2008.05.28
[ukariko Creation:0047][埋もれた人]
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[ukariko Creation:0047][埋もれた人]
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「ukariko Creation」とは
これはひとつの世界観を創ってしまおうという壮大な企画です。
その世界の全てが乗っているという一冊の事典を創るという形式で
進めていきます。
はじまりはその世界に伝わる創世の神話からはじまります。
その世界は「時を刻む場所」と呼ばれています。
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■new item
シオノ・ハタセ[シオノ・ハタセ]
統一暦929〜968年
アストインバーグの第3代皇帝。
皇帝としてよりもアカネ・ヤヨイに皇帝の地位を譲った人物として
歴史に名前を残している。
生い立ち
アストインバーグの初代皇帝ミノオ・ナツカの妹の子供、つまり甥
として生を受ける。物心ついたときには皇帝として活躍するミノオ
の姿を憧れを持って見つめていており、いつかは伯父を助ける立場
になりたいと思うようになる。しかし、それは幼心にシオノがミノ
オのようにはなれない、絶対に敵わない存在であると感じていた証
拠でもあった。
それ故にシオノはミノオの手が届かない範囲を手助けすることで役
に立ちたいと思うようになる。その結果選んだのが文政官だった。
ミノオは常に国外に目を向けていたので内側、つまり内政に関して
は後手になることが少なくなかったためである。
文政官として
シオノが文政官として果たした役割は地味ながら大きなものだった。
国の基本となる民の生活を第一に考え、平等と柔軟性を持って随所
に対処した。そのため国への不満は表に出る前に適切に処理されて
いった。この時期、拡大を続けるアストインバーグが国の内部に不
満を溜め込まなかったのはシオノのおかげであったといっても言い
過ぎではなかった。しかし、一部の軍内部の人間はそれを理解する
ことが出来ず、シオノの行い、特に困っている民への援助として国
の金を使うことを不満に思っていた。そんなことに金を使うぐらい
ならばより強固な軍を整備することの方が有益だと堂々と主張する
ものもいたくらいだった。
皇帝になるまで
年老いて皇帝を退くことになったミノオは世襲によってその地位を
譲ることは考えていなかった。そのため自分に継ぐ地位にあったレ
ブリタ・シブワを指名する。レブリタはミノオの拡大路線を引き継
ぎアストインバーグの拡大を目指していく。ミノオと異なっていた
のはシオノたち文政官の扱いだった。レブリタはそれほど露骨にで
はなかったが文政官の地位を弱めていく。レブリタは軍事以外の予
算が国内で膨らんでいることに懸念を抱いていた人物であった。
これにより軍事力は拡大するが、国の基礎が徐々に崩壊を始めてい
た。レブリタがそれに気がついたとき、国力の著しい低下によって
アストインバーグは拡大を続けるどころか存亡の危機に立たされて
いることを知る。
国を立て直せることが自分には出来ないと悟ったレブリタは次の皇
帝としてシノオを任命する。伯父であるミノオが作り上げた国を守
るためしぶしぶながらシオノは皇帝になることを決意する。
皇帝として
初代、2代と続いた拡大路線に限界を感じ始めていた国民はシオノ
の皇帝就任を快く認めてくれた。こうしてシオノの手腕によりアス
トインバーグは国力を回復し蓄えるまでに至る。しかし、それが順
調に進めば進むほど、今度は国を広げるための侵略をするべきだと
いう世論が出始める。シオノはそれを押さえつけていたが日に日に
その要求は高まっていた。その背景にはサリアリアス皇国やセンド
マカによるアストインバーグへの侵攻が徐々に増えていったからで
ある。これらの侵攻に対して徹底した防戦で国土を守り抜いていた
シオノに対して徐々に不満は募っていくのであった。
この反応はシオノにとっては予想していた範囲のものであった。シ
オノはアストインバーグがある程度の国力を蓄えることができたら、
それを使って国を拡大することの出来る人物に皇帝の地位を譲るこ
とを当初から考えており、自身の健康問題もありその時期が近づい
てきていることを知っていた。そして、その相手にアカネを選んだ。
この当時英雄視されていたアカネはシオノにとってうってつけの人
物であった。こうしてその地位をアカネに譲ったシオノであったが
アカネが皇帝に即位した翌年病により命を落とす。
シオノが皇帝としての役割を十分に果たした例として在位中その領
土が増えることはなかったが一度も減りもしなかったという点が上
げられる。これは初代、2代と続いた拡大路線の中でもなかったこ
とであり、シオノの非凡さが伺える。しかし、この後皇帝になった
アカネの活躍によりその功績は陰に埋もれてしまうことになる。
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■notes
皇帝までに上り詰めた人物ですがそれほど有名ではない人物です。
その理由は彼の地位を継いだ人物が光輝いたためその存在が薄くな
ってしまったためです。しかし、だからといって彼の偉業が消えた
わけではありません。
地味ながらも後の時代の礎を作った人物であることに間違いはあり
ません。
ただ、そのことを自覚している人間はどれだけいたのでしょうか。
そう考えるとそれほど報われた人生ではなかったのかもしれないと
思ってしまいます。
シオノ・ハタセ
http://creation.ukariko.jp/u0000090.htm
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各項目はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは関係ありません。
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発行人:ukariko
URL: http://creation.ukariko.jp/
e-mail: creation@ukariko.jp
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000240615.html
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