2008.03.10
毎日書評【働くねえさん】『考えないヒント アイデアはこうして生まれる』☆☆☆☆★
毎日1冊!なんとしても1冊!
【働くねえさんの毎日ビジネス書評】
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<ご挨拶>
こんにちは、働くねえさん、略してねえさんです。
【働くねえさんの毎日ビジネス書評】は、世の中に溢れるビジネス書
(や、ビジネス書でないもの)を毎日紹介するメルマガです。
目指すは、「読まなくても読んだ気になれる」ブックレビュー!
今日もステキな本と出会えますように。
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<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『考えないヒント アイデアはこうして生まれる』
・著者:小山薫堂
・出版社:幻冬舎
・ISBN:4-344-98006-9
・価格:¥720
・初版発行日:2006年11月30日
・アマゾン:http://www.amazon.co.jp/dp/4344980069/ref=nosim/?tag=mainichi07-22
■著者紹介
小山 薫堂(こやま くんどう)
1964年、熊本県生まれ。日本大学芸術学部卒業。放送作家。伝説の深夜番組
「カノッサの屈辱」で脚光を浴び、その後も「料理の鉄人」「世界遺産」など
多くの話題作を企画。現在はテレビ以外にもフィールドを広げ、コラム・小説
の執筆、脚本家、ラジオパーソナリティー、企業の顧問やブランドアドバイ
ザーなどとしても活躍する。著書に『フィルム』(講談社)、『恋する日本語』
(幻冬舎)、翻訳絵本『まってる。』(千倉書房)など。
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<ブックレビュー>
放送作家の枠を飛び出して、執筆や企画などなど、
多方面に活躍する著者のアイデア生み出し法です。
著者は、机に向かってウンウン唸っててもアイデアが出ないタイプみたいで
基本的には「呼吸するように」いつも何かを考えています。
ダメな時はダメだから「神様が降りてくる」まで待つ、という考え方は
自分ともどこか似ているので、共感できます。
>>
僕は、アイデアは、経験の化学反応から生まれると思っています。タイプの異
なるいろいろなことを経験して、たくさんの生身の人に出会うことが一番大切
で、机の上で考えているだけでは、アイデアは生まれないのではないでしょう
か。(P.64)
<<
ここで書かれていることは、誰にでも実践できるような
「アイデアの出し方」ではありません。
「ちょっとしたきっかけからデカい仕事が生まれた」
「わらしべ長者的に人のつながりができた」
「仕事にならなくても楽しいことをしていたい」
といった、著者の経験が語られていて、それを読んでいると
もうこれは「アイデア体質」というものがあるんじゃないか
という気持ちになります。
プランナーというのは、性質によって左右される問題かもしれません。
向き不向きっていうのは絶対にあると思います。
この本を読んで、そして私の体験から思うに
「おもしろがり」な人がプランナー向きです。
何にでも食いついておもしろがれる好奇心は必須、
それに行動力が伴えば、あとはなんとかなる気がします。
著者は何に関しても面白がっています。
「仕事にならなくても楽しいこと」もたくさん。
例えば、自分のスタッフの誕生日には
毎年かなり手の込んだサプライズを仕掛けているみたいです
>>
僕たちがしているテレビの仕事は、エンターテインメントを創る仕事です。自
分たちの身近な人間を喜ばせることができなかったら、不特定多数の視聴者に
喜んでもらえるはずがありません。(P.74)
<<
ごもっともですね。
テレビに限らず、エンターテインメントに限らず、
本来ならばどんな仕事でもここに帰ってくる気が、私はします。
>>
僕は何か新しいことをやろうと決めたとき、三つのことを考えます。
一つは、「それは誰かがやっていないか。すでにもうほかの人が同じことをやっ
ているのではないか」ということ。
二つめが、「それは誰を幸せにするか」。
三つめは、「それが自分にとって面白いか」。
かっこよく言えば、この三つを満たす仕事が理想なんですが、現実はなかな
かこの通りにはいきません。でも、とりあえずこの三つは考えます。
なかでも「それは誰を幸せにするか」ということは特に大切だと思います。
僕はある映画祭の審査員をやっていて、素人やセミプロがつくったショートフィ
ルムをたくさん観る機会があります。
でも、誰のためにつくっているかとか、誰をどんな気持ちにしたいかが、あま
り考えられていない作品がとても多い。自分のメッセージを伝えたいだけの作
品というのは、やはりつまらない。観ていても暗い気持ちになります。
こういう投稿作に一番欠けている視点が、「誰をどう幸せにするか」というこ
となんですね。(P.101)
<<
これ! 私も常々思っていたことです。
「言いたいこと」だけじゃダメなんですよね。
すべての表現されたコトゴト(作品や企画書はもちろん
メールや日常会話も含む)は、
自分の「言いたいこと」ばかりゴリゴリ言いっぱなしでは何も伝わらない。
それを受けた人がどう思うか、自分(表現物)はどう受け止められたいのか、
その辺をきっちり考えないと、とんでもない誤解を生むこともあるわけで。
人は主観から完全に抜け出すことはできないけれど、
できる限り受け手の視点に立つってこと。大切ですね。
このコミュニケーション視点があればこそ、
人の心を揺らすシゴトができるんでしょう。
しかし「考えない」なんてタイトルがついてますが、
著者は「考える」ということを意識せずに
日常的に「考え続けている」人みたいですよ。
ココがね、すごいところです。
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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜
「呼吸するように、アイデアが生まれる」
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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
読んでほしい人:すべての企画屋さん
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◆本日の格付け
☆☆☆☆★
著者の体験談が多いんですが、企画ができあがっていく過程や
どんどんつながっていく偶然の話など、ダイナミックでドキドキしました。
※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。
今日の一冊はコチラ
『考えないヒント アイデアはこうして生まれる』
アマゾン:http://www.amazon.co.jp/dp/4344980069/ref=nosim/?tag=mainichi07-22
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■編集後記
先日「お水取り」で春だなあと思う、と書きましたが、
もう一つ「春だなあ」が大阪にはあります。
それは春場所。
私の住む街には、とある部屋のタニマチがあって
そこが宿舎として使われるので、。
お相撲さんが着物やジャージ姿で街中を闊歩しだすと
本当に「春だなあ」と思うのです。
大相撲も何やかやと言われていますが、
鬢付け油の香りが今年も春を運んできました。
ってそんなサワヤカな感じでもないか。
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■働くねえさんプロフィール
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名前:働くねえさん
年齢:33歳・独身
勤務地:大阪
最近のお気に入り:無印良品の羽根布団
ブログ:http://mainichishohyou.seesaa.net/
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