2008.04.01
毎日書評【働くねえさん】『日本人の美徳 誇りある日本人になろう』☆☆☆★★
毎日1冊!なんとしても1冊!
【働くねえさんの毎日ビジネス書評】
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<ご挨拶>
こんにちは、働くねえさん、略してねえさんです。
【働くねえさんの毎日ビジネス書評】は、世の中に溢れるビジネス書
(や、ビジネス書でないもの)を毎日紹介するメルマガです。
目指すは、「読まなくても読んだ気になれる」ブックレビュー!
今日もステキな本と出会えますように。
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<本日の1冊>
■ブックデータ
・書名:『日本人の美徳 誇りある日本人になろう』
・著者:櫻井よしこ
・出版社:宝島社
・ISBN:978-4-7966-6120-1
・価格:¥700
・初版発行日:2008年2月23日
・アマゾン:http://www.amazon.co.jp/dp/4796661204/ref=nosim/?tag=mainichi07-22
■著者紹介
櫻井 よしこ(さくらい よしこ)
1945年ベトナム生まれ。新潟県立長岡高等学校卒業、ハワイ州立大学歴史学
部卒業。『クリスチャン・サイエンス・モニター』紙東京支局員、アジア新
聞財団『デプス・ニュース』東京支局長、日本テレビ『きょうの出来事』
ニュースキャスターを経て、現在フリージャーナリスト兼、国家基本問題研
究所(国基研・JINF)理事長。1995年、『エイズ犯罪・血友病患者の悲劇』
で第26回大宅壮一ノンフィクション賞受賞、1998年、第46回菊池寛賞受賞。
近著に『日本よ、「歴史力」を磨け』(文芸春秋)、『日本よ、勁き国とな
れ 論戦2007』(ダイヤモンド社)などがある。
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<ブックレビュー>
ニュースキャスター時代に、
当時まだ逮捕されていなかったオウムの上祐と生放送で論戦し
あの屁理屈言い(「ああ言えば上祐」と言われていましたね)を
冷静におっとりと、しかし完膚無きまでに叩きのめしたのを見て以来
「このひとは本当にすごい」
と思わせる数少ない人、櫻井女史の最新刊です。
著者は真剣に今の日本という国を憂いています。
それはもう「右」とか「左」とか関係なくて、
(思想を絡めるから、この問題はややこしくなるのだ)
わたしたちの暮らしやそこからつながる未来、といった
「普通のこと」をベースに、歴史や伝統を正しく知ること、
日本人としての誇りの持ち方、襟の正し方を
わかりやすく語っています。
特筆すべきはやっぱり、
進取と寛容の気質に満ち溢れた穏やかでユニークな宗教感と
「もったいない」の精神でしょうか。
日本人の伝統的な価値観として、「何度でも洗い張りや
仕立て直しをして、それでも着れなくなったら
布を割いて編んで鼻緒にしたり小物をつくったり、
本当にボロボロになるまで着物を使う」
という例をあげてこう書いています。
>>
着物を新調することなどは、本当に特別のことでしたから、大事に大事に着た
わけです。今のように、バーゲンごとに洋服を買うなどということはありませ
ん。そんな暮らしでも、幕末に日本を訪れた西洋の人たちが口を揃えて言いま
した。日本人は皆、身分の上下にかかわらず、清潔でこざっぱりとした身なり
をしていた、他の国々、そして彼ら西洋人の母国の人々と比べてみてさえも、
日本人は本当に清潔な身なりをしていたと。(P.42)
<<
無駄のない、真に洗練された暮らしを、
かつての日本人はしていたわけですね。
>>
田中角栄元首相の金権政治以降のことでしょうか、日本人が小金持ちのプチ成
金になり、長く使えるはずの家庭電化製品も含めて、ものがどんどん捨て去ら
れるようになったのは。
しかし、これは歴史的に見ると、決して日本人本来の姿ではありません。「もっ
たいない」という言葉を生みだしてきた日本人が、ものを粗末にしたり捨てた
りすることはなかったはずなのです。(P.40)
<<
私もやったことありますが、家電製品など、
まだ使えるものを捨ててしまう理由のひとつに
「修理するより買った方が安い」というのがあります。
あと「新しいのが出ると、前のが使えなくなる」とか。
(OSとか、地デジもそうかもです)
これって使う側の意識だけではどうしようもない
システムの問題だと思うんですけど、どうなんだろう。
また、著者は「心のありかた」についても触れています。
特に印象に残ったのはこのくだり。
>>
悩みにはすごく自己陶酔的な要素があるんですね。自分に悩む状況を許してし
まうと、いつまでもその悩みを楽しんでしまったり、その中で甘えてしまった
りすることが、人間にはあると思います。
(中略)
本当に悩むべきこと、考えるべきこともあるのですが、そうではなく、自分を
甘やかすために悩んでいることも、若い時代には往々にしてあるのです、でも、
そうしていてもあまり生産的ではりませんから、さっと自分を律する方向に舵
を切るのが、大事だと思いますね。(P.186〜187)
<<
確かにぐだぐだと考えて進まずにいることには、甘美な側面もあります。
動かないことへの言い訳なんて、いくらでも出てきます。
ここで筆者の言う「若い時代」に私がいるのかどうか微妙ですが、
そうだと仮定して、とりあえずこれはよしこ女史からの
「とっとと自ら動け」
というメッセージなのだな、と受け止めておきます。
ひとりひとりがちゃんとせな、明るい明日はありませんもんね。
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◆そのオビ書かせろ! 〜私なら、オビをこう書きます〜
「日本の人は、美しい。」
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◆こんな人に 〜こんな人に読んでほしい、または読まなくていい。
読んでほしい人:ゆとり世代。
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◆本日の格付け
☆☆☆★★
私よりは若干若い人(10〜20代あたり)向けかなと思いましたので☆3つ。
※格付け基準※
☆☆☆☆☆:とりあえず今読んでる本は横に置いてでもコレを!
☆☆☆☆★:買って読んで、そして読み返して!
☆☆☆★★:押さえとくが吉。
☆☆★★★:時間があれば。または立ち読みでもいいんじゃ?
☆★★★★:読まずに死んでも悔いはない。
★★★★★:ある意味、こう、逆に、読むべき本なのかもしれない…。
今日の一冊はコチラ
『日本人の美徳 誇りある日本人になろう』
アマゾン:http://www.amazon.co.jp/dp/4796661204/ref=nosim/?tag=mainichi07-22
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■編集後記
かつての仕事仲間が、賞とったりしてすっかりベストセラー作家です。
すげー! 本当にすげー!
と思いながら、書店にコーナーまでできている作品を一度も
読んだことがないのは、なんというか知り合いだけにおもはゆい感じと
軽い嫉妬からかもしれません。
でもそういう嫉妬はよくないですよねえ! 今度読んでみようと思います。
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■働くねえさんプロフィール
バックナンバーをちびちびと掲載していくブログをつくりました!
昔のやつが読みたい方は、どうぞ!⇒ http://mainichishohyou.seesaa.net/
名前:働くねえさん
年齢:33歳・独身
勤務地:大阪
最近読んだマンガ:誰も寝てはならぬ
ブログ:http://mainichishohyou.seesaa.net/
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