2008.05.16
平野貞夫のISC政治塾 第10号 2008年5月16日
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平野貞夫のISC政治塾 第10号 2008年5月16日発行
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□□□□ 筆者 : 土佐南学会塾長 平野貞夫
□□□□□□□ 発行 : 国づくり人づくり国民運動
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『足摺岬での感動・政権交代への節目』
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蓮華院金剛寺の主催する四国八十八ケ所参拝は、私の故郷土佐が今年のコースで
あった。5月5日足摺岬の金剛福寺で一行99名と合流し、本堂の前で国家の安
寧と国民の幸福を祈った。足摺岬はジョン万次郎の故郷である。私の生地はそこ
から10キロぐらい西の旧三崎村である。
バス2台の金剛寺参拝一行99人が寺門に到着したときは、朝からの豪雨も止み、
100人近い人間の「般若心経」の太平洋黒潮への響きは圧巻であった。感動し
た。金剛福寺の長崎憲教住職も顔を出してくれ、境内の整備状況を説明してくれ
た。(足摺岬の山頂(宇宙)からの水を溜める池を構築中で、空海の思想が体感
できるものと期待している。)その山頂と池を背景に、木原CMF国際大学学長
と私で、ビデオ対談を行った。要点は、日本人がこれから幸せに生きていくため
には、物やお金といった目に見えるものの量を求めてはだめだ。生きとし生ける
もの、あらゆる存在が発信する情報を受けとめ、共尊と共生のために、分け合い
譲り合う心を養うことだ。足摺岬という大自然は、それを感じさせる場所である、
というものであった。
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『世論調査』
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ゴールデン・ウィークも終わり、政治の季節に戻った。ガソリン暫定税率が再議
決で復回し、平成の姥捨山といわれる「後期高齢者医療制度」も立往生する中で、
連休中、各社の世論調査が報道された。この調査を分析すると、日本の政治が変
化の節目にきたことがわかる。これまでの各社の世論調査では、内閣支持率が下
がっても、野党支持率が上がることは少なかった。その理由は、国民が「政権交
代」について本気で意識していないため、内閣支持率の低下は政治不信の現われ
であった。そのため野党支持率も下がることが多かった。今年になって、福田内
閣は失点を続け支持率を下げてきた。しかし、民主党の支持率は上がらず、政治
評論家たちは民主党叩きに利用していたのだ。ところが、連休中の世論調査で、
その傾向が一変した。表をみていただきたい。
○最近の世論調査
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社名 内閣支持率 同不支持率 自民支持率 民主支持率
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朝日 (4/30,5/1) 20 59 24 28
(4/19,20) 25 60 26 22
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日経 (4/30,5/1) 21 68 33 36
(4月中旬) 29 59 38 29
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毎日 (5/1,2) 18 61 20 28
(4月中旬) 24 57 24 22
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共同 (5/1,2) 19 66 24 30
(4月中旬) 25 59 27 25
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※表が崩れる方は⇒http://www.isc-world.jp/koso7/img/tosa/tosa_10_03.png
自民党支持率を一気・大幅に逆転していることがわかる。こんな現象は、戦後の
日本政治にとって、きわめて珍しいことである。その理由は何か。これが、現在
の政治解明の鍵である。結論を一言でいえば、国民は政権交代の必要性にやっと
気がつき、民主党を中心とする政権を次の総選挙で実現したい、という意識を明
確に持ち始めたのである。国民は、民主党に先立って「政権交代を先行」させた
のだ。では、民主党は政権を担当する腹がまえというか、政権政党には何が必要
か、政党のガバナビリティー(統治能力)とは何か。といったことについて、民
主党の指導者や国会議員は、どの程度わかっているのか。 これが問題である。
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『ガバナビリティー』
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学校偏差値の高い賢い人に「ガバナビリティーとは、どういう意味ですか」と質
問すると、ほとんどの人は「政治家の統治力、すなわち他の政党や行政機関など
組織、国民を支配、コントロールする能力だ」と答える。教科書的にいえばその
とおりだ。福田首相が就任したときの世論調査の支持率は、各社によって異なる
が、60%台はあった。安倍首相の就任時は70%を超えていた。それが、急落
する理由は、福田政権なり安倍政権のガバナビリティーにあるのだ。それはガバ
ナビリティーという用語の理解の仕方にあるといえる。教科書的に相手(政党、
行政、国民等)を支配するという権力の立場でしか発想しないからである。国民
が民主党に期待している「ガバナビリティー」とは何か。次回に述べよう。
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