2007.12.11
学力の基礎は言語能力
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子供の成績を上げる為の親育て
vol.16 2007年12月11日発行
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神は耐えられない試練は与えない
神は越えられない谷は造らない。
全てが必要なこと。すべてが成長させること。
(小林正観さんの言葉より)
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今日のテーマ
学力の基礎は言語能力
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(最初にお断りしておきます。ぼんぼんは世間知らずで不器用です。
ストレートに物を言います。文章中で使用する単語に、不快な気分
を抱く読者様もいらっしゃるかもしれません。その場合はなにとぞ、
最後に書いている解除ページにて解除していただくよう、お願いして
おきます。)
この部分は、毎回同じです。新しく登録した方の為に載せてます。
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ご無沙汰しました。ぼんぼんです。
塾に行っている生徒全員が、成績がいいでしょうか?
お母さんのお分かりの通り、そんなことはありませんよね。
逆に、塾に行かず、学校と家だけで勉強する生徒は、成績上位に
ならないでしょうか。
そんなことないですよね。塾に行かなくても、学年トップになる子
は、ざらにいます。
塾に行ってがりがり勉強しているのに成績はいつも中位以下、かたや
塾に行かず、家での勉強は、学校の宿題プラスちょろちょろぐらいで
学年トップグループに入る生徒の差は、何なのか。
知り合いの校長先生OBのK先生に、この質問をしてみました。すると
そのK先生は明確に、「そりゃボキャブラリーの差だよ。」と一言で答えました。
こういうことです。
家庭によって、使う言葉の質と量に差がある。
その差が、子供の言語能力の差になってくる。
言語能力の差が、学年が進むにつれて、学力の差になる。
なるほど、自分の回りのいろんな家庭の生徒と成績を思い浮かべてみると、
K先生の論理は、全くその通りだと、得心します。
塾へ行かず成績のいい子は、幼児期に家庭でおじいちゃんやおばあちゃんが
いっぱい昔話をしたり、絵本をいっぱい読んでやったりしています。
あるいは、百人一首で遊んだりしています。
僕が塾でいろんな生徒に接して感じることは、低位生は、例外なく
言語能力が低い、ということです。
一例を挙げると
小学6年生の算数の文章問題に、お釣り、という言葉を含む問題がありました。
算数としての問題レベルは難しいものではなかったのですが、低位生のQ子は
お釣り、という言葉を知らない為に、固まっていました。
僕は、買い物の例え話をして、お釣りの意味を説明しても、Q子はピントきません
でした。お母さんの買い物についていって、お釣りのやり取りをするシーンを
見たことがないのでしょう。あるいは、そのシーンは見たことがあるかも
しれませんが、お釣りという言葉と、実際にお釣りを受け取るシーンが
リンクしていないのでしょう。
このような例は、きりが無いくらい多いです。もう1例出すと、
1000円は500円の2倍という文の、「倍」という言葉の意味を
感じることができる生徒が少ないのです。
だから小学5年算数の割合の単元の、もとにする量、比べられる量、割合
という言葉の意味が、実感できず、文章問題は、意味わから〜ん、となります。
言葉の意味を感じられないと、中学3年生になっても、わからないです。
家庭の生活の中で、言葉の生きた意味を体感させていくことが、
言語能力をつけることです。辞書を引いて知っただけでは、体感していません。
日常生活の中で使ったり、本を読んで、本の中で何度も出会って、初めて
言葉は自分の物になります。
日本語の言語能力の貧弱な生徒は、中学生になって、英語ができません。
英語の授業も、日本語で解説するから、解説する日本語が理解できない
からです。
家庭で日日に使う言葉の質を上げましょう。何も方言をやめて、標準語を話せ、
という意味でないから、誤解のないように。新語、外来語を使うのでもなく、
上質の日本語を使いましょう。庶民的なことわざを使うのもいいでしょう。
僕は諺を使うのが好きなので、よく会話で使います。
先日、犬の散歩をしていたら、偶然農家の友達に会って、
「畑で大根と白菜が取れたので、いらんかい?と言われました。
「もちろんいるよ。ありがとう。」と言って、野菜をもらいました。
家に帰ってそのことを話す時、「犬も歩けば棒に当たったよ。」と
言ったら、受けました。(^_^.)
そんなふうに、藪から棒とか、藪蛇とか、五十歩百歩なんていうような
諺は、子供との会話中、話しの内容がぴったりの場面でよく使います。
小学生の子供は、意味がわからないので、意味を聞かれたら、解説します。
表面の意味でなく、原典の話を説明します。これがキモです。
諺が生まれた原典に触れることが、言語能力を高めるキモなのです。
そして、原典の話を踏まえて、その諺がどういう場面で使われるのかを
教えます。
僕は仕事柄、教え好きなので、解説が長すぎて、辟易される時も
多いですが。(笑)
諺の原典の話なんて知らないって。だったら勉強して下さい、お母さん。
このメルマガが読める人は、ヤフーやグーグルで簡単に検索できるわけ
ですから、ちょっとは面倒臭いことをして勉強して下さい。
子供に勉強して欲しいのなら、まず先ず隗より始めよ(まずかいよりはじめよ)
です。
こんなところで、本日はお開きにしましょうか。
ではまた次回をお楽しみに、ジャン ジャン♪
今日はとっても大事なことを言いました。何度も読み返して下さい。
あなたの家庭のボキャブラリーが少しでも増えると楽しいですよ。
最後にぼんぼんからのお願いです。
楽しかったよ、頑張って、よかったよとか、
何か一言でもいいですから、感想いただけると嬉しいです。
bonbonsensei@excite.co.jp
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■ 編集後記
先日、裁判員制度の説明会に行った。
まず裁判員に選出されて、裁判員として、放火事件の判決に関わっていく
というストーリーのビデオを見る。
ビデオの内容について地裁の裁判官から解説を聞く。
最後に質疑応答。
質疑応答の時、とんでもない質問を延々とするおばちゃんがいた。
全く議題と関係ない行政に対する不満をあれこれ言うのだ。
時間が限られていたので、受講者達は、いらいらしていた。
裁判員制度は、選挙人名簿から抽選するので、選挙権のある人は
公平に選ばれる可能性がある。
しかし、こんな常識の無い人達が選ばれ、重罪裁判の判決に関わる
可能性もあるのか、と思うと、暗澹たる気持ちになった。
大丈夫だろうかこの制度、と不安になった。
頼むよおばちゃん、何を話し合う場なのか、ちゃんと考えてよね。
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■発行者情報
発行責任者:ぼんぼん先生
E-mail:bonbonsensei@excite.co.jp(ご意見、感想はこちらへ)
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