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アマチュア審判、ハッスル奮闘記


2008.04.19

第22号 審判の仲間(2)


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みなさん、こんにちは。

「アマチュア審判、ハッスル奮闘記」の発行人、レイトンハウスです。

ご購読をお申し込みになられた方には深く感謝申し上げます。

このメールマガジンは私自身が毎週の審判活動の中で実際に経験したことをもとにまとめます。

審判マニュアルや従来の常識にとらわれないで書いていこうとおもいますので、よろしくお願いします。





「審判の仲間(2)」




先日、同じ組織の先輩4人と話す機会がありました。いくつかの内容について深く話し合いました。

この号はその時の内容を書きたいと思います。




「捕手がきわどいコースのボールを捕球する際にミットを内側に移動させる行為」



4人の先輩は無視するとのこと。


でも私の場合は、「いちいち、ミットを動かさなくても、きちんと判定してますよ。動かさなくてもいいですよ。」と注意します。


自分は捕手のこの行為を「審判をだます、欺瞞行為」と解しています。読者のみなさんはどのように思いますか?



じつは、直接お会いしたことはありませんが、清水幹裕さんという東京六大学の審判と甲子園の審判を長く務められた方がいます。

その清水さんの「甲子園だより」という手記の影響を、自分は強く受けています。

その一説をご紹介します。





(ここから)

星稜高校の山本投手も記憶に残る1人です。

山本君はまだ2年生ですが、1年生の時から甲子園に出場し、

全日本のメンバーにも選ばれる程で、すでに貫禄すら感じられます。

その山本君。僅かにはずれた球を投げ、「ボール」と判定するとニヤッと笑います。

気の小さい審判だと、この態度に幻惑(威嚇?)されて、次に思わずストライクと言ってしまうことがあるものです。

球審をしはじめた頃、投手や捕手のしぐさに平静さを失ったことがあることを思い出しました。

しかし、ここは選手との戦いです(自分のペースに相手を引込むという意味です)。

敗けてはおられません。

捕手の三浦君に「今のは少しはずれているよな。僕ももうベテランの名審判だから嚇そうとしたってだめだと山本君に伝えてよ」と言ったら、

次の回から笑わなくなりました。

私の言った意味がすぐ理解できたことでもお分かりのように、

選手は(それも一流と言われる人ほど)ちゃんと心得ていろんな態度をとっているのです。

審判と選手は共演しながら戦っているものです。

(ここまで)






清水さんのこの一説は、自分の今後の審判活動の指針になるような気がしてなりません。

みなさんはどのようにお感じになりますか?





次に、

「ボールの判定をしたときに、捕手が『コースですか?高さですか?』と聞いてきたとき」(高校野球、社会人野球の場合)


先輩のうち3人はが、きちんと答えるとのこと。

自分と残り1人の先輩は「ボールはボールだよ。」と答えます。


ここでは、2つの意見で熱い議論になりました。

「高校・大学で選手としてやってきた高いレベルの野球人の質問に、審判として誠実に答えるべきだ。」(先輩A)

(自分はこの発言に対して否定的な意味で、大きな驚きを隠せませんでした。)

「質問があるということは、捕手はストライクと思っているはずだ。なぜボールなのか答えても構わないと思うよ。」(先輩B)



それに対して

自分とその1人の先輩は

「審判がいちいち判定を説明する必要はないですよ。」(自分)

「捕手にわざわざ、ツッコミどころを与える必要はないよ。」(先輩C)



自身の信念に基づいて行動すればいいかと思います。自分は捕手の質問には答えません。

読者のみなさんはどのように思いますか?




でも、試合後に審判の仲間と語り合うのは本当にいいことだと思います。

試合後の反省会も大事ですが、技術論だけになっていませんでしょうか。

また、わが組織ではいくつかの反省点があったとしても、2点か3点にしぼって話がされてます。

そういった意味で、試合後にその日のクルーが集まって、じっくり話ができるというのは、とても有意義です。

もちろん意見が違う場合には、議論が白熱して大きなエネルギーが必要になります。

そのエネルギーを燃やすことが、審判としてのスキルアップにもつながっていると感じています。



「お便り」のコーナー


かねちゃんさんから、ストライクゾーンについてのご意見をいただきました。



(ここから)



毎回、ありがとうございます。

自分の考えだけでなく人の考え方を聞くと比較できることで勉強になります。


今回のストライクゾーンについても


100通りのゾーンと101通りは駄目。

この目標を目指して努力するのですね。


ただ、現実的に一試合で1割程度は間違えるのが人の確率です。


これは間違っても良いと言っている訳ではありません。

100%のゾーンを求めて努力することは当たり前です。

でも事実は間違いがあるのです。

間違いを引きずらない事・・・

間違ったことを修正しようとすれば新たな間違いが発生します。

これでは確率上の1割を大きく越えてしまいます。

一球・一球を後先考えないで判断する。

さっきはボール、今度はストライクと考えないでジャッジできると良いと考えていま
す。

結果としてそうなることは「人の確率」です。

この継続で一試合が終えられたなら最高だと私は思っています。

でも一球のミスも無い試合も経験してみたいですね。

きっと投手のパーフェクトゲームと同じ感覚なんでしょうね。


(ここまで)


ありがとうございます。

かねちゃんさんからは、いつもあたらしい「気づき」をいただいています。


>間違ったことを修正しようとすれば新たな間違いが発生します。

>一球・一球を後先考えないで判断する。

まさしく、そうですよね。

おおいに参考にさせていただきます。

目標は1球のミスもなく、きちんと100%判定できることですよね。

がんばりたいと思います。




今日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。



投稿は大歓迎です。審判員の方の体験談や審判に関するエッセーなどがございましたら、

そのまま返信してくださいませ。私に届きます。

では、次号でお会いしましょう。さようなら。
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