2008.06.21
1日遅れで配信です
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 将棋本!メールマガジン(第8号 2008/06/21配信)
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┃\/┃ をはじめとする将棋とその周辺文化に関する情報を提供する
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┏…■ 目次 ■…┓
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01.新刊ニュース「必殺!詰めと必死と寄せ300問」
02.新刊ニュース「おもろい詰碁道場」
03.大盤解説会レポート「名人戦第5局」
04.大盤解説会レポート「名人戦第6局」
05.将棋関連サイト紹介
06.将棋連盟発行書籍ランキング
07.第30期女流王将戦、勝手に都道府県対抗戦
08.GENBA日記
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新┃刊┃ニ┃ュ┃―┃ス┃
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【最強将棋への王道 必殺!詰めと必死と寄せ300問】
8月7日発売予定/森鶏二著/羽生善治監修/B6判/352頁
/1,470円(税込)/日東書院本社刊
主な内容は、第1部「プロの実戦『詰め』問題150問」には、
▽居飛車対振り飛車戦30問▽振り飛車対居飛車戦30問▽矢倉戦40問▽相がかり戦30問
▽角換わり戦20問−を収録。第2部「プロの実戦『必死』と『寄せ』問題150問には、
▽居飛車対振り飛車戦48問▽振り飛車対居飛車戦24問▽矢倉戦28問▽相がかり戦36問
▽角換わり戦14問−を収録しています。
「終盤の魔術師・森鶏二九段」がプロの実戦から選りすぐった棋譜をもとに
「詰め150問」、「必死と寄せ150問」を出題。さらに先頃、十九世名人資格者と
なった羽生善治名人が監修を務めます。
問合先:日東書院本社TEL03-5360-7522
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新┃刊┃ニ┃ュ┃―┃ス┃
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【キミオのおもろい詰碁道場】
6月9日発売/山田規三生著/B6判/223頁/1,260円(税込)/日本棋院刊
将棋に詰将棋があるように、囲碁にも詰碁がございます。よく「詰将棋は将棋の
キャッチボール」などと言いますが、本書「はじめに」でも、
著者の山田規三生九段が「戦いに必要なものは読みの力。それを鍛えるのに
最適な勉強法は、詰碁を解くことです」と語っています。
さて内容ですが、第1章「すぐに役立つ実戦詰碁」、第2章「手筋の玉手箱」、
第3章「ミステリー詰碁」の3部構成となっており、難易度も後の章になるほど
難しくなっていきます。
各章でそれぞれ棋力の違うキャラクターが登場。1章:小学5年生の梅ちゃん1級、
2章:梅の父・竹さん三段、3章:梅の祖父・松さん五段がイラストで描かれ、
同じくイラストで登場する山田九段と対話形式で解答・解説を行っていくという
構成となっています。
問合先:日本棋院出版部TEL03-3288-8797
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名┃人┃戦┃第┃5┃局┃大┃盤┃解┃説┃会┃レ┃ポ┃ー┃ト┃
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名人戦も第5局、森内俊之名人1勝、羽生善治挑戦者3勝となっており、
羽生挑戦者名人位奪取まであと1勝に迫っております。こういった場合、
他のジャンルでは「羽生王手!」なんという見出しが踊ったりするわけですが、
いかんせん将棋の場合、語源のジャンルでもあり、意味合いも違いますので
使わないようでございます。
ま、それはさておき第5局、朝日新聞社の大盤解説会をレポートします。
解説は遠山雄亮四段、聞き手に中村桃子女流2級で実施されました。
午後6時開始でしたが、6時半にはほぼ席は埋まり、それ以降も立ち見客が
続々と入ってくる盛況ぶりでした。
さて対局です。初手、森内▲2六歩。「3番続けて2六歩なんですね。森内先生が
7六歩としないのは、受けの将棋なので、自分から一方的に攻めるよりも打ち合いが
あってると思ってるんじゃないですかね」と遠山四段。
羽生△8四歩と指し、「真っ向からぶつかって永世名人なるぞっていう感じ
ですかね」(遠山四段)。
遠山四段は「序盤は探り合いで2日目の午前くらいの手目でやっと面白くなって
くるんですね」と語り、序盤戦を解説。レポートはその2日目、41手目羽生△6四角、
森内▲5八飛から始めます。
遠山四段は「森内名人は、羽生二冠に攻めてきてほしいんじゃないですかね、
攻めてもらってバーンと返したいんじゃないですかね」と解説。
羽生△5五角、森内▲同飛、△6六歩「読み合いです…しかし先手(森内)に
いい手が多いようです。(先手が)リードしてるのかな」(遠山四段)。
森内▲4一角で食事休憩。休憩あけ、羽生△6二金「淡々と攻めると後手不利
なんですよ。どうにもこうにも△6二金あかんですよ」と遠山四段、森内優勢を
強調しました。
午後8時過ぎ、森内持ち時間残り1時間15分程で、30分ほど考えている状況。
遠山四段は「落とせないと考えているハズです。人間ですもの…」と語り、
対局は終盤へ。遠山四段が中村女流2級へ次の一手クイズを出しつつ、
解説は進みます。
105手目森内▲7七桂、「先手勝ちなんでしょうが、具体的な手が見えない、
情けない、すいません」と遠山四段。
羽生△8七角成、森内▲同金、羽生△同角成、森内▲7八歩、羽生投了。
「先まで読んでってことですかね。いやでも私は、名人勝ったことに感動しますね。
去年おっしゃった『運命は自分で変えられるんだ』という言葉を体現した1局
じゃないでしょうか」と遠山四段は締めくくりました。
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名┃人┃戦┃第┃6┃局┃大┃盤┃解┃説┃会┃レ┃ポ┃ー┃ト┃
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さて運命の第6局。森内名人2勝、羽生挑戦者3勝です。6局は羽生挑戦者の
先手です。この両者の対局は、先手番が圧倒的有利というデータがあるわけですが、
第3局では羽生挑戦者が後手番不利を跳ね返し、終盤の逆転勝利を収めたわけです。
果たして第6局はいかに…
今回レポート会場に選びましたのは、新橋駅前。ただ今回は迷いました。
将棋会館は深浦康市王位、朝日新聞社が豊川孝弘六段、毎日新聞社が勝又清和六段の
解説でした。同じタイトルホルダーとしての目線で解説する深浦王位か、
トークが冴え渡る豊川六段の解説か、深遠なる研究データから繰り出される
勝又六段の解説か…で、ま、しかし、ここはベテランの味だろうと大内延介九段の
新橋駅前にいたしました。しかしどこの会場も大盛況だったことは間違いない
ようでした。
さて解説会、大内九段は冒頭「晴れの十九世誕生か?と言うことで、我々も
熱いものを感じています。局面も積極的に進んでおり、羽生有利か?と
裏で話し合っていたところです」と挨拶。
聞き手の藤森奈津子女流三段が1日目から譜面を振り返り、大盤の駒を動かします。
40手目羽生▲6六角、森内△8二飛「ここが疑問の手なんですね。
あきらかに森内さんが損なんだけど、どうしてそうしたか?飛車引かず、
5五歩といくべきだったのでは?」と大内九段。
その後、羽生▲3四銀「これは棒銀が成功してますね。羽生さんリードしたん
じゃないですか?」(大内九段)。
局面は進み、森内△9二角「いい手なんですが、不発に終わる可能性も」
(大内九段)。ここで1日目が終了。
さらに局面を進め、森内△3一銀、羽生▲7九玉〜△2二銀、▲6五歩〜▲3六銀。
「羽生さん丁寧な指し方ですね。『この勝負、負けませんよ』という指し方ですね」
(大内九段)。
続いて、森内△3四歩、羽生▲2五桂「羽生さん好調ですね」(大内九段)。
森内△6四歩「なかなか間に合わない、紛れを求めた手ですかね」(大内九段)。
羽生▲8八玉「いつのまにか堅くなりましたね」と藤森女流三段。
森内△9三桂、羽生▲4五桂、△2二銀「渋いですね。こんな手を指して、
幸せになった人はあまりいない」と大内九段は語りました。
羽生▲2五銀「全ての駒が綺麗にさばけて、羽生必勝型ですね」(大内九段)。
〜羽生▲2四飛、森内△2三歩「意外!負けると敗因になる手ですよ。
銀を打つべきでは?我慢しなきゃいけない。飛車引いて、歩を銀の前に打つとか…」(大内九段)。
ここで大内九段が「森内さん『鉄壁流』っていうんだっけ?」と尋ね、
藤森女流三段が「鉄板流ですね」と答えると、「鉄板流が何でこんな事やんの?」と
少々ヒートアップ気味に解説。
ここで藤森女流三段が「93手目のところ、残り持ち時間が羽生さん1時間8分、
森内さん1時間6分」と状況を説明しました。
さらに手は進み、森内△8五桂、羽生▲8六銀〜▲4五角△6五角「森内さん、
さすが勝負手ですね、でもこれで優勢になったわけじゃないですね」(大内九段)。
羽生▲6五金、森内△7六桂、▲9八玉「羽生さん、どこまで読みきっているか
ですね」(大内九段)。「羽生さんこの頃、最後の一手は手が震えるそうですが、
また手が震えるかどうか?」と藤森女流三段。
森内△6八桂成、羽生▲4一角までいったところで、壇上にメモが届き、
藤森女流三段が読み上げました。森内△3三玉、羽生▲3二金。「羽生さん、
手が震えたそうです」(藤森女流三段)。
藤森女流三段が「手が震えるのって、相手の人イヤですよねェ」と振ると、
大内九段は「天才のやる事は分かりません」と返しました。
ここで森内名人投了、羽生挑戦者名人位奪取、および永世名人(十九世)の
資格獲得となりました。
大内九段は「記念すべき対局を解説でき光栄です。ご静聴ありがとうございました」
と締めくくりました。
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将┃棋┃連┃盟┃発┃行┃書┃籍┃売┃上┃ラ┃ン┃キ┃ン┃グ┃
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┃1│位 光速の詰将棋/谷川浩司・著
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2位 山手線内回りのゲリラ/先崎学・著
3位 将棋上達の方程式 囲いの公式/屋敷伸之・著
4位 将棋上達の方程式 寄せの公式/真田圭一・著
3手詰ハンドブック/浦野真彦・著
6位 将棋上達の方程式 手筋の公式/北島忠雄・著
5手詰ハンドブック/浦野真彦・著
5手詰ハンドブック2/浦野真彦・著
9位 のびのびしみじみ7手詰/内藤國雄・著
10位 羽生VS佐藤全局集 永久保存版/日本将棋連盟・編
〈ジュンク堂書店全国26店舗5月期データ〉
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第┃30┃期┃女┃流┃王┃将┃戦┃
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勝┃手┃に┃都┃道┃府┃県┃対┃抗┃戦┃
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┃1│位 高知県/1人/勝率0.750/3勝1敗
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┻ 2位 千葉県/2人/勝率0.714/5勝2敗
3位 兵庫県/1人/勝率0.667/2勝1敗
4位 大阪府/3人/勝率0.625/5勝3敗
5位 茨城県/2人/勝率0.600/3勝2敗
愛知県/2人/勝率0.600/3勝2敗
7位 東京都/13人/勝率0.500/13勝13敗
8位 群馬県/2人/勝率0.500/2勝2敗
9位 秋田県/1人/勝率0.500/1勝1敗
群馬県/1人/勝率0.500/1勝1敗
静岡県/1人/勝率0.500/1勝1敗
富山県/1人/勝率0.500/1勝1敗
岡山県/1人/勝率0.500/1勝1敗
※予選・本選トーナメント及び五番勝負の勝敗をもとに算出。勝率が同じで勝ち数が
多い場合は、勝ち数の多い方を上位にしています。
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将┃棋┃関┃連┃サ┃イ┃ト┃紹┃介┃
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読者の方で「しろねこブログ」というサイトを紹介していただきました。
将棋に関する雑記や各関連サイトともリンクされています。なかでも必見が
ドラマ「ハチワンダイバー」の動画サイトです。
韓国のサイトらしいのですが、見逃した方にはお薦めです。
しろねこブログhttp://sironeko98.cocolog-nifty.com/blog/
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G┃E┃N┃B┃A┃日┃記┃
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先日、ドラマ「ハチワンダイバー」の放送スタートに際しまして、将棋会館売店
にて、原作コミックの監修を務める鈴木大介八段の著書
「最強力戦振り飛車マニュアル」と、原作コミックのなかで大きく取り上げられる
「藤井システム」にあわせて、藤井猛九段著の「最強 藤井システム」の、
それぞれサイン本を店頭で販売展開いたしました。
コミックで登場するページなどを引用し、ポップを作成し訴求したところ、
1ケ月たらずで各5冊完売となりました。また、こういったメディア連動した
企画を展開できればなと思っております。(二)
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発行:将棋本!メールマガジン編集委員会
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