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2008.01.14

りゅうたまメルマガNo.5★2008年1月14日号★


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    ★★☆★りゅうたまメールマガジンNo.5★☆★★
         ♪ 2008年1月14日号 ♪

このメールマガジンは週刊で、りゅうたま世界が舞台の連載小説と
ルールブック掲載の魔法やモンスターなどの紹介、発売情報などを
メインにお届けしています。

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りゅうたまメルマガをご覧の皆様、こんにちは!
今日は成人の日ですね。メルマガを読んでくださってる方の中にも、
成人の日の催しなどに行っている方がいらっしゃるかもしれませんね!
何歳であろうと関係なく、子供から大人まで「りゅうたま」で楽しんで
頂けたら良いな〜と思ってます♪

さて、今週のりゅうたまメルマガは、りゅうたま連載小説の第3話を
を中心にお届けします。最後までお見逃しなく〜!
                          (担当:猫月)

○******・******・******・******・******・******・******・******○



‥……━━━━━━━ * 今週のコンテンツ * ━━━━━━━……‥

   ★1:小説「ハルカのひよっこ旅日誌」第3話
   ★2:アクイラのモンスター紹介コーナー
   ★3:今週のブログ更新
   ★4:次回配信予告・募集/編集後記

‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃★りゅうたま小説                       
┃『ハルカのひよっこ旅日誌』 第3話:依頼は覚悟と共に。   
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
【前回までのお話はコチラから】
1話:http://blog.mag2.com/m/log/0000253518/109285009.html
2話:http://blog.mag2.com/m/log/0000253518/109304650.html

【あらすじ】
16歳になったばかりのハルカは、3年前に村を出て行った兄を探し、
亡き父からの手紙を渡すため、白犬のカスタと共に旅に出た。
森の中で出会った商人・リオと隣町のノコフォレスタに辿り着いたハルカ
だったが、大通りでリオとはぐれてしまう。さらに、ぶつかってきた
コネコゴブリンに、兄へ渡す大事な手紙を盗られてしまったのだった。

 ***

 竜から生まれた世界――りゅうたま。
 四季を司る4匹の竜と、地形や天候を司る20匹の竜たちは、
 今日もどこかで旅人たちを見守っています。
 これは……
 数多あるりゅうたま世界のひとつで生まれた、とある旅人の物語。
 
 ***

「ど……どうしよう……! フィオ兄さんへの手紙、盗られちゃったぁ!」
 真昼の大通りに悲鳴が響き渡り、通行人の視線が一斉にハルカと、声を
掛けてきた青年に集まった。そして、なんだなんだと周囲が騒ぎ始める中、
ハルカは呆然としたままその場に崩れた。
「どうしよう……手紙……」
「お嬢さん、そんなところに座ったら君の可愛らしい服が汚れてしまうよ?」
 優雅な仕草で銀色の髪をかき上げてから手を差し出し、その燃えるよ
うな赤い瞳で見つめてくる見知らぬ青年に、ハルカは何がなんだかわからず
首を傾げる。
「え……っと、あの、貴方は……?」
「俺は困った女性の心強い味方、ジャンさ。手紙のことは俺にまかせて、
これから一緒にお茶でもどうだい?」
 容姿はまったく似ていないのに、どこか兄を連想させる低く甘い声で
囁かれ、とんでもない誘いにハルカが思わず頷きそうになった瞬間――
「……ちょいと待ちな!!」
 そこへ、人混みをかき分け、浅黒い肌をした女性が叫びながら割り込んで
きた。緑色の長く真っ直ぐな髪を後ろで一本に纏めており、その背には弓を
担いでいる。見たところ、ハンターのようだった。
「ジャンっ! アンタ、何こんなトコでナンパしてんのよっ!」
「うげ、アクイラ姐さん……」
 ジャンと呼ばれた銀髪の青年は、現れた女性――アクイラを見て気まずそ
うに顔をしかめた。 
「なによ、『うげっ』って。大体アンタ、こんなトコで油売ってる場合じゃ
ないでしょ!」
「いや、ほら、その……この子がコネコゴブリンに何か盗られたみたいだった
からさ、話を聞こうと思ってだなぁ」
 先ほど感じられた優雅さはすっかり消え去り、ジャンは冷や汗を流しながら
答える。
「あら、そう。じゃあ、なんでそんなに焦ってんのよ。まったくもぅ、
目を離すとすぐにこれなんだから。で、そっちのキミは、どうしたの?」
 慣れた様子でジャンをあしらいスッキリしたのか、アクイラと呼ばれた女性
は、くるりとハルカの方へ向き直り、真剣な表情で尋ねた。
「は、はぅ……手紙が盗られてしまったです〜」
「手紙?」
 アクイラは一瞬、眉をひそめたものの、コクコクと頷きながら涙ぐむハルカ
を見てそれが大事なものだと悟ったようで、小さく頷いた。
「そう、わかったわ。じゃあ、アタシ達が取り返してくるから……」
「取り返して、くる?」
「ええ。アタシとコイツ……ジャンは、町長にネコゴブの退治依頼を受けてる
のよ。だから、ついでに盗まれたものを取り返してきてあげるわよ。報酬は、
そうねぇ……コレ位でどぉ?」
 アクイラが指で「4」を表してみせると、ジャンは「やっぱり金とる気かよ」
と苦笑し、ため息を漏らした。
「報酬……? 4G……ですか?」
「いやいや、お嬢さん、いくらなんでもそれは……」
 4Gで買えるものといえば、お菓子や飲み物くらいだ。
 旅の初心者だからというよりも、買い物の経験がほとんどないハルカは、
相場を全く知らないようだった。
「え、あ、すみません。じゃあ、40Gですか?」
「お嬢さん、ここいらの仕事の報酬の相場は400Gだよ、400G」
 二人のやり取りを横で聞いていたジャンは、いつアクイラが怒り出すかと
ハラハラしながら、思わず口を挟んだ。
「よ、よんひゃく!? わ、私、そんなにお金は……」
 報酬の相場を初めて知ったハルカは慌てて依頼を断ろうとし、その場から
立ち去ろうと1人で立ち上がったのだったが……
 アクイラは突然、思いきり噴きだした。
「ぷっ、あははは! アンタ面白いね! わかった、今回は40Gで引き受け
てあげるよ。その代わり、これから一緒に食事でもどうだい?」
「え?」
 ハルカは何で笑われたのかもわからないまま、呆然とその場に立ち尽くす。
 ピュウッと、ジャンが口笛が響き、次いで、意外そうな顔をしながらハルカ
の肩をポンと叩いた。
「お嬢さん、姐さんに気に入られたな。姐さんがああ言ってるんだ。ネコゴブ
たちの情報交換も兼ねて、一緒に食事しないかって」
「えっと、じゃあ、あのっ、私も一緒にネコゴブリンの退治に行きますっ!」
「……は?」
「お、お嬢さん? 今さっき、その手紙とやらは俺たちが取り戻してくるって
言ったじゃないか。なにも、わざわざ危険を冒してついてくる必要なんて……」
 突然のハルカの申し出に、目を点にしているアクイラを尻目に、ジャンが
ハルカに問いかけるが、ハルカは首を横に振り、もう一度言った。
「ちゃんと40Gはお渡しします。ただ、一刻も早くあの手紙を取り戻さない
と……無事を確認しないと落ち着かないんです。だからお願いします、連れて
行って下さい」
 いや、でもなぁ……と渋るジャンを手で制し、アクイラが一歩前に出る。
「戦闘になるかもしれないぞ? アンタにアイツらと戦う覚悟はあるのかい?」
 ――兄さんへの手紙を取り戻すためなら、どんなことでも。
 ハルカは一瞬の躊躇もなしに「はい、あります」と力強く答えた。
 そんなハルカの様子にアクイラは口の端をニッとつり上げ、頷き返した。
「よし、なら決まりだ。ついてきな! アタシはアクイラ・フルーク。んで、
こいつは、エルジャン・シュタインだ。アンタの名は?」
「ハルカ・ブリューテです」
「ふぅん、ハルカ……ね。よろしく頼んだわよ!」
「はい!」
 ようやく笑顔を覗かせたハルカを見やり、アクイラは一瞬、何かを懐かむ
ような優しい笑みを浮かべると、踵を返してズカズカと歩き出した。

 向かった先は、大通りで一番賑わっている食事処【竹の香り亭】。
ここで、ネコゴブリンの情報を整理し、退治する段取りを話し合おうという
のだった。

***

 ――その頃、リオは大通りに建ち並ぶ商店を一軒ずつ回っていた。
 初めて見る竹細工の数々に目を輝かせ、ねぎっては仕入れ、を繰り返すこと
数軒目……。

「へぃ、らっしゃーい!」
 口の周りに白い髭をたっぷりと蓄えた店の親父に、威勢の良い声で迎え入れ
られた。
鳥かごで溢れかえった店内では、色彩豊かな羽を持つの鳥たちがピィピィと
鳴いている。
リオは独特の臭いに一瞬、眉をひそめた。どうやらココは、鳥の専門店らしい。
 せっかく入ったんやし、トリーとドリーの代わり、ココで買うてくかな……
と、リオは店内をぐるりと見回し、ニワトリを探しはじめた。
「おっ、兄ちゃん、何かお探しかね?」
 店の親父はすぐにリオの様子に気付き、満面の営業スマイルで近づいてきた。
「せやなぁ……おとなしくて健康で、よく卵を産むニワトリが2羽、欲しいん
やけど〜」
「ほほぅ、ニワトリでしたら、昨日ちょうど元気なのが入りましてねぇ」
 と、真っ白なニワトリが2羽入った大きめの鳥かごを棚から下ろしてみせた。
 時折、コケッコケケッと羽をバタつかせながら鳴いている。
 パッと見は店の親父の言うとおり元気そうで、旅のお供にもちょうど良さそう
だった。
「おっちゃん、コイツら2羽でいくらや?」
「600Gちょうどですねぇ。どうです、お安いでしょう!」
 まぁ、相場やな。そんなに安いわけやないぞ、とリオは心の中でぼやきつつ、
表情は真剣なものへと変わる――値切り開始の合図だ。
「この町の相場ってエライ高いんやなぁ。前の町では同じ値段で4羽は買えた
んやけどなぁ……」
「なぬ、4羽ですと!?」
 よしっ、食いついてきた!
 と、リオは値切り成功を確信し、さらに強気に出る。
「そうや。まぁ、ココの鳥の方が質はエエみたいやし、少しくらい高いんは
わかるんやけど……どないしようかなぁ」
「そ、そ、それでしたら、2羽でよん……」
「400G!? ホンマに!? うわー、おっちゃんエエ人やなぁ。あ、せや、
お礼にコレあげるよ。向こうの元気ない鳥にこの薬草あげたら、元気になると
思うで〜」
 リオは満面の笑みを浮かべながら早口で言うと、小さな赤い果実を店の親父に
差し出した。
草原でたまたま見つけた、滋養強壮に効く薬草――夕陽のヒメリンゴだ。
「え、あ、いや、その……」
 40G引きで、と言おうとしていた店の親父は、すっかり困惑した様子でリオを
見つめる。
「何や、薬草はいらないか? このヒメリンゴ食ったら、弱ってる鳥でもすぐに
元気になるでぇ。いらんのなら別にええけど……」
「い、いえいえっ、頂きますとも!」
「ほな、400Gと薬草、受け取りぃや」
「へい、ありがとうございます! で、では、こちらの2羽を……」
 ――と、リオは鳥かごを抱えて満足げな様子で店を後にしたのだった。

「オマエらの名前は何にすっかなー。そういえば、アイツはどこに消えたんやろ?」
 などとつぶやきながら、リオは美味しそうな香りのする店の前を通りかかった。
 そこは偶然にもハルカたちが入っていった【竹の香り亭】。
「ん、なんやココ、えらい旨そうな匂いすんなぁ」
 ガラガラと音を立てて店の中を覗いてみると、店内には竹製の長机がいくつも
並んでおり、客たちは竹食器に入った良い香りのする食事を食べていた。
 そしてその奥に、見覚えのある少女――ハルカが二人の見知らぬ男女と共に
座っているのを見つけた。
「……あ、アイツ、こんなトコにおったんか」
「いらっしゃい、お客さんは一人かい?」
 リオが店内を覗いていると、白い割烹着姿のおばちゃんが奥で作業をしながら
尋ねてきた。
「いや、奥に……」
 知り合いがいると言おうとした時、ハルカの方もリオの姿に気付いたようで、
「あーっ、リオさんっ!!」
 小さな店内に、ハルカの叫び声が響き渡った。
「おや、姐さんたちの連れだったのかい? 今、お茶を持ってくから奥へどうぞ」
「え、あ、はぁ……ほ、ほな、邪魔するで」
 店中の客の注目を浴びながら、気前良さそうに笑った店のおばちゃんと、奥の
席にいるハルカを交互にみやり、恥ずかしそうに頷いた。

 ハルカのいる席まで行くと、一緒に座っていたリオの見知らぬ男がニヤッと
笑い、親しげに話しかけてきた。
「よぉっ、小さい兄ちゃん、ハルカちゃんが心配してたぜ〜」
「もうっ、リオさんってば、どこに行ってたんですか〜? 何も言わずにいなく
なったから、どうしたのかと……って、リオさん、どうかしました? 顔が赤い
ですよ?」
 再会に喜ぶハルカと、誰にでも気さくに話しかけるジャン、竹の器に入った
甘味を頬ばって幸せそうな表情をしているアクイラを見下ろし、リオは――
キレた。
「おいオッサン、『小さい』言うなや、ボケぇ!!」
 完全に目が据わっているリオ。
 対するジャンも目尻を微かにつり上げ、頬をピクピクと引きつらせた。
「……オッサン? ボケ……だぁ?」
「やめなさい、ジャン。いい大人がいちいち騒ぐんじゃ……」
 ないわよ、と言いかけたアクイラは、店の外の方を見ながら勢いよく立ち
上がった。ガタンッと大きな音を立てて竹製の椅子が後ろへ倒れ、店内の空気
が一瞬、凍りつく。
「……アクイラ姐さん?」
 怒られるのを覚悟していたジャンは、隣に座っていたアクイラの様子に、
その視線を追う。
 ジャンに倣うようにして窓の外へと視線を動かしたハルカも、あることに
気付き、思わず声を上げた。
「あっ! さっきの……!」

 ハルカの手紙を盗ったコネコゴブリンが、通りを悠々と歩いていたのだった――。 

<4話へ続く>


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃★アクイラのモンスター紹介コーナー                      
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

はぁい♪ りゅうたまメルマガをご覧の皆さん、ご機嫌いかが〜?
モンスター紹介の担当はこのアタシ、アクイラよ。よろしくね!

今回ご紹介するのは、私たちが今追っているネコゴブリン。
ゴブリンと名はついているけど、ゴブリン族とは全く関係のない独自種族よ。
外見は直立歩行するネコ。身長は130センチくらいかしら?
性格もネコと似て、怠惰で気まぐれ、好奇心旺盛で享楽的。
好奇心から、人間と商売をしたり、傭兵として人間世界に現れたりする
らしいんだけど……ノコフォレスタにいるのは、ただのスリ集団だわね。

ちなみに、ハルカの手紙を盗ったコネコゴブリンは、ネコゴブリンより
も小柄で力の弱い種族で、いつもいじめられている種族なの。
おそらく、あのコネコゴブリンも、ただの使いっぱしりね。

さぁ、次回はいよいよ、ネコゴブたちとの直接対決!? お楽しみに〜。

『ジャン、そっちは任せたわよ! って、ネコゴブまでナンパすんじゃないわよ!!』


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃★今週のブログ更新                      
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

1月7日(月):【制作日誌】七草とヒーリングハーブ(こば)

1月9日(水):りゅうたまファンサイト紹介

1月11日(金):【ニュースリリース】R&R1月号 記事掲載情報

1月13日(日):【制作日誌】動かないたまごには気をつけろ?(松川)

気になる記事を見つけたら、公式ブログへGO!
→http://ryu0tama.blog.shinobi.jp/


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃★次回配信予定・募集・編集後記                     
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

★次回の配信は、2008年1月21日(月)を予定しております。      
『ハルカのひよっこ旅日誌』第4話を中心にお届けする予定です。
どうぞお楽しみに! 

★当メルマガ、小説、ブログへのご意見ご感想、ルールブックを読んでいて
分からないこと等ありましたら、下記へ質問を投稿下さい。
質問に関しましては、メルマガやブログ内で順次お答えしていきます!

【投稿フォームはコチラ】
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★今回も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
さて、実は弓道を習っている猫月なのですが、先日、今年最初の稽古が
ありました。年初の稽古では、金色の小さな的を最初に射抜いた人に
賞品が出るというイベントがあり、頑張ったのですが……惨敗。
弓で獲物を狩るハンターって、凄いなぁと改めて実感したのでした〜(笑)
皆さんは、りゅうたまで格好良いハンターを演じて下さいね♪
ではでは、また来週〜。
(担当:猫月)

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