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物流革新への小さな企み「3次元メディア構想」


2007.12.02

「3次元メディア構想」第3号


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★ 発行者の独り言的解説3

 発行者が、何故物流業界が足を踏み入れることになったのか。
 典型的なモラトリアム人間であった発行者は、就職と言う人生の大きな転機
を前にして、何の準備も、資格、特技もなく、ただ漠然と広告業界を志望して
おりました。そんな折、たまたま通りかかったのが大学の就職課でした。いつ
もは、相談の学生で大混雑しているのですが、その日に限って何故か疎ら。話
だけでも聞いてやろうと冷やかし半分に立ち寄りました。応対してくれたのは
、岡田さん(名前は忘れません。)と言う方です。
 「君の成績では、マスコミや広告業界はちょっと厳しいね。航空貨物と言う
業種があるが、やってみる気はないかね。」
 これが、発行者の進路を決定づけ、今日まで30年近くにわたって物流業界
に身を置き、それが適職であったかどうかは別としてまがりなりにも職業とし
てやってこられたきっかけとなった言葉です。「航空貨物」と言う言葉の響き
から、当時世間知らずで、田舎物の学生であった発行者にとって、時代の先端
の花形の業界で、世界を股にして航空輸送のビジネスに携われるくらいのイメ
ージしか持ちえませんでしたが、実際入社し配属となった国内航空貨物の部門
の職場は、まさにこのイメージからかけ離れた現業主体の昔ながらの「運送屋」
そのものの職場でした。そして、入社後も、現状への失望もあり、果たしえな
かった広告業界への憧れは、それまでにも増して強くなり、休みを活用して広
告に関する通信教育を受講したりしていました。
 ただ、この全く異なった業種を経験し、また片方を覗き見することで、この
全く関連性のない2つの業種は非常に似通っていること気がつきました。それ
は、両者とも代理店の形態をとり、それぞれに伝達・及び輸送主体に変わって
、末端で荷物を、或いは広告を集め、これを媒体である通信手段(新聞・雑誌
・テレビ・ラジオ・インターネット等)若しくは輸送手段(トラック・鉄道・
航空機・船舶等)に載せる。両者とも基本・出発点はスペース・ブローカーで
あると言う点。次に、それであれば、自身が属する運送業界の広告業界に対し
てのこの後進性はどこからきているのか。自身の力でこれを打破していけない
かと言う思いです。これが、本稿着想の基礎となりました。
 この着想から四半世紀が経ちました。今、機は熟していると考えます。今日
まで野心的な広告・通信業界を含めた「2次元メディア」が、時代の変化に合
わせて実行した大胆な変革を、そして脱皮を、次に物流媒体すなわち「3次元
メディア」が行うことを、社会が待ち望んでいるように考えるのです。何故な
ら、そこに本稿の最終のテーマである環境問題の解決のひとつの糸口がありま
す。
 以降、「3次元メディア構想」第3号、いよいよ主題を展開致します。
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4.展開策 第1段階 物的ネットワーク化

1.2点間双方向輸送(RS2P)サービスの開始

既存の物的輸送サービスの全ては、送付状に記載された不特定多数の出荷人か
ら不特定多数荷受人までの、片道、一過性のサービスであり、そこでの法則性
、規則性については大きな問題とはならない。さて、現実社会において、物的
輸送を必要とするニーズの原型の類型化を追求したときに、就職、進学、結婚
、転勤、核家族化、その他の個人的、あるいは社会的事情のために、本来一体
であったはずの家族が分断され、地理的に離れて生活せざるを得ない状況があ
る。ここに隔たった地理上の特定の2点間を、継続的に定期的に結びつける2
点間双方向輸送(RS2P)のが存在する根拠がある。因みに人的輸送部門にお
いて、職場、学校と生活の場である家との隔絶から生じた同じ2点間双方向輸
送の社会的要請に古くから対応し、必要不可欠なものとして社会的に認知され
深く浸透しているサービスが「定期券」である。
物的輸送のニーズの中で、この言わば、普遍的な家族の繋がりに起因した2点
間双方向輸送の顕在、及び潜在ニーズのみを抽出し、これに完全に特化した輸
送サービスを展開し、市場に浸透させ、習慣化させる。

注釈1
物的2点間双方向輸送と言う概念を導入して問題となってくるのが、片荷の現
象であろう。つまり、AからBへの顕在した輸送ニーズはあっても、BからAへ
の輸送ニーズがないと言う問題である。これへの解決策としては、発足時期の
NTTが通話促進のために実施したように、生活の各部面に入り込んで、後述
の新サービスの利便性とコミュニケーション手段としての物的輸送を前面的に
押し出した積極的なPR活動が重要なものとなる。これにより、「あれば使う
」といった潜在ニーズの掘り起こしを行い、習慣化、定着化させる。いったん
習慣化できれば、後は固定的なものとなる。


2.セル(RS2P)の集積による物的双方向ネットワークの形成

この特定の2点間双方向輸送を1個の細胞(セル)とし、これを集積、有機的
に組織化することで、全国各地域・区域のハブ(HUB)と呼ばれる集配拠点を基
点とした放射状の物的輸送の双方向ネットワークを構築することができる。
このネットワークは、以下の4つの特徴を有し、「3次元メディア」構築のた
めの前段階となる。

(1)定集(定期・定時集配)制の導入
現行の宅配便のサービスは、不特定多数のお客様の個別で、不定期で、単発の
依頼に応じて、一件ごと運送状(伝票)を発行し集荷し、これに記載された住
所と希望時間に配達する形態をとる。定集とは、業界俗語で「定期・定時集配
」の略語、すなわち特定のお客様に対して事前に定めた特定の曜日、日の特定
の時間に継続的配車しにサービスを行う集配方式で、法人向けサービスでは定
着している。また日常の例で言えば、公共サービスであるゴミの回収方式がそ
うである。本サービスでは、「2点間双方向輸送」(RS2P)のニーズのみ
に限定し、インターネットの拡大過程に倣った会員登録制をとり、車両運行の
計画化、ダイヤ化に基づいて、2点間のお客様毎に特定に集荷時間・配達時間
(当初、1週間に1〜2回程度)を設定し、継続往復輸送サービスを実施する
。これにより、固定的なインフラである電線ケーブルや道路等と同様の位置づ
けもった恒常的で、継続なラインとして一個の双方向輸送セル(RS2P)の
性質を規定でき、物的双方向輸送ネットワーク構築の前提となる。

 注釈1.
会員を対象にした定期・定時集配のシステムは新しいものでなく、現在では生
活協同組合(コープ)の協同購入システムや、弁当の配送等で導入されている
。ただし、これらは、言わば単一目的、機能の閉ざされた物的配送システムあ
り、仮にそれが物的ネットワークの端緒であつたとしても初期のパソコン通信
や域内通信、或いは道路インフラで言えば私道と同様なもので、拡張性・発展
性を持ちえない。

(2)単一梱包用具(UPD)の採用
今日の物流業界の発展、革新を支えてきたものは、自動車・航空機・船等の輸
送手段自体の発展・技術改良とともに、ULD (Unit Load Device)と称され貨
物コンテナに代表される単一積載用具の開発、改良によるところが大きい。こ
れに対し、本稿では、単一梱包用具(UPD=Unit Packing Device)と言う概
念を導入する。それは、荷物の収納箱、或いは容れ物(Ware)を指す。
まず、荷物の発送には、箱詰、梱包、住所書き等の作業が不可欠であるが、こ
れらの手間を省くために、特定2点間を定期的に往復する専用のUPDとして、取
手付き布製の通い袋(必要に応じて、プラスティク製等)を採用する。そして
、このUPD(=通い袋)は供給者側の所有物と明確に宣言し、利用者に無償で提
供し、管理、改良、メンテナンスの全てについて責任を負うものとする。また
、UPDは、たとえ内容品がなくとも、必ず運行ダイヤ、スケジュールに基づき、
定期・定時に特定の2点間を往復するものでなければならない。
このような性質をもつ専用の容れ物(Ware)であるUPDこそが、容積(フィジカ
ルスペース)と言う立体空間を形成し、定集制に基づいて恒常的に、定期的に
特定間を移動することによって、今後、3次元メディアの実体となるものとな
る。それは、2次元メディアで言えば、電線・電波に相当し、その容積(フィ
ジカルスペース)は、テレビ・モニター画面、或いは、新聞、雑誌における紙
面に相当する。

(3)即日配達の実施
モールス、ベルの発明以降、情報伝達と物的輸送の決定的違いは、前者が時間
的制約から完全に解き放たれたのに対して、後者の発展は依然として時間と戦
いの過程であったと言う点である。この時間の捉え方において、今日の日本の
物流システムは、アメリカ合衆国のシステムの考え方を盲目的に模倣し、継承
し、発達しものである。スピードの追求の結果、現在の主流となった翌日配達
(Over Night)、――― 即ち当日、或いは当日午後集荷したものを、夜中に
配送拠点まで幹線輸送し、翌日、或いは翌日午前中に配達する――― は、ア
メリカの国土を前提としており、法人間輸送のニーズには対応したものである
。但し、個人向けサービスおいて、その生活パターン・在宅時間を考慮すれば
、その本来のニーズは、即日配達(Over Noon)、――― 即ち当日朝、あるい
は午前中集荷したものを、当日の夜、或いは当日午後に配達する――― にあ
るはずである。これは、狭い日本国土を前提とし、前述の定集制の採用と集配
車両運行の計画化とダイヤ化、輸送モードとして航空輸送の利用により技術的
に可能である。本サービスは、物的輸送の時間的制約を最大限に克服した全国
即日配達を原則とし、また、ここに顧客ニーズが凝縮されているものと考える。

(4)段階的販売戦略と顧客層の細分化
 重要なのは、マクロではなくミクロであると考える。しかし、この全国の末
端ユーザーを組織化し、ネットワーク化を成し遂げるためには、膨大な投資と
労力を必要とする。ただ、このための解決策は、情報通信分野の販売手法にお
いて既に実証済みである。嘗てNTT、AUの携帯電話、及びプロバイダー制からス
タートしたインターネット普及の展開そうだったように、また、YAPHOOの全国
展開がそうだったように、投資効果を最大限高めるために、顧客密集度が高い
首都圏と福岡、広島、大阪、名古屋、仙台、札幌等といった全国の中核都市間
のサービスとしてスタートし、その後、段階的に地方に拡げていく方策をとる。
 また、携帯電話の会員の獲得に見られるように、学生割引等の設定により、
顧客層別に料金、及びサービス内容を差別化し、事前に顧客の細分化(マーケ
ット・セグメンテーション)を実施することが重要である。ここでは、料金、
UPDの形状、集荷頻度・パターンを対象ごとに変化させることで、年代別の顧客
層の細分化を実施する。これも、3次元メディア誕生のための重要な要素となる。

以上の施策より、物的双方向ネットワークを形成させる。この物的輸送ネット
ワークは、ハブ(HUB)と呼ばれる各地域、区域の集配センターを基点にした放
射状の形態をとり、このハブ機能を押さえ、増幅させることで、新たな価値の
付加が可能となる。また、そこで貫徹されるのは、「ネットワークの価値は利用
者の2乗に比例する。」と言うメカトーフの基本法則であることは言うまでもな
い。

3.物的双方向ネットワークの複合的双方向ネットワーク(PIDN)への転換

この3次元メディアの基盤となるものが、物的ネットワークの形成を前提とし、
これと情報ネットワーク(¬=インターネット)が合体、融合した複合的双
方向ネットワーク(PIDN=Physical & Informative Distribution Network)へ
の転換、完成である。

さて、移動と言う側面における物と情報の分離と言う事実からスタートし、こ
の矛盾を解消し、これを再統合する過渡的システムがPIDNであるが、歴史上モ
ールス、及びベルの発明以前は情報が有形物(印刷物等)を媒介とするしかな
かったため、物の輸送の一部として取り扱われ、これに追従するしかなかった
。しかし、今日的な再統合に関しては、情報・通信分野がここ12〜3年程度
の歳月で、世界規模で成し遂げたインターネットの飛躍的普及を前提とした上
で、これを機軸とした今後の世界規模での社会インフラの整備、展開に、立脚
したものでなければならない。そのためには、物的輸送部門の旧来からの常識
、方式、形態から、インターネットに適合、接続できる形式に自らを修正して
いくことである。そして、これをさらに推進していった時に、PIDNはインター
ネットの発展・拡大のひとつの分枝として飲み込まれる(多分、携帯電話もそ
うであるように)。それは、無形の情報が有形の物を吸収すること、言い換え
れば、物の移動が常に情報により制御され、物的輸送が単体ではその存在意義
を無くすことを意味する。

この複合的双方向ネットワーク(PIDN)の基礎になるのが、表記住所とは別の
「セカンドアドレス」の導入とコード化である。この「セカンドアドレス」と
は、複合的双方向ネットワークのみに限定的に使用されるものであり、ナビシ
ステムと連動して集配地点の位置情報を点として示したものでよく、縦軸と横
軸から成る平面軸に定集制に基づく利用者毎の定期の時間軸を加えて、数値化
、コード化したものを会員アドレス番号として整理し、インターネット上のメ
イルアドレスにリンクさせ、所謂紐付きにする。
また、別に、既存の郵便番号をさらに精緻化・整理し、メイルアドレスに連動
させることよっても「セカンドアドレス」へのアプローチは可能である。
これに通信手段であるインターネットに物的輸送の全ての情報が従属し、包摂
され、インターネットの端末の一部として物的輸送の集配ポイントが設定され
、インターネットのルールに従って、同じシステムの中で物的な輸送が運用さ
れる。そしてPIDNのネットワーク内であれば、インターネット上のメイルアド
レスを入力、表示させるだけで、情報と物の移動が同時に、全て完結されるこ
とを意味する。またこれに伴い、伝票(送り状)等の帳票は全て情報処理化さ
れ無形化されることは言うまでもない。
また、「セカンドアドレス」は、たとえて言えば表記上の住所が玄関だとすれ
ば、勝手口のような存在であり、匿名性が保持され昨今の個人情報保護の観点
からも非常に有効となる。


5.展開策 第2段階 物的メディア化

1.複合的双方向ネットワークの多機能化と3次元メディア化の実施

新聞、雑誌、テレビ、インターネット等の2次元媒体において、広告が占め
る部分を「スペース」(Space)と呼ばれる。また、インターネットによって
創出された距離、時間、位置が消滅した空間をサイバースペースと称される。
この3次元媒体においては、この入れ物(Ware)の中には、距離、時間、位置
を有した現実の物理的なスペースが存在し、発送品を、混入し、梱包する際に
は、必然的に余りの空間が発生じ、通常は、内容品を固定するために緩衝材等
で塞がれる。すなわち、この容れ物(Ware)と内容品(Contents)と間に生じ
る、余りの物理的空間(フィジカルスペース)部分の第3者への転売と有効利
用とこそが、物流ネットワークが3次元メディアへと昇華、転換する鍵となる
。さらに、インターネットのネットワークと一体化することで、末端消費者と
直結した多機能3次元メディアを構築できる。

そこで、先の単一梱包用具(UPD)の仕様、デザインが非常に重要なものとなり
、多目的に利用するために、スペースの2分割が可能なポケット、もしくは仕
切り付仕様のとする。そして、供給者側の所有である2分割されたスペースの
一方を本来の目的である家族間の2点間宅配便用(所謂C to C)に、一方のスペ
ースを企業の販促用に振り分け、クライアント企業と消費者間(B to C & C to 
B)のダイレクト・マーケティングツールとして運用する。それは既存の2次元
メディア上において、従来から行われてきた広告形態の3次元媒体への拡大、
発展形態として理解する。

財貨やサービスを生産者から消費者に移転・移動することに関する全ての商活
動が、マーケティングであり、これに係わる、市場調査、商品政策、広告、物
流等の諸活動の全てが含まれる。インターネット、テレビ、ラジオ等の媒体を
介する既存のダイレクトマーケッティングもこのうち情報にかかわる部分まで
しか包摂できなかった。この3次元メディア(媒体)は、インターネットと連
動することで決済まで含めた企業が行う全てマーケティング活動を完結し、さ
らに見本品・試供品・レンタル品・梱包材・不要品・修理品等の発送・回収等
、物的な交換を含めた企業と消費者とを直結するワンストップの多機能3次元
媒体として成立、機能することができる。

以上の運用上の転換、価値の付加、換言すれば「メディア化」を実施すること
で、ネットワークを事業として維持、運営していくための裏づけとなる収入の
形態おいて大きな変更をみることになる。
当初、複合的双方向ネットワーク形成の過程において、その収入は、物的輸送
の範疇の中で、既存の輸送サービスと同様に、定期的な純粋の物流サービスの
対価として利用者(会員)が負担する輸送料(運賃)のみによって成り立って
いた。しかし、この「メディア化」によってこれまでの「運賃」と言う概念は
段階的に消滅する。これに代わって3次元メディア「媒体使用料」が新たな収
入形態として発生し、最終的にはこれから、ネットワークの維持、運営、拡大
のための全て費用が賄われ、供給者へは利潤をもたらす原資となる。
この「媒体使用料」とは、多機能3次元メディアの包括的効用に依拠しており
、新聞、雑誌、テレビ、インターネット等の既存メディアの広告料(スペース
料)と同様に、これを販売活動に活用する参画企業(スポンサー)によって協
同負担される。全国的で、継続的で、恒常的な市場確保と流通経路の使用対価
であり、その意味で道路使用料、回線使用料等と同じ性格のものである。

2.多機能3次元メディアの整備・拡充のための3つの構成要素

3次元メディアの整備・拡充の過程とは、以下の3つの要素の統合と一体とな
った技術的進歩に基づくものである。

(1)	フィジカルスペース                              
複合的双方向輸送ネットワーク(PIDN)の説明おいて、そのスペースの原型を
、単一の梱包用具(UPD)内の余りの、若しくは分割したスペースとして規定し
たが、終始これに拘束されるものでない。「3次元メディア」の整備・拡充の
過程とは、端末ユーザー数(会員)の増大と同時に、ケーブル回線の容量を増
したり、道路の道幅を拡げるのと同じ理由で、物的輸送手段自体の物理的制約
の範囲内で、許容容積(スペース)と許容重量(ウエイト)を増大させること
にあり、それは、集配車両の積載スペースであったり、集配ドライバーが1名
で持ち運べる容量内であったりとすることができる。また、輸送手段であり、
ハードウエアーであるフィジカルスペースを単一ユニットとして形成するUPD
(単一梱包用具)の改良も重要なものとなる。

(2)	インターネット 
インターネットとは神からの地球の人類への授かりものである。それは、社会
のためにさらに多くの応用、拡張の可能性を秘めたものである。但し、それが
現在のように2次元・1次元の情報・通信と言う範疇にとどまっている限り、
所詮 ヴァーチャル(虚構)なサイバースペースの世界に終始し、その使命を
充分に果たしているとは言えず、現実のフィジカルスペースへの積極的進出と
このための技術的改良をはかる。

(3)	時間
スペース(3次元立体空間)とインターネット(2次元世界)の両者を接続し
、「3次元メディア」と言う形態のインターネットの新たな可能性、世界に導
くものが、定集制(会員宅の定期集配)に基づき事前登録された特定の時間
(それが毎日であるのか、曜日単位になるのかは別として)と言う4次元の単
位である。インターネット利用者(会員)は、事前に割り振られたこの時間に
おいて、現実の3次元のフィジカルスペースにアクセスでき、この発展、拡充
とは、前述の許容スペースの増大、地域の拡大とともに、定期集配頻度の増加
、及び間隔の縮小を進めることである。
また、これは、間欠接続であるために利用者(会員)に時間と言う唯一のルー
ルを課すものであるが、これを補完するものとして、常時接続できるストック
ポイントの必要性が生じる。この機能を果たしうるのが、24時間営業の全国
のコンビニエンス・ストアー・チェーンの活用である。日本のコンビ二は、3
次元メディアの維持、運営に不可欠なインターネット・ストアにその姿を変え
るであろう。

今、社会の物流をコントロールできるシステムの構築が待ち望まれている。マ
クルーハンの「メディアはメッセージ」の言葉の通りに、この新たなメディア
の誕生は、企業に、社会に全く新しいメッセージを発信することになる.

次号に続く。


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