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アマチュア審判、ハッスル奮闘記


2008.05.17

第31号 熱中症対策


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みなさん、こんにちは。

「アマチュア審判、ハッスル奮闘記」の発行人、レイトンハウスです。

ご購読をお申し込みになられた方には深く感謝申し上げます。

このメールマガジンは私自身が毎週の審判活動の中で実際に経験したことをもとにまとめます。

審判マニュアルや従来の常識にとらわれないで書いていこうとおもいますので、よろしくお願いします。






「熱中症対策」





昨年の8月末の試合でした。

同じ組織内の先輩(審判長)が試合後に倒れ、意識を失いました。

自分は同じ試合でクルーを組んでいましたが、先輩は試合中からたくさんの汗をかき、

「今日は暑いねえ!」と何度も言っていました。

幸い、試合チームの指導者に医療関係者がいて、早急に適切な応急処置がなされ、救急車で搬送されたものの、大事にはいたりませんでした。


我々は真夏も毎週のように球場にて審判活動を行います。

大きな大会では球場ドクターや救護ドクターが控えているかもしれませんが、小さなローカル大会ではそのそうなことは稀かと思います。


自分自身や同僚を守るため、熱中症に対する知識や対策を考えておくのは有効かと思います。


自分の所属組織でも昨年より市民救急救命士の講習を審判・指導者に向けて実施しています。

各地でこのような講習が開催され、危機管理の意識も高まっているのではないでしょうか。



幸いweb上の同じコミュニティに現役の救急救命士の方がいて、コミュニティ内でも話題になりましたので、このメルマガ誌上に転載させていただきます。


(ここから)


みなさんのご要望にお応えして熱中症に対する応急処置ついて書き込みます。 

熱中症とは、暑さや熱によって体に障害が起ることを言います。 
熱中症には「熱射病」「熱けいれん」「熱疲労」「熱失神」など様々な呼び方をされていますが、厳密に区別することが難しいようです。 

熱中症の症状 
「熱失神」・・・皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳血流が減少して起るもので、めまい、失神などが見られる。顔面蒼白となり、脈は速くて弱くなる。 

「熱疲労」・・・脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などが見られる。 

「熱けいれん」・大量の汗をかき、水分だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんがおこる。 

「熱射病」・・・体温の上昇のため、中枢機能に異常を来たした状態で、意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)が起り死亡率が高い。 

熱中症の応急処置 
「熱失神」・「熱疲労」 
涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給すれば通常は回復します。
足を高くし、団扇や扇風機で風をあてることが一番効果的です。(もちろん冷房の効いた部屋があれば最高ですね。) 
また、嘔吐や吐き気で水分が補給できない時は、病院に運び、点滴を受ける必要があります。 

「熱けいれん」 
「熱失神」・「熱疲労」の応急処置と同じですが、
塩分濃度が低下していますので、水分補給する場合は、少量の塩を加えた水か、塩分の含まれたスポーツドリンクがお薦めです。 
また、病院に運び、生理食塩水を点滴すれば通常は回復します。 

「熱射病」 
死に直結する危険な状態です。体温が40℃以上に上昇していることがあります。
体を冷やしながら、集中治療の出来る病院へ一刻も早く運ぶ必要があります。
ただちに119番通報して、救急車を呼んで下さい。 
いかに早く体温を下げて意識を回復させるかが予後を左右しますので、現場の処置が重要です。 
体温を下げるには、アイスパックや氷嚢を利用して、首や脇の下、足の付け根を冷やして下さい。 

以上が応急処置ですが、日頃から予防に努めておくことも必要です。 

熱中症が発生しやすいのは、急に暑くなった時に発生しますので、暑さへのなれも大事だと思います。 
急に、夏の大会から審判をしたりした時に、なりやすいですね。 
水分補給は、環境条件によって変わりますが、こまめに(15〜20分ごとに)、1回200〜250ccほど補給して下さい。 
水の温度は、5〜15℃が望ましいと言われています。 
成分は、0,1〜0,2%の食塩と3〜6%の糖分を含んだものが有効と言われていますので、スポーツドリンクが有効であると思います。 

この夏、熱中症に掛からないように、また、掛かった方がいたら慌てずに応急処置が出来ますようにご参考にして下さい。 


(ここまで)


水分補給に関しても細かくご教授いただきました。

これまでは深く考えずにコンビニなどでお茶のペットボトルを購入して球場に持ち込んだり、球場で用意してもらった飲み物ですませていましたが、

今年はこれを機会にマイ・スクイズボトルを購入し、自分でスポーツドリンクを作るつもりです。


早速、○塚製薬のアミノバ○ューの粉末を購入してまいりました。




99年に夏の石川県大会において、能登地区の審判長の方が試合中に急逝する事故がありました。

これを機に全国の高校野球で試合中でもお茶や冷たいおしぼり等が複数回、供されるようになったようです。

不幸な事故に自分も仲間も遭遇しないように、高い意識を持って節制したいものです。



それから・・・、

社会人野球においては、スポンサーの関係なのか球場内でマイボトルの使用ができない大会もあるようですので、確認されてからマイボトルを持ち込んでくださいね。






「お便り」のコーナー






かねちゃんさんからお便りをいただきました。

自分はかねちゃんさんを審判としても社会人としても、尊敬しています。

やりとりをさせていただくなかで、毎回「気づき」をいただいています。審判だけでなく、平日の業務面においてもご教授いただきたいことが多いです。

(ここから)

レイトンハウスさん

もう30号なんですね。継続することは素晴らしいです。

ただ、継続するために題材を探すのではなく野球や日常の中でふっと「気づく」こと
でご自身も大きな効果があると思います。


よい「気づき」はそれを意識することから始まりますね。


今回の「二人制」について私なりに気づいたことを・・・


審判はすべてのジャッジを正確に行うことが大切です。

二人制でも同様ですね。

でも、ランナーが四人に対して審判が二人となる二人制では何かを犠牲にしなければ
いけません。

犠牲と言ってもしなくてもよい事ではなくメリットとデメリットと考えています。
先ずは確認ですが・・・

塁審だからすべての塁におけるプレーを担当する・・・・

勘違いをされているのかも知れませんが。

「プレーがある場合の塁審」はベースにこだわる必要はありません。

他に球審もいるのですから効率的に塁は担当する(責任)ことが大切です。

球審だからホームだけがジャッジ責任では無いと言うことです。

今回の具体例では二塁・一塁での一塁側プレー。

一塁で起きるプレーは牽制球と打者走者のフォースプレー又はタッグプレー。

二塁、三塁で起きるプレーは盗塁のタッグプレー、内野ゴロ打球によるフェースプ
レーや外野飛球でのタッグアツプといろいろありますね。

得点圏に近い塁については特に重要性(抗議も多い)が高いと思います。

だからメリット・デメリットを考えて位置取りをすることが大切です。

これは野球のレベルも考えなければいけません。

二塁・一塁で投手が一塁への牽制球を投げる確率は?

三塁に盗塁する確率は?

タッグアツプがあれば二塁ランナーの確率が高いですよね。


そんな様々な要素を考えて位置取りをすることが基本です。

一塁のプレーについては、その範囲で見やすい角度を重視することが大切です。

決して近寄りすぎてはいけません。


長くなりましたが、一塁のプレー後に三塁への送球。

このジャッジは誰がするのか?

球審が大きな声で「三塁OK」と聞こえたら・・・

自分は一塁と二塁を責任持って判断すれば良いですね。

コミュニケーションの大切さがここにもあります。


審判の基本はやはり、二人制だと思います。

二人制を覚えたクルーとの三人制や四人制はとても安心感があります。

ぜひ、機会を作って二人制を学んでください。


コーチングについては、また別の機会にコメントさせていただきます。


ただひとつ・・・ビジネスコーチングと呼ばれるコミュニケーション技法が企業でも
標準研修となっています。

重要なKeywordは「承認」「傾聴」「信頼」


こんな言葉もご存知ですか?


「やってみせ、言って聞かせて、させて見せ、誉めてやらねば人は動かじ」

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず」

「やっている姿を感謝で見守って信頼せねば、人は実らず」


我が社の社員育成方針です。


日本では古くからコーチング手法が存在すると思います。


かねちゃん


(ここまで)


ありがとうございました。

自分は2人制を1試合も経験していない状態にもかかわらず、2人制のエキスを述べていただいたように思います。


数は多くないと思われますが、今後は積極的に2人制を経験しようと考えてます。


また、最後にはコーチングについて貴重なお言葉をご紹介いただきました。

企業は人材の育成には大きなエネルギーを注いでいますね。

私が平日に所属する教育サービス企業でも、

これまでは旧態依然とした徒弟制度のような、先輩社員からの一方的な授業研修が行われてましたが、

ここ数年は経験年数ごとに研修者を区分けして、

最低限の型だけであとは自分自身で考えさせるような研修になっています。

キーワードの部分には敏感に反応してしまいますね。(笑)毎回、反省ばかりです。




審判に関して、自分はまだまだ経験も技量も足りないですが、

同じ組織の皆さんに「気づき」のヒントが与えられるような的確なアドバイスを心がけています。

やはり、ここでも3つのキーワードが重要ですね。




コーチングの大家のしのたんさんからも、何やら意味深なお便りをいただきました。


(ここから)


わたしも社会人経験20年を超えました・・・。

しのたん


(ここまで)


いつもご購読ありがとうございます。何なりとご意見を賜りたいと思います。



今日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。





投稿は大歓迎です。審判員の方の体験談や審判に関するエッセーなどがございましたら、

そのまま返信してくださいませ。私に届きます。

では、次号でお会いしましょう。さようなら。
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