2008.03.30
★コミュの達人★第31回【長けりゃいいってもんじゃない】
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メルマガ 『目指せ!コミュニケーションの達人』 2008年3月30日
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第31回【長けりゃいいってもんじゃない】
今、アメリカの選挙戦が面白い。ヒラリーさんとオバマさんとの争い。
僕はオバマさん派。
僕は留学時代はノースカロライナ州という南部に住んでいました。
そこで感じたのは、いまだに白人と黒人の間には微妙な空気感があるということ。
「24」には先を越されてしまったけれど、
オバマさんが大統領になることで、
またアメリカ全体や世界全体の流れが変わっていくような気がするからです。
先日、そんなオバマさんのコミュニケーションに関する記事が載っていました。
今日はそれをご紹介。
(以下抜粋)
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民主党の大統領候補指名レースで、
ヒラリーとデッドヒートを繰り広げているオバマ。
評判なのは、彼の演説のうまさである。
J・F・ケネディやキング牧師の“再来”などといわれているのだ。
一体、どこがスゴイのか。
翻訳家の菊谷匡祐氏は、
“伝説”といわれている04年7月27日の
民主党全国党大会基調演説の原稿を読んで驚嘆したという。
「オバマの演説原稿は、
時事英語のような専門用語がなく、
センテンスも短いので、
とても分かりやすい。
ロジックの展開も絶妙で、
クラシックの協奏曲を聴くようにリズミカルに読めるのです」
ジャーナリストの堀田佳男氏は、この演説を現地の会場で実際に聞いた。
「約5000人の民主党員がうっとり聞きほれ、
中には泣いている人もいました。
私も鳥肌が立ったほどです。
『リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、
ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ。
黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン人のアメリカもアジア人のアメリカもなく、
ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ』
という部分は、全米で繰り返し放送されて、
オバマは一躍脚光を浴びました」
菊谷氏(=前出)は、声の良さも魅力だという。
「音域に例えると、ローバリトン。いい響きで、とても心地良く、
長く聞いていてもストレスにならない」
演説力を磨く努力もしている。
選挙コンサルタントの指導を積極的に取り入れているのだ。
「テレビCMで、短い時間でインパクトあるメッセージを伝えることを
“10 Seconds Bite”と呼びますが、
その訓練を熱心に受けて、演説の演出力を磨いたのです。
ニューハンプシャー州予備選後の演説では、
理念や政策を語る間に“Yes,We Can”を多用し、
直後に間を置いていました。
こうした巧みな抑揚のつけ方は、訓練で磨いたものです。
敗戦を認める演説なのに印象に残りました」(堀田氏=前出)
(原文=There's not a liberal America and a conservative Amreica
- there's the United States of America.
There's not a black America and white America and Latino America
and Asian America; there's the United States of America.)
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「専門用語がなく、センテンスが短いので分かりやすい」
これがポイントです。
確かに、この原文を読んでみるとすごくリズムがあって読みやすい。
日本語でも同じ。
「使う言葉で相手が変わる」のところで書いたけど、
【言語の共通化】をすることでより多くの人にあなたの言葉が伝りやすくなる。
「センテンスの短さ」。
これは特に日本語では大切。
日本語は文法の性質上、主語と述語が離れちゃう。
ということは、最後まで聞かないと趣旨が分からなくなりがち。
主語と述語の間が長くなれば長くなると・・・・・
主語を忘れちゃう。
述語を追おうとすると、その間の言葉が頭に入ってこない。
「僕は、○○だと思うけど、××だから、△△したほうがいい。」
もう書いているだけでよくわからなくなる(笑)。
「僕は△△したほうがいいと思う。なぜなら、××だから。
(それは○○だと思うけどね)。」
このほうが「ああ、あなたは△△したいのね」っていうことが分かりやすい。
この場合、「○○だと思うけど」ってのはあまり必要ないかもしれないフレーズ。
人は自信のないときほど、
自分を守るために「エクスキューズ(言い訳)」が増える。
それが、主語と述語の中に入る。
必ずしも結論と結びついていない言葉だから、述語が【ぼける】。
つまり、言いたいことが薄まっていく。
だから相手は「何がいいたいの?」ってことになっちゃう。
英語はそもそも主語と述語が近いから、意思は通じやすいのだけれど、
その中でも「分かりやすい」っていうのは、オバマさんはすごい。
確かに、上の原文は中学生でも読めるもんね。
【今日の達人ワンポイント】
短く簡単に。「私は○○です。」短いほどに相手の頭に残る。
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