2008.04.04
不貞したスピッツァー知事:妻と記者会見
*********************************** 第8号2008年4月4日*****************
「夫や妻の不倫:苦しみを乗り越えよう!」
夫や妻の不倫で知った苦しい感情を人生の糧にしませんか?
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今回のメルマガはちょっと息抜き!
NY前知事のスピッツァー氏の騒動です。
私のブログでもお伝えしたのですが、
BAN米国本部では、この話題で一ケ月騒然としていました。
USA Today(米国のメジャーな新聞)には、
Peggy Vaughan(BAN創立者)の言葉が引用され、
BANの取り組みが記事になり、
AnneもTVやラジオに出演するほど、
大きな話題だったそうです。
全米中が賛否両論で沸いたこの騒動。
ようやくここへ来て落ち着いたようです。
そこで今回は「裏切られた妻と記者会見」
BAN本部のAnne Berchtからの会報をもとに、
ちょっと視線を海の向こうへやってみましょう。
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今回のスピッツァー知事のスキャンダルで、
一番注目を浴びたのは、スピッツァー夫人のシルダさん。
シルダ夫人はハーバードロースクール卒の才媛、
しかも腕利きの弁護士だったのを、
夫の政治活動のためにキャリアを捨て、
夫のファーストレディとして頑張っていたそうです。
BANのメーリングリストによると、
今回のスキャンダルで、今までと違う論点・・・
「夫の不貞謝罪会見に妻が同席する必要があるのか?」ということ。
昔から「不貞の謝罪会見」では、
市民に謝罪する夫(政治家)の横で、
夫の手を握り、夫を見つめる妻。
“妻は夫を許している”という
「ポーズ」をとるのが恒例だった。
今では、そのような「涙の会見」を
白々しく思う現実的な人が増えてきた・・・そうです。
あるYAHOOのコラムニストは次のように述べていました。
「 不貞を世間に詫びる夫を支える…
という儀式を妻に強いるのは、もうやめよう。
「夫婦は不倫問題を乗り越えられる」ことを
私達はもうすでに知っている。
これから私たちが学ぶべきことは、
どのようにして不倫・不貞を回避すべきかなのだ。」
by Maggie Gallagher in Yahoo news
つまり・・・
「夫婦はこの問題を乗り越えた」という事実を
社会にアピールするより、
「夫(妻)に不倫・不貞をさせないために」
社会は何をすべきかを、具体的に出来る岐路に立っている。
…という示唆なのだろうと私は解釈しました。
つまり、「回復」よりも「回避」を考えよう…と。
積極的な自衛手段ですね。
回復することが
受身の手段だと思えちゃいます。
「不倫や不貞を排除したい」という
社会のムーブメントが米国で広がりつつあるのでしょうか。
宗教色の強い米国だからありえますよね。
今度メーリングリストで聞いてみよう。
・・・とすみません。わき道にそれました。
さて、その女性コラムニストの記事を続けます。
「もはや私は、社会や人のモラルを信用していない。
…そして、不倫や不貞を罰するのに
「社会的な制裁」という手段はもう存在していない。
社会は制裁しないかわりに、
妻を「世間のモラル」という道具として扱うことで
夫婦間のモラルのバランスをとるのだ。
妻が夫を「離婚」で罰することがなければ、
夫は一生誰にも罰されることがない。
それで本当によいのだろうか? 」
…つまり、夫の不貞という罪は
「モラルある妻が許した」という美徳で、
罪が相殺されるのです。
不貞という罪の重さを
「裏切られた妻」の許しに責任転換することは、
本当に正しいことなのか?
・・・という意味なのでしょう。
深い意味です。夫の「違法行為」の償いを
妻の「許し」で相殺させるのであれば、
「許す」という責任が妻には重くのしかかるのです。
ちなみに米国では
(州ごとですが)売春も買春も違法行為です。
それを取り締まっていた知事が、
自ら違法行為をしていたのですから、
市民は怒りますよね。
それをなだめたのがシルダ夫人の
会見での「許す」というポーズだったのです。
「家族の中では買春行為の罪は償われている」という
スピッツァー家のアピールは、
きっと法廷でも有利なのでしょうか。
ですから、政治的な彼女のポーズには
「真実味がない」と感じる人も多くいて、
特にBANの皆さんは、
回復には相当時間がかかることを知っている体験者なので、
あのリアリティのない会見に、
興ざめした人も多かったようです。
(きっと上記のコラムニストもそう感じたのでしょう)
シルダ夫人の行為には同情の目を向けながらも、
「配偶者の不倫や不貞の裏切りを
すんなり許せる人はいない」現実と
米国社会は向き合い始めている・・・
そんな風を、私は感じました。
そうです。「配偶者の裏切り行為に傷つかない人はいない」のです。
もっとリアリティをもって、その真実と向き合う…
そんな風潮が生まれてきた米国に、
ちょっと羨望のまなざしを向ける私です。
さて、本日のラストは、
BAN創立者のPeggy Vaughan女史に締めてもらいましょう。
USAToday(米国の発行部数最大の新聞)の
この騒動にまつわる記事の最後は、
彼女の言葉で締めくくられていました。
翻訳が自信なくて、
英文と併記して載せます。
英語が分かる方は原文をお読みください。
それでは、また次号お会いしましょう!
Regardless the reasons,
extramarital affairs can shatter a spouse’s World,
says Peggy Vaughan.
“the spouse is not who you thought he was,
the marriage is not what you thought it was.
The deception is still the same,
and that is where the pain comes from.
Spouses recover from the fact that
their partners had sex
long before they recover from the fact
that they were deceived.”
どんな理由にかかわらず、
不倫や不貞は裏切られた配偶者の人生を破壊させます。
裏切った夫(妻)が、
自分が信じていた通りの人ではなかったこと、
結婚生活が
自分が理解していたものとは違ったこと。
それは不貞という性行為以上の裏切りであり、
そこに「不倫された人たち」の辛さがあるのです。
「夫(妻)が婚外セックスをしていた」・・・
その性行為の事実から回復するよりも、
「自分が騙されていた」・・・
この裏切りの事実から回復するほうが、
とても時間がかかる作業です。
-------編集後記------------------------------------------------------------
米国と日本の政治界はまったく違うものですが、
同じ経験者として、シルダ夫人には同情します。
日本でも某女性アナウンサーとの不倫現場を撮影され
お詫び会見をした民主党の若気議員の横には、
妻が寄り添っていました。
それは「世間や支持者にご迷惑をかけた」謝罪で、
シルダさんのように堂々としていなくて、
ずっとうつむいていた姿を覚えています。
「彼女が一番辛いだろうに・・・」
と感じたことを覚えています。
私だったら会見に同席なんて無理かもしれない。
・・・あなたならどうですか?
次回も金曜日に配信します。
それまで、どうかお元気で!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
緊急発表!
BANミーティング4月上旬開催日時決定!
4月 9日(水) 午後
4月13日(日) 午後
いずれも東京都内での開催です。
参加者の安全を確保するため、
BAN本部のルールにより、
これ以上の詳細は公表できません。
参加を迷われている方へ
最初は不安で当然かと思います。
BAN東京へのご質問や不安にお答えしますので、
その旨のメールを送信ください。
ban-tokyo@recovering-support.com
参加希望の方へ
場所などの詳細をお知らせしますので、
以下のアンケートのご回答とともに、
ban-tokyo@recovering-support.com
までご連絡ください。
なお、BANは匿名での参加が可能ですので、
メールには一切、個人情報を記入する必要は
ありません。以下のご回答と参加希望のみ
お伝えください。
アンケート
1あなたが夫(妻)の不倫を知ったのはいつですか?
2結婚してどれくらい何年ですか?
3誰かに相談しましたか?
4現在の状況は?(離婚、別居中、再生中など)
*回答内容によってお断りするということは
ありません。好奇心目的での参加を防ぐための
ルールとご理解ください。
――★次回予告★―――――――――――――――――――――――――――――
次回もはりきって金曜日に配信!
でも何を書こうか迷っています。
_____________________________________
「不倫された」人に特化したカウンセリングをしています。
無料グループミーティングも関東地方で実施中!
関東地区の方でなくても、メールや電話でのサポートを
行っています。
詳細は公式サイトをご覧ください。(http://recovering-support.com)
ブログもあります。http://blog.recovering-support.com
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■ 発行者: 岡島さえこ
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