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授業は俺の命や〜僕はこんな授業をしてきた〜


2008.01.22

『生徒のふり見て我がふり直せ』


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* *☆☆***☆☆***☆☆**☆☆***☆☆**2008年1月22日発行【No.018】**☆☆***☆☆**

    〓授業は俺の命や〓  僕はこんな授業をしてきた

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    【 タイトル 】

    『生徒のふり見て我がふり直せ』

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 教員になって20年目あたりの、ある日の私の授業です。

 教室に入って上着を脱いで、まだ始業の挨拶はしません。

 まず最初にすることは、黒板消しをクリーナーできれいにする。

 黒板は休み時間に当番の日直が拭いておいてくれてはいるけれど
 チョークの粉だらけの黒板消しで拭いてあるので
 黒板は白い粉が浮いた状態になっています。

 そこで私はきれいにした黒板消しで、一通り黒板を拭きます。
 けれども一回拭いただけでは、黒板には拭いた後のチョークの粉の後が
 筋になって残っています。

 そして私は再び、黒板消しをクリーナーにかけて黒板を丁寧に拭きます。

 黒板にチョークの粉が全然残っていなくて、黒板本来の地肌が現れるまで
 何度も繰り返します。

 この間生徒は、少々ざわつく子もいますが、私の作業を息をのみながら見ていたものです。

 そしてやっと教卓の前に立って「始めます。」と言います。

 すると代表の生徒が「起立、礼、着席。」と号令をかけます。

 この礼をするときも、ふかぶかと頭のてっぺんを生徒に見せるような気持ちで
 丁寧にお辞儀をします。

 このことを4月最初の授業から、儀式のように毎時間繰り返します。

 そうすると段々と私と同じように、きれいになるまで何度も拭いてくれる生徒が現れ
 起立・礼もきっちりとする生徒も、一人二人と増えてきます。

 けれども最初からこうしていたわけではありません。

 若い頃は黒板が汚ければ「今日の日直誰や。もっときれいに拭け。」と
 怒鳴っていたし、起立・礼も生徒がちゃんとしているか、見ることばかりに
 気をとられて、私自身はいい加減な礼をしていたように思います。

 ある時、卒業生がやって来て色んな話をしてくれました。
 その中に「○○先生な、私が大きい声でおはようございます、て挨拶しても
 いつも小さい声でしか返してくれへんねん。大きい声で挨拶せぇと言うくせに
 自分は全然出来てへんかってんで。」と言います。

 私はこの話を聞いて、背筋がヒヤッとしました。
 「俺はちゃんと挨拶していたやろか。」
 正直全然自信がありませんでした。

 その時心の底から思いました。
 「生徒はようく見てるんやなぁ。」
 そのことは深く肝に銘じました。

 生徒は決してばかではありませんから、毎回毎回前できちっとされれば
 何かを感じているんですね。

 それだけに生徒だけに要求するんではなくて、全てにおいて
 まず先生が我がふりを見直して、模範を示すことが先なんだと思いました。

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 授業は俺の命や〜僕はこんな授業をしてきた〜
   発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
   配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000247100.html
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