2008.06.22
オリーブオイルのテイスティング
【イタリアの幸せ食材】Vol. 60
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Ciao! こんにちは!
イタリア食材の店、Casa dell'Albero(カーサ・デッラルベーロ)の
笠木です。
東京では6月14日から渋谷のル・シネマで公開が始まった、ルコント監督の
最新作「ぼくの大切なともだち」を観てきました。
"あなたには親友と呼べる友達がいますか?"というドキッとするテーマで
大人の男性が繰り広げる親友探し。フランス映画らしくユーモラスな中に
辛辣で心温まるエピソードがいっぱいです。
女性では作り出せないように思う男性の友情の可愛らしさに、思わず
うらやましくなる。同性でも異性でもいいので、友達と一緒に観に行って
鑑賞後にワインを一杯ずつ飲みながら感想を話ししたい、そんな映画です。
http://www.casadellalbero.jp
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オリーブオイルソムリエになるのに欠かせない「テイスティング」。
自分の好みか、好みでないか、ぐらいのテイスティングなら今まで
やったことがありますが、そのオイルが良質なものか、その特徴は何か
などを端的に表現するのは結構大変です。特に香りの表現は難しい。
既にワインのソムリエの資格を持っている方は、その経験からきちんと
表現が出来ますが、普通日常生活で「草の香り」や「トマトの香り」を
嗅ぎ分けることって少ないですよね。複雑な香りを持ったものの中から
それらの特徴的な香りを瞬時に探し出すことが一番大変でした。
ちなみに香りはじっくり時間をかけていると、鼻がだんだん麻痺して
くるので、最初に数秒嗅いで「何の香りか」を決めます。
分からないからといって、ずっと嗅ぎ続けるとますます深みにはまって
しまうのです。
テイスティングの仕方は、まずグラスに少量のオリーブオイルを入れ、
そのグラスを手のひらにのせ、もう片方の手でふたをします。
その状態でグラスを回しながらオイルを手のぬくもりで温めます
(ちなみにオリーブオイルは28度でもっとも良く香りが立つとされて
います)。
次に手のふたを外して鼻を近づけ、鼻で深く息を吸い香りを嗅ぎます。
ここでまず香りの表現をします。
そして、オイルを少量口に含みます。たくさん口に入れるとむせるので
気をつけましょう。歯の隙間から空気を取り込み、「シ・シ・シー」
と音をさせます。これでオイルに空気が触れ、口から鼻へと香りが感じ
られます。
口に含んだオイルは舌全体に行き渡らせます。舌の場所によって、感じる
味覚が違うので、これは大切なことです。これにより甘み、苦味、酸味
などを感じ取ります。
最後にオイルを少し飲み込み、のどの奥で辛みを感じます。
たくさん飲み込むと、咳き込みますので、注意しましょう。
これら全てで感じ取った要素をテイスティングシートに書き込みます。
まずオリーブオイルの色(グリーン、イエローなど)、オイルの粘度、
透明性、これら視覚で感じるものを記入します。
次に鼻で感じ取った香り、そして口に含んだときの香り、味。
それらを総合しての評価。正式なテイスティングシートにはこれらの
項目があり、そこから選んでいきます。そして点数をつけるのです。
オリーブオイルのテイスティングは、1回に多くて6種類が限度です。
一つのオイルをテイスティングしたら、口の中を洗うためにリンゴを
一口食べます。そして、次のオイルに移ります。
このようにオリーブオイルだけでテイスティングして味を確かめる以外に
塩気のないパンや、茹でたりふかしたりしただけのジャガイモにかけて
テイスティングする方法もあります。風味がよく分かる方法です。
プロのテイスターが客観的な判断をするのではなく、みなさんが
テイスティングをするのに大切なことは、ご自身のイマジネーションです。
このオイルでこんな料理を作ったら美味しいだろうな、この野菜に合う
だろうな…といった感性。オイルはそのまま味を楽しむのではなく、他の
食材と合わせて楽しむもの。そのヒントとして、テイスティングが
出来れば理想的です。
今では全国どこでも「イタリア展」がデパートなどで催されることが
多くなりました。出展者の方々はオイルの試食をさせてくれますので、
ぜひ空気を含ませてテイスティングをし、イマジネーションを働かせて
好きなオリーブオイルを探してみてくださいね。
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今回は、オリーブオイルのテイスティングの仕方についてお話しました。
今まで何も考えずに食べていたお料理も、香りを見つけ出すと、とっても
楽しい。香りという要素は、オリーブオイルにとって大変大切なものです。
イタリアから運んできた香りを体いっぱい吸収してみてくださいね。
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発行者:笠木裕子
発行元:Casa dell'Albero(カーサ・デッラルベーロ)
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