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授業は俺の命や〜僕はこんな授業をしてきた〜


2007.12.26

『ふぞろいな林檎たち』


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* *☆☆***☆☆***☆☆**☆☆***☆☆**2007年12月26日発行【No.015】**☆☆***☆☆**

    〓授業は俺の命や〓  僕はこんな授業をしてきた

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    【 タイトル 】

    『ふぞろいな林檎たち』

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 授業というのは、まさにふぞろいな林檎たちを相手にしているだけに
 それだけに教える側の努力と工夫が必要になるわけです。

 特に生徒個々を見抜く洞察力が、必要になります。

 よく「生徒をよく観察して」と言われますが、ただ見ているだけでは
 何も見えてきません。

 生徒に触れなければ、何も分からないと思うんです。

 それは実際に手で触れるということではなくて
 コミュニケーションを取る、ということです。

 具体的に言えば、こちらから言葉を投げかけて直後の、生徒の反応や表情を
 つぶさに見て取るということです。

 また、これは私のとっておきの方法ですが、生徒の表情を斜め後ろから見る
 という方法をよく使いました。

 私に向ける生徒の表情というのは、だいたいは作った表情です。
 分かりやすく言えば、何かの仮面を被っています。
 ですから、その生徒の本性は見えてきません。

 ところが、こちらの存在を気付かさないように、斜め後ろから見ると
 その生徒の素顔を見ることができます。

 どんな刺激に対してどんな反応を示すのか、赤裸々に見ることができて
 興味深いものです。

 これも私がよく使った方法ですが、生徒の前を通り過ぎて
 後ろの目で生徒を見るという方法があります。

 つまり生徒の気配を感じ取るわけです。

 ただし、これは相当な訓練と経験が必要ですが
 年数を重ねれば、出来るようになります。

 それからあと、参考になるのは教室外で活動する生徒の表情です。

 これらはすべて、生徒の真正面の顔をみているだけでは、決して見ることの
 出来ない生徒の本性、素の表情だと言えます。

 それからその生徒の性格が形作られた背景を知る一助になるのが
 学期末に行われる三者懇談です。

 「子は親の鏡」とはよく言ったもので、子供は親の影響を多分に受けて
 その性格を作ってきたんだなぁと、思います。

 他にも色々あると思いますけれども、生徒の色んな情報を集めて
 そこから生徒を理解・把握して、そして一人一人への対応を考えていくように
 するべきだと思います。 決して観察だけで終わってはいけません。

 その子の長所を伸ばす、または短所を矯正するなど、色々な関わりがあると
 思いますが、先生が経営する教室が、その子にとっての成長の場になるように
 したいものです。

 またこのふぞろいな林檎たちは、お互いがふぞろいだと認識することによって
 人間的に成長します。

 他人の存在を認めることによって、また自分も認められる、つまり自分の居場所が
 教室内にあるということです。

 この自分の居場所がなくなる時、不登校あるいは最悪の場合自殺、ということが
 起きてくるんではないんでしょうか。

 そのためにもまず、教師が生徒一人一人の存在を認め、居場所を確保してやる。
 そうすることによって教師自身の居場所も、確保できる。

 最近はこの事さえも出来ずに、長期休養に入られる先生が
 増えてきているように思います。

 それがよく言われる「生徒と共に学ぶ」ということだと思います。

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 授業は俺の命や〜僕はこんな授業をしてきた〜
   発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
   配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000247100.html
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