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グルメの心理学


2008.03.26

グルメの心理学 札幌、旭川15軒を食べ歩く


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             グルメの心理学
       
      ●第3号● 2008年3月26日発行 ● 
 
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■1 はじめに
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 2週間ほど、札幌の実家に帰省していました。
 
 旭川の旭山動物園に行ったり、ゆったりと過ごしました。

 この2週間、外食で食べた店を、全てまとめて紹介します。

 札幌への旅行、出張のさいの参考資料としてご利用ください。

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■2 札幌 食べ歩き一覧
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■寿司

●回転寿司 根室花まる ステラプレイス店
http://www.sushi-hanamaru.com/

 行列必至の回転寿司の店。
 ステラプレイスという観光スポットに入っていることもあり、
また観光ガイドにも掲載されているので、いつも行列ができている。

 今回、平日の16時という一番空いている時間を狙ったつもりが、
それでも30分待ちだった。

 値段は普通の回転寿司屋と同じだが、ネタのレベルは非常に高い。
 オーダー用紙、または口頭の注文で新規に握ってくれるので、
握りたてが食べられる。
 
 この店の特徴は、根室・花咲港を中心とした道東から新鮮素材を直送で
仕入れていること。

 各ネタごとに産地がかかれているから、根室や道東のネタを
中心にオーダーするのが、よりおいく食べるコツだ。


●回転寿司「活一鮮」
札幌市中央区南3条西5丁目1−1 ノルベサ地下一階
http://www.katsuissen.hokkaido.walkerplus.com/

 雑誌「北海道 Walker」の読者投票の回転寿司のランキングで
2位になっていたので行ってみた。 

 「安くておいしい」という意味では、2000円ちょっとで
かなり食べられるので、リーズナブルではあるが、
わざわざ気合を入れて食べに行くレベルではない。
 札幌の回転寿司のレベルからすると、中の上といったところか・・・。

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■スープカレー

 札幌に旅行する機会があるならば、スープカレーは一度は食べてほしい。
 寿司、ラーメン、カニなど、札幌にはおいしいものがたくさんあるが、
本場の「スープカレー」は一味違う。

 今回の札幌滞在では、5軒のスープカレー店を訪れた。

 スープカレーはラーメンと同じで、個人の好みによって好き嫌いが分かれる。
 自分の舌に合いそうなお店をセレクトすることが肝要である。

●エス
http://r.gnavi.co.jp/h197100/

 ダシのきいたアッサリ系スープを飲みたくなったので、「エス」に行く。
 駅前通りの絶好なロケーションなので行きやすい。
 4年ぶりの訪問となる。スープの味が変わったという噂を聞いたが、
元に戻ったのか、昔食べたスープと変わりなかった。
 具が多少煮込みすぎの感じはあったが、昔ながらの味が食べられて
安心した。


●イエロー
http://homepage2.nifty.com/yellow-dub/newpage4.html

 「ベーコンステーキのカリー」(1000円)を注文する。
 あいかわらずおいしい。スープもおいしいが、具もおいしい。
 分厚く横幅15センチはある特大ベーコンが、またおいしいかった。
 メニューの種類が非常に多いので何度行っても、いろいろな味が
楽しめるのもいい。

●ひげ男爵
http://r.tabelog.com/hokkaido/rstdtl/1005374/

 今回2回目の訪問。
 ランチタイムはいつも満員になる。すでに人気店といってよかろう。
 少し時間をずらして行くことをお勧めする。

 うまみたっぷり、酸味が少しだけあり、飲みくちのいいスープである。
 具の調理も適切で、どの具もおいしい。「南家」にいた方が開いた店だが、
スープに「南家」の面影は全くなく、独自のスープカレーとしてすでに
完成されている。

 普通盛りでもかなりのボリュームがあるが、スープ大盛で頼むと、
圧倒的な満足感を味わうことができる。


●奥芝商店
http://r.gnavi.co.jp/h196800/

 今回、はじめて訪れた。
 平日の14時すぎだというのに、行列ができている。
 結局、席に通されるまでに、25分ほど待った。

 古民家を改造した店内には、落ち着いた雰囲気がある。
 エピスープ(+100円)、やわらかチキン(980円)、舞茸トッピンク(無料)、
辛さ8番(100円)、ライス普通、を注文する。

 エピスープというが、強烈なエビの風味がするというわけではなく、
一口食べると普通のスープカレーのようなうまみが最初に来るが、
後口が確かにエビ風味である。
 肉系だけのダシと違ってスッキリとした後口で飲みやすいスープである。

 下調理された野菜はどれもおいしく、チキンも柔らかく煮込まれている。
 スープよし。具もよし。8番という辛さも、最初はそれほどでもなかったが、
後半になると汗がダラダラと流れ、自分にとってはちょうどいい辛さであった。

 非常にレベルの高い一皿である。
 オープンから3年以上たつのでもはや新店とはいえないが、
スープカレー・ブーム以降に誕生した店である。
 このレベルの店が、次々と新店としてオープンしてくるのなら、
札幌スープカレー界も楽しみである。
 行列して食べても納得できる水準であった。

 ちなみに、「奥芝商店」は、八王子店もある。
 是非、関東の方も食べてみてほしい。
http://currydb.supleks.jp/shop/1496


●村上カレー プルプル
http://www5d.biglobe.ne.jp/%7Epulu2-cr/

 もはや札幌を代表するスープカレー店といってよかろう。
 土曜日だったので、「土スペ」という土曜日限定メニュー
「豚肉と根菜のカレー」スープ大盛、辛さ50番を注文する。

 巨大な豚肉のブロックが三つ入っていて食べ応え満点である。
 里芋、ゴボウ、ダイコン、ニンジンなどの野菜。
 パンチの効いたスープも健在で、ホッとする。
 スープ大盛にすると食べ応えバッチリで、舌もお腹も満足できる。

 「プルプル」のカレーをどうしても食べたい人には、
通販で購入できる「冷凍カレー」をお勧めする。
http://www5d.biglobe.ne.jp/%7Epulu2-cr/menu.htm

 地方に住んでいるときに注文したが、想像以上においしかった。
 辛味スパイスも後入れだし、レトルトとよりも一段階高いスープの
クオリティが楽しめる。 

 
■補足

 ちなみに、私はスープカレーについての本を出版している。

「北海道スープカレー読本」(亜璃西社)
http://01.futako.info/a/dokuhon.html

 ちなみに、この「北海道スープカレー読本」は、出版社には既に
在庫はなく、現在流通しているものが売り切れると入手不能になってしまう。
 絶版まじかなので、興味のある人は、早めに購入した方がいいだろう。

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●ラーメン

■「ラーメン共和国」 白樺山荘
http://www.sapporo-esta.jp/ramen/index.html
 札幌エスタ10階 「ラーメン共和国」横
 
 「ラーメン共和国」は、札幌ラーメンは当然として、旭川、函館、釧路など、
北海道の代表的なラーメンが一同に会した観光スポット。

 この手のフードスタジアム的なスポットは、全国でもいろいろあって、
たいていの場合はレベルが低くてガッカリすることが多いのだが、この
「ラーメン共和国」はかなり健闘していると思う。

 時間があればそれぞれの本店に足を運んだ方がいいのは言うまでもないが、
時間がないタイトなスケジュールの観光客には、札幌駅から10分とかからず、
便利なスポットである。

 かみさんがラーメンを食べたいというので、
とりあえず「ラーメン共和国」にやってきた。

 「ラーメン共和国」の中では、私は「白樺山荘」が好きなので、
ついつい「白樺山荘」に入店する。
 ちなみに、この日一番混んでいたのは、「白樺山荘」だった

 炒めたモヤシとひき肉が入った典型的な札幌ラーメンだが、
札幌ラーメンでは通常は入らない、背脂が入っていたり、
オリジナルのアレンジもある。

 満足できる一杯である。


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●アイスクリーム

■雪印パーラー
札幌市中央区北3条西3丁目
http://www.snowbrand-p.co.jp/

 札幌でおいしいアイスクリームを食べたいという人には、
「雪印パーラー」か、札幌駅地下パセオの「WHITE Cosy よつ葉」が
定番である。

 かみさんが、アイスを食べたいというので、「雪印パーラー」を訪れた。

 丁度「パフェ、ケーキ食べ放題」(16時以降)をやっていた。
 1600円でパフェ、ケーキ食べ放題。コーヒー、紅茶飲み放題。
 ナポリタン、チャーハン、サンドイッチといったフードメニューもあり、
圧倒的にお得である。

 普通にパフェ1個とケーキ数個とコーヒーで、十分に元をとれる。
 ケーキ食べ放題をやっている店はよくあるが、
パフェも食べ放題というのは珍しいと思う。

 「雪印パーラー」のアイスクリームは、甘さ控えめなので、
結構たくさんたべられる。
 ということで、このパフェ、ケーキ食べ放題は、かなりお勧めである。

 ちなみに、この日は満席だった。


■クイーンズソフトクリームカフェ
札幌エスタ10階 「ラーメン共和国」横
http://www.sapporo-esta.jp/shop/ES010.html

 このカフェでは、「山中牧場のソフトクリーム」を食べられる。
http://www9.ocn.ne.jp/~yamafarm/

 「山中牧場のソフトクリーム」といえば、札幌人の間では、
「おいしいソフトクリームの店」として、あまりにも有名。
 今では「ラーメン共和国」のエスタでも食べられるようになったが、
私が大学生の頃は、赤井川村(小樽のさらに向こう側)まで片道1時間半
かけて食べに行ったものだ(笑)。
 そういう意味で「山中牧場のソフトクリーム」は、思い出の味。
 
 甘さ控え目で、牛乳のうまみが凝縮されたソフトクリームは、
一度は食べる価値がある。「ラーメン共和国」の帰りに格好のデザート。

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●イタリアン

■イタリアン居酒屋 エルバッチャ
札幌市中央区南2条西7丁目4 (狸小路7丁目)

 編集者、ライター仲間と飲む。
 グルメ雑誌「ダンチュウ」のライターをつとめるYさんが
セレクトした店が、ここ。

 格式ばったイタリアンではなく、料理をつまみながらワインを
ガンガン飲むような居酒屋風のイタリアンである。
 ボトルワインが3,000円前後で用意されているので、
グラスで頼むよりお得だ。

 居酒屋風ということで、料理はすこし味が濃い目にっているが、
おかげてワインははかどるし、話ば盛りあがった。

 料理も値段はリーズナブルだが、味はしっかりとしている。
 コストパフォーマンスの面からも、いい店だと思う。

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●中華料理

■中華亭 京
中央区北2場東7丁目 ラポール永山公園マンション1F 

 札幌有名ホテルの料理長だった方が開いたお店。
 私の実家のそばということで、両親と一緒に会食。
 小皿料理を8皿にボトルの紹興酒も飲んで、全部で7,500円は
激安だろう。
 値段は大衆中華料理店なみだが、味は本格的。
 遠方より足を運ぶほどではないと思うが、コストパフォーマンスの
いい店である。

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■2 旭川 食べ歩き一覧
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●竹ちゃん 本店
北海道旭川市3条通8丁目マルオービルB1

 昔旭川に住んでいたころよく行った寿司屋。
 おいしい寿司をたらふく食べて、勘定もリーズナブル。
 今回、10年ぶりくらいで訪れたが、あいかわらずおいしかった。

 注文は、当然、おまかせ。
 お造りは、タコ、イカ、中トロ、ヒラメ、ツブ、コハダ、
ホタテ、カキ(2個)、イカの三条漬かけ。
 さらにお好みで、握りを2人で22貫たいらげる。
 ウニ、中トロ、ボタンエビが絶品。、
 勘定は、酒代をのぞいて、1人12,000円。
 ありえないほど安い。
 この日はかなり食べたが、普通なら1人10,000円で食べられるはず。


●旭山動物園

 メロンパン(150円)、イカメシ(300円)、男爵コロッケ(110円)、
白クマシュークリーム(120円)などをいただく。

 旭山動物園のメロンパンは、かなり有名なようだ。
 焼きたてのメロンパンをその場で販売していて、表面はサックリ、
中はフックラしている。
 
 動物園のスナックコーナーということで全く期待していなかったが、
休憩所で食べた、「男爵コロッケ」や「イカメシ」も、意外においしかった。
 他の客の様子を見ても、みんな「おいしい」「おいしい」と言って
食べていた。
 
 どれも道産素材を使って作られているようで、材料さえよければ、
単純なスナックもこんなにおいしいのか・・・と再確認。


●宿泊 森のゆ ホテル花神楽 
北海道上川郡東神楽町25号
http://www.hanakagura.co.jp/a.htm

 旭川空港から車で15分のところにある温泉宿。
 何もない平原に、ポツンとホテルがあるような感じで、露天風呂、
そして部屋から眺める旭岳、大雪山連峰のながめが素晴らしい。

 私は日本中を旅行しているが、こういうロケーション
(大平原の真ん中)に、普通、露天風呂は存在しない。
 この風景は、かなりレアだと思う。

 周囲にホテルや住宅街もないので、周囲は真っ暗で、
夜空の星がとんでもなくきれいだ。
 
 客室露天風呂の部屋を予約したが2人で26,000円という安さ。
 ありえない。伊豆や箱根なら、1人26,000円はとられるだろう。

 料理は部屋食ではないが、懐石風で、宿泊費を考えると、
予想外によくて、かなり満足した。

 日帰り入浴もできるが、あまりの人気で昼間は混雑しすぎの様子。


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■3 さいごに
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 このように、札幌、旭川のお店をいろいろと食べ歩いてみて
改めて感じた。
 東京に住んで、より「北海道料理」の特徴が見えてきた。

 「北海道料理」の特徴は、
 「素材の良さ」。そして、「盛りの良さ」(ボリューム)である。

 「素材の良さ」、これについてはいまさら説明もいらないだろう。
 魚介類のみならず、農産物も北海道産の新鮮でおいしい素材を
使っているから、おいしいのは当たり前。

 もう一つの特徴、「盛りの良さ」。

 最近、東京のお店を食べ歩いて思うのは、
「ボリューム感が足りない」ということだ。

 東京のオシャレ系の店は、雑誌「Hanako」を読むような
独身OLをメインの客層としてターゲッティングしているので、
そうなるのもしかたがない。

 一方、北海道では、「20代、30代の独身男性」、あるいは
「40年代、50年代の中年男性」というのも、重要な客層と
して意識している店が多い。
 
 特に「ススキノ」は、男性の街ということもある。

 そんなわけで、札幌の飲食店は、料理の量も、ガッツと
多めに盛られることになる。


 地下街を歩いて、すれ違う男性の表情を見て思った。
 
 みんな表情が明るい。
 ハツラツとして元気だし、笑顔の人が明らかに多いのだ。
 
 一方、東京の男性は、疲れがかなりたまっているようで、
憔悴した表情で歩いている人が多い気がする。

 東京の男性ももっと頑張れ、とエールを送りたいが、
まあ、満員列車で往復で2時間以上かけて毎日通勤していると
そうなるのもしかたがないか・・・。

 札幌の料理自体が、札幌男性の活力を表現しているようで、
おもしろい。


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