2008.04.25
【疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!】自殺について(前編)
【湧氣塾】とは、
■□今までの「健康法」では満足できない。
■□単なる「健康法」ではなく、「自己変革」したい。
■□「呼吸法」についての明確かつ明示的な方法論を知りたい。
■□現代というストレス社会の中で、「本当の身体」・「本当の自己」を取り戻したい。
■□今までにない、新しい坐禅を体験してみたい。
など、なんらかの悩みを抱えているみなさんに、その解決法を実践していく場です。
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⇒ TEL:03-5795-1075/mail: info@you-ki-juku.co.jp
【塾長自己紹介】
湧氣塾を主宰する身体哲学者の勇崎賀雄です。
身体哲学者とは何ものか。
キレやすく、辛抱ができず、ちょっとしたことで自殺しかねない、
心身共に虚弱な現代の日本人の病理を解明し、克服する方法を追求しています。
湧氣塾とは何をするところか。
呼吸法をベースにした行法に基づき、虚弱な心身を乗り越えるための実践指導、および、
あらゆることに活用できる高いレヴェルの身体的(心身的)境地を確立する方法を
指導しています。
プロフィール http://www.you-ki-juku.co.jp/staff.html
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疲れた身体、疲れた心を癒す呼吸法!
湧氣塾
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<湧氣塾通信第42号>
湧氣塾、塾生のKです。
それでは今日も、「湧氣塾通信」を、
お楽しみください。
▼バックナンバー
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▼塾生の方のブログ「呼吸身法奮闘記」
⇒ http://nrb03680.cocolog-nifty.com/blog/
□■―目次――――――――――――――――――――――――――――――――■□
1.【第42回 塾長のコトバ】“自殺について(前編)”
2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
3.稽古の日程 [各コースのご案内]
4.塾長の著書の紹介
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1.【第42回 塾長のコトバ】“自殺について(前編)”
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K:「つい最近、いくつかの新聞に、
『自死という生き方 覚悟して逝った哲学者』という本の
広告が載っていて、その本を書評している生命倫理学者が、
“ここまで確信に満ちた自決の実行者を、われわれは正しく批判
できるのか。本書は現代人ののどに突きつけられた刃である。”
と述べていましたね。」
塾長:「はい。その本の帯に
“晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死”
と書いてありました。
私の感想は一言、“晴朗で健全な自死などはない”ということにつきます。」
K:「一刀両断ですね。」
塾長:「これだけでは哲学者の批判とはいいがたいという人のために、
今回と次回で、私なりに、確信に満ちた?自決の実行者を正しく批判
してみたいと思います。
そもそも生物というのは、どんな環境にあっても
生きられる限り生き抜くという身体レヴェルの生命力によって
存在が支えられているのですから、自殺というのは生物であることの
自己矛盾なんです。ところが、西洋の自由をめざす思想や哲学は、
人間には死を選択する自由もあるというのです。
ショーペンハウエルの“自殺論”もそういった考えですね。」
K:「ギリシアの哲学者セネカの自死の考察も
今塾長がいった方向でのものですね。」
塾長:「ソクラテスが、逃れる術がいくらでもあったのに、
あえて毒杯をあおったというのも基本的には同じ考え方です。」
K:「しかし、ソクラテスの場合は、
ギリシア社会の自由のための自死ともとれますね。」
塾長:「そう。自殺を考える時、それが自分一人のための
利己的な死か、社会や共同体のための利他的な死か
という区別が大切だと思います。古代の社会や、日本では
江戸時代まで、共同体のために自死は勇気のある行為、
あるいは尊敬されるべき美徳とさえされましたから。」
K:「『自死という生き方』にも出てくる『葉隠』のような生き方、
すなわち死に方ですね。」
塾長:「そうです。『葉隠』には、“武士道と云うのは、死ぬ事と見付けたり”
という有名な言葉がありますね。これは、三島由紀夫が自己流に解釈して
非常に有名になったのですが、これは本来私的な自殺ではなく、
公的な自死なのです。」
K:「ということは、三島由紀夫が誤解した。」
塾長:「いや、三島由紀夫が故意にすり替えたといった方が
いいかもしれない。」
K:「『自死という生き方』の場合も、三島由紀夫の延長線上にある
ということですか。」
塾長:「『自死という生き方』の著者は、実全に私的な、個人的な
自死として、『葉隠』を捉えています。いや、もう少し厳密にいえば、
西洋哲学の“自由”の思想(哲学)に日本の『葉隠』の美学を接ぎ木
しようとしている。ところが本来、水と油のような異質なものだから
うまく接ぎ木などできるはずがない。」
K:「塾長から見れば、哲学としても破綻しているという訳ですね。」
塾長:「そういうことです。」
K:「でも、『自死という生き方』の自殺した著者も、頭(観念)の哲学を
否定した身体の哲学者のように語っていますが。」
塾長:「いや、よく読めば、『自死という生き方』の著者は頭の人なのです。
カントが危惧した“独我論”に埋没した人の哲学に他なりません。」
K:「“独我論”というのを、分りやすく説明していただけますか。」
塾長:「“独我論”というは、詳しく説明すると、狭義、広義に
いくつかあるのですが、ここでは、デカルト以降、西洋の近代哲学が
個体の自己意識(自我・私が思惟すること)を中心に自己や世界を
捉えていこうという観点だと考えて下さい。しかし、カントが鋭く洞察
したように、独我論では自己や世界は限定されずにはいません。」
K:「分りやすくいえば、自分の頭(主観)で考えたり、イメージしただけ
では自己や世界を正しく捉えられないということですか。」
塾長:「そういうことです。私の身体哲学から見て、
『自死という生き方』には、大きくいって、二つの本質的な間違いがあります。
ひとつが独我論なんです。(もう一つについては、次回詳しく説明します)
具体的にいえば、こういうことです。
『自死という生き方』の著者は、65歳まで生きてきて、
”人生の果実は充分味わった“としていますが、
(これが独我論で)人生は寿命のある限り最後まで生きてみないと
実は何も分らないということです。」
K:「それは、“独我論”と塾長に難しくいわれるまでもなく当たり前
のような気がします。野球のようなゲームでも逆転ホームランとか、
終わってみないと結果は分りませんよね。」
塾長:「いくら知識が増えても未来のことは分らない。
知そのものに関してでも、知識や知恵が増せば増すほど、
自分が知らないこと、分らないことが多いことに気がついてくるんです。」
K:「ソクラテスの“無知の知”ですね。」
塾長:「そう。自分が実は肝心なことは何も知らないことに気づくようになる。
その一番肝心なことというのが自分のことでしょう。」
K:「それは、自分のことは、頭では理解できないということとは違うのですか。」
塾長:「さすがに身体哲学を身をもって学んでいるK君ですね。
少しむずかしくいえば、頭で知ることができるのは、つまり、
認識できる世界(実在の世界)は目の前にある対象の世界のこと、
科学的に認識できる物の世界に限られるのです。」
K:「ところが、認識を超えた存在の世界は認識することができない。
少なくとも、科学的、客観的に」
塾長:「そういうことです。その存在の世界を、実存の世界とか、
現存在の世界とかいう人もいますが。
でも分りやすくいえば、自己というのは、自己の存在以外の
何物でもないのですから。頭であれこれ考えても始まらない。
そして、自己の存在の基盤は身体以外にないのです。」
K:「西洋の哲学者でも、カントはそのことに気がついていたのですよね。」
塾長:「そうです。しかし、頭でそのことに気がついても、自己とは何かが
分ったことにはならないのです。」
K:「とにかく頭でごちゃごちゃ考えずに、
坐ればよい、ということですね。」
塾長:「生命というものは、
一見自分のためだけに生きているようにみえても、
実は自分ではない世界と身体を通して関係を結ぶことによって、
創造的に展開するものなのです。」
K:「坐ることで、そういうことも含めて、自己が見えてくる。」
塾長:「道元はそのことを“身心脱落”といったのです。」
K:「道元は“心”より先に“身”をもってきて、“身心”といいますね。」
塾長:「自己の存在を知るその出発点は“心”ではなく“身”であり、
まず、その身体を脱落せよ。普段感じている“からだ”を脱却せよ、
脱却した身体になれというのです。」
K:「普段感じている“からだ”と脱却した“身体”という二つ体があるのですか。」
塾長:「その通り。普通の人が“からだ”だと思う“身体”を、私は“動物性身体”
と呼び、脱却した“身体”を“植物性身体”と呼びます。
そして、『自死という生き方』の著者が、“体”と呼ぶのは、“動物性身体”のこと
なのです。」
K:「では、次回は核心に入り、そのあたりの話をお聞かせ下さい。」
※ 「塾長にこんなことが聞きたい!」という方は、
こちらまで。→info@you-ki-juku.co.jp
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2.湧氣塾(呼吸身法)の稽古内容
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<氣力、生命力を高める呼吸法>
〈呼吸身法〉とはひとことでいうと、その時々の身体の動きや姿勢
とのつながりを常に考慮した重層的で複数のリズムをもつ
有機的な全身呼吸の方法です。
身体の内部(深層)の呼吸の働きや氣の流れと
身体の外部(表層)の筋肉運動の調和を計りながら
“呼吸力”すなわち氣力、生命力を高める呼吸法だといってもいいでしょう。
<骨に氣を通す呼吸法>
<呼吸身法>では背骨を中心とした骨を“呼吸”と“氣”に
深く関係する生命力の根源と捉えています。
呼吸を通し骨格のゆがみを内側から矯正して
骨の代謝(氣の通り)をよくしていくことで
身体全体を改善強化していきます。
<一人一人の個別性に対応した無理のない呼吸法>
人間の身体は一人一人微妙に違います。
年齢の違いや男女差、活動的なタイプや、物静かなタイプでも違います。
またそのときの体調や食事の種類、四季の変化でも異なります。
〈呼吸身法〉のもう一つの特長は、一人一人の個別性に
よく対応できる身体の自己調整法だということです。
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3. 稽古の日程 [各コースのご案内]
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〈会員制〉
◆基礎科コース/行法基礎
呼吸身法の基本的な身体の使い方を習得し、
本科コースへ進むための手足および五体の分解、
調整を習得します。
◆本科コース/行法
行法基礎コースで一度解体した各関節、208個の骨を有機的に再統合し、
坐法も用いて、理想的な行法的(超越的)身体を創り上げます。
◆本科コース/行法上級
呼吸身法の身体使いに習熟し、その身体を通して得た行法的(超越的)身体と
呼吸法により、純度の高い気の修養をめざします。
◆女性身法
女性身法は、特に女性の身体に有効な呼吸身法のエッセンスを集めて指導いたします。
身体の大元である骨のレヴェルから働きかけ、女性らしい健康と美しさ、明るさと若々しさ
あふれる魅力的な"骨美人"を創り上げます。
◆リハビリ身法
人間の身体は、いくつになっても、どんな状態になっても信じられないほど
治癒力や回復力を持っています。
リハビリ身法は、他者に依存する治療ではなく、あくまでも呼吸法をベース
として“自力回復”を目指すものです。
『他力ではなく自力』、自らの力で自身の機能を回復したいと望む人に対して、
限りないサポートを行います。
〈チケット制〉
◆坐禅身法
坐法を通じて『身体の垂直性』を修得し、頭に振り回されない、
高いレヴェルの心身の統一を目指す新しい座禅の方法です。
入会金なし、1回1時間のチケット制で呼吸身法を本格的に
はじめてみたい方向けのクラスです。
◆呼吸身法入門
呼吸身法に接して、初歩的な呼吸法と身体使いを習得します。
入会金なし、1回1時間のチケット制で気軽に呼吸身法を
はじめてみたい方向けのクラスです。
各コースの日程はこちらよりご覧ください。
→ http://www.you-ki-juku.co.jp/schedule.html
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4.塾長の著書の紹介
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(新刊)『脳ひとり歩き時代 ヴァーチャル脳を身体が救う』(河出書房新社)
『「阿修羅」の呼吸と身体 身体論の彼方へ』(現代書林)
詳しくはこちら→ http://www.you-ki-juku.co.jp/books/books_introduction.html
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<編集後記>
最近仕事が忙しいのですが、
こんな時こそ、「身体」に立ち戻らなければならない、
そう感じます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次号をお楽しみに!
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●発行者:湧氣塾
●webサイト:http://www.you-ki-juku.co.jp/index.html
●お問合せ:info@you-ki-juku.co.jp
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