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新田谷修司の「市長通信」


2008.04.18

平成20年4月18日  第319号


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 昨日、大阪府内の市町村長と橋下知事との意見交換会があった。平松大阪
市長を皮切りに、森山摂津市長まで十数人の首長の発言があった。

 私も意見を述べたが、昨日のTV報道では全く放映されなかった。なぜか
というと、他の首長さんのように個々の削減案について激しく追及しなかっ
ただけでなく、財政非常事態宣言をした先輩として、大阪府の将来のことを
考えた上での提案であるにもかかわらず、集中砲火を浴び、悔しい思いをさ
れていることはよく判りますと切り出したからであると考える。私は、知事
の言われる次世代に負担を先送りしないという基本方針は大賛成であるし、
何がなんでも実現してほしいと期待している。

 しかし、この次世代に負担を先送りしないという具体的な数値目標が、私
と知事の間で違いがある。私は、借金総額から純基金を差引いた実質総債務
額をゆっくりでも良いから着実に減らして行くことが目標であると考え、事
実、泉佐野市においてもその基本方針でやってきた。ところが、橋下知事は
借金せずに、税収入等の自主財源の範囲内で支出を押えるという方針なので
、1100億円という数字を削減目標としてしまっているのである。極論す
れば20〜30年後には借金をゼロとするペースで健全化を進めようとして
いる。この考え方には異論がある。企業なら無借金経営は評価されるが、地
方自治体はそうではない。今の時代に作りあげたインフラ整備を含む資産は
、次世代においてそのメリットを受けられるからである。

 次世代の負担を増やさないことには大賛成であるが、そのために今の世代
の府民に過度の負担を求めるのはいかがなものか。残された短い時間である
が、橋下知事とこのことを話し合って行きたいと考える。


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