2008.06.16
『 分かると解けるは違います。 』
* *☆☆***☆☆***☆☆**☆☆***☆☆**2008年6月16日発行【No.032】**☆☆***☆☆**
〓授業は俺の命や〓 僕はこんな授業をしてきた
* *☆☆***☆☆***☆☆**☆☆***☆☆***☆☆***☆☆**☆☆***☆☆***☆☆***☆☆**
【 タイトル 】
『 分かると解けるは違います。 』
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
分かりやすい授業をすると生徒は問題を解けるようになる、と思っておられる
保護者の方は多いと思いますが、実はそうではないんです。
いくら理論が分かっても、すぐに数学・算数の問題が
スラスラ解けるようになるとは、限りません。
というよりも、分かるということと、解けるということは、
ほとんどの場合、全然別物なんです。
よく私が例えに使うんですが、アイスクリームが出来る原理をご存じでしょうか。
手作りのアイスクリームをどうやって作るか、習ったとします。
けれども、それが分かっても、ソフトクリームを作る機械は使えませんね。
逆にアイスクリームを作る原理を知らなくても、機械の取扱説明書を読めば、
ソフトクリームの機械を作って、ソフトクリームを作ることは出来ます。
つまり数学・算数の問題も、これとよく似ていて、ある問題を解くときに、
その解法は、どの理論のどの定理を使っているかは、意外と分からないものなんです。
だからいくら分かりやすい授業・説明を聞いても、実際に生徒が手を動かして、
何度も練習しないと、解けるようにはならないんです。
ですから、分からないというのは、理論が分からないということであって、
問題が解けないということではないんです。
ところが、生徒たちは理論が分からないことも、問題が解けないということも、
「分からない」という一言ですませてしまいます。
私は50分間のうち、定理・公式の説明・証明は、だいたい15分くらいにして
残りの35分をほとんど、問題の解き方の説明と実際に生徒に例題を解かせる
時間にあてました。
本当は理論をじっくり説明して、そこから解き方を導き出すのがよいのですが、
とても学校の決まった時間の中では、無理ですので、まずは生徒たちの願望が強い
「問題が解ける」という状態に持っていくことに、主眼を置きました。
なぜなら、その方が生徒たちの数学に対するコンプレックスをまず払拭することが出来、
授業への集中度が高まりやすかったからです。
くれぐれも生徒の「分からない」言葉に、振り回されないようにして下さい。
---------------------------------------------------------------------
授業は俺の命や〜僕はこんな授業をしてきた〜
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000247100.html
----------------------------------------------------------------------
シ友達にメールで教える
教育・研究ランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ