルバーグ的だ。勢いが全てのジ
ェットコースター・ムービーに、いちいちツッコミは入れたくないが、どうし
てもひとつだけ。核爆発を避けるには、まずは冷蔵庫に入って放射能をやりす
ごし、その後は身体を石鹸でゴシゴシ洗って、ハイ、おしまい!だ。う〜む、
この脳天気。さすがはテーマパークのアトラクションになるだけはある。

(シネマッシモ評価:★5つが満点)大らか度:★★★★★

□2008年 アメリカ映画 
原題「INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL」
□監督:スティーブン・スピルバーグ
□出演:ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、ケイト・ブランシェット、他

■お詫びと訂正
先号のメルマガ内で、製作年が記入されていませんでした。
映画「JUNO/ジュノ」の製作年は2007年です。失礼しました。

インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》
価格:¥ 1,943(定価:¥ 2,625)
http://www.amazon.co.jp/dp/B0015U3N4Y/ref=nosim/?tag=watari205-22

*〜* 最後までお読み頂き、有難うございます m(_ _)m 良い一日を! *〜*

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     編集・発行:映画ライター・渡まち子 machiko watari
ご意見をお待ちしています(^0^)/  cinemassimo555@jcom.home.ne.jp
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