2008.05.13
子どもがどうも勉強に集中していない……【医受験通信】
医学部受験の現場はhttp://ijuken.wordpress.ne.jp/
医学部受験の現場から
医受験通信
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ご購読ありがとうございます。
数あるメルマガの中からお選び下さいまして
ありがとうございます。
遅れましたが、
ようやく配信にこぎつけることができました。
あなたの、そしてお子様のお力になれますように、
余すことなくお話します。
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目次
■GWが終わって
■子どもがどうも勉強に集中していない……
■当面の目標を持たせる
■お知らせ
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■GWが終わって
●とある予備校の合宿で
埼玉県某所、午前3時。
講師たちが生徒の質問を聞いています。
今日、授業で習ったことの復習をしていて
疑問に思ったことを先生に質問しているのです。
「そろそろきりのいいところで終わりにするよ。」
スタッフの声で、
三々五々生徒たちは自分の部屋に戻ります。
「おやすみなさい」と挨拶をして。
そして、朝。
朝礼の後、早朝テストが始まります。
遅刻者は0名。
眠い目をこすりながら英文と格闘です。
朝食をとった後、9:00から授業です。
この日も夜中、25時まで授業が続きます。
これは私が関わっているとある医学部専門予備校の
合宿でのことです。
ゴールデンウィーク中、
都内のいくつかの予備校では
勉強合宿が開かれていました。
学力強化。
忍耐力強化。
集中力向上。
「やる気」向上。
合宿の目的はさまざまです。
校外生で合宿に参加する生徒さんの多くは、
親御さんが申し込んでの参加です。
医学部受験はよくマラソンにたとえられます。
強い意志を持って走り続けなければならない。
医師になるという強い決意を胸に
勉強をし続けなければならないのです。
合宿に参加することで、
長時間机に向かう習慣が身に付く。
そこまで、劇的ではないにしても、
「こんなに長時間勉強したことはなかった」
「けっこうやればできるとわかった」
という感想はよくあります。
受験に精通したコーチ陣がつきっきりの合宿が
受験という長距離レースをはじめるにあたっての、
一つのきっかけになることはあるのでしょう。
●あなたがコーチとならなければならない
さて、
ここまでながながと、
予備校が主催する合宿の話をしましたが、
私はなにも
あなたのお子さんを合宿に参加させてほしい
からこんなことを書いているのではないのです。
合宿の最終日。
勉強を頑張りぬいた子どもたちには、
「よくがんばった」と声をかけてあげます。
周囲の大人に認められた子どもたちは、
また「がんばろう」と思うものです。
予備校講師やスタッフという受験指導のコーチが
合宿で生徒さんたちにしていることは、
実は親であるあなたが、家庭でもできることだからです。
医学部を目指すお子さんをお持ちのあなたは、
子どもに長時間勉強する習慣を
身につけさせることができていますか?
たしかに、
受験は、長い時間勉強していれば受かる
というものではありません。
勉強の時間量よりも勉強の質のほうが重要でしょう。
ですが、
量があっての質なのです。
一見、無駄な勉強を長時間続ける中で、
より効率的な質の高い勉強というものが
お子さん自身に見えてくるのです。
本来、長時間勉強できるという習慣は
学校や家で身につけるべきものです。
お子さんにとって、
最良のコーチとならなければならないのは、
あなたなのです。
予備校や塾が提供するサービスに
「まかせていれば安心」
という考えを捨てるべきは、
まず、あなたかもしれないのです。
医学部合格は、
合宿に参加したから、
なにか定評のある数冊の参考書をこなしたから、
カリスマ講師の授業を受けたから、
実績のある予備校に通ったから、
有名進学校に通ったから、
だから成し遂げられるというものではありません。
医学部合格のカギは、
学校や家庭での学習習慣にあるのです。
■子どもがどうも勉強に集中していない……
●お子さんは「5月病」になっていませんか?
春、新しい環境で、
やる気あふれて医学部合格への勉強をスタートした
お子さんも、
次第に緊張感が薄れ、勉強が惰性になってきます。
良い意味での「慣れ」となればよいのですが、
悪い意味で「慣れ」てくるのが、
GW明けのこの時期です。
●お子さんが勉強していない……
もし、
「どうもうちの子は、
ここのところ勉強に身が入っていないのでは?」
こんなふうにお思いなら、
あなたの出番です。
GWに勉強していなかったようなら、
あなたの出番です。
お子さん自身、勉強しなければと思っていたなら、
GWに大して勉強できなかったことに
負い目を意識していますから、
そこに注目させましょう。
「このままではまずい」と自覚しているなら、
まだまだチャンスはあります。
ただし、
「GWに勉強しなかったのだから
勉強しなさい」
こう言うだけではいけません。
「やらなければならないことはわかっているけど
できない」
だから問題なのです。
そこで、
何のために勉強するのかを明確にさせましょう。
目標を明確にさせるのです。
人間は目標がなければ、辛いことに耐えられません。
あなたのお子さんも同じです。
勉強の目標をはっきり言葉で述べさせてみましょう。
その際、「難関である医学部に合格するため」
という答えでは十分ではありません。
医学部を出て、その後どんな活躍をするのか。
だれからどんな風に感謝されたいのか。
どこで、どんな人生を送りたいのか。
そんな子どもの夢を考えさせてみてください。
何日かけてもかまわないでしょう。
あなたが知っていることを話してあげることも
有効です。
ネットを使って調べさせてもいいかもしれません。
本を紹介してあげるのもいいかもしれません。
映画を見せるのもいいかもしれません。
とにかく、
医師という仕事が
どんなに誇り高く立派な仕事であるかを
明確にさせてあげましょう。
このとき注意しなければならないのは、
お子さんが多少甘いことを言っても、
「なにもわかってない!」と否定しないことです。
「障害児施設で働きたい」という夢を持っていた
あるお子さんに対して、内科医である父が、
「障害児の苦労も知らないで甘いことを言うな」と、
頭ごなしに否定したことがあります。
たしかに、現実はお父さんのいう通りかもしれません。
ですが、理想を目標を持つからこそ、
今を力強く生きられるということを
忘れてはいけません。
夢を見るのは、ある意味で若者の特権なのです。
その特権を奪う権利は大人にはありません。
むしろ、厳しい現実があるのなら、
それを教え、
それを乗り越える術(すべ)を教え、
智恵を貸し、導く。
これこそ、大人の義務なのではないでしょうか?
●批判するならは「建設的」に
お子さんの考えを聞いて、
その考えを批判する場合でも、
難しいのはその「伝え方」です。
あまり厳しい意見をいえば、
感情的に受け取られかねないし、
かといって何もいわないわけにはいかない。
こんな場合には、
できるだけ「建設的な批判」を心がけることです。
建設的な批判とは、
お子さんの自尊心を傷つけることなく、
それとなくお子さんに行動を変化させるように
訴えかけるものです。
建設的な批判にあたっては、
3つの点に注意しましょう。
1.お子さんの人格を否定しない
2.こちらの批判にも間違いがあるという可能性を残しておく
3.批判が具体的で、どうすれば改善できるかについて触れている
お子さんの人格を損ねるような批判
(「お前はくさった性格だな」など)、
こちらの意見が絶対だと確信したような批判
(「俺のいうことに間違いはないんだから」など)、
あまりに抽象的すぎる批判
(「とにかくこれじゃダメだよ」など)をすると、
その後の関係がぎくしゃくしてしまいます。
お子さんを批判するときには、
できるだけ建設的な批判をすることにしましょう。
頭ごなしに子どもの考えを否定などをしようものなら、
あなたの思うとおりに勉強せず、
わざと親の気に入らないことをし、
時には親に迷惑をかけるなど、
親への報復行動に出るかもしれません。
いずれにしても、
モチベーションが低くなったお子さんに対しては、
夢を見させ、
現実の受験という関門に向かわせるという導きが
必要なのです。
その役割を担うのが、
私であり、あなたであると私は考えます。
■当面の目標を持たせる
最大の目標が”医者になる”なら、
大きな目標が「志望校合格」です。
ところが、
目標は大きくても、
具体的にどうしたらよいのかを明確にしなければ、
行動に移せないものです。
何をしたらよいのかが、
明確でなければお子さんはやる気にならないでしょう。
そこで、
当面の目標を立てさせることが必要なのです。
●お子さんが中高生の場合
子どもが勉強をがんばって良かったと思える
最高の瞬間は、テストの返却時に、
良い成績をとり、
クラスのみんなから憧憬の目で見られるときであり、
家に帰り、親にほめられるときです。
なんといっても、子どもですから、
周りからほめられればうれしいものです。
そこで、
今の時期なら、学校によっても違ってきますが、
中間試験を一つの目標にすると良いでしょう。
すでに、いくつかの教科でクラスで1番であるならば、
全教科でクラス1番になることや、
学年で1番になることを目標にさせましょう。
現役生の生徒さんに
「学校での順位はどれくらい?」
と聞くと、たいてい「真ん中くらい」と答えます。
その子達が現役で医学部に合格するためには、
まず、「学校で上位」にならなければならないのです。
主要なすべての教科で
「真ん中くらい」のお子さんであれば、
まずは、一つの教科でクラス1番を目標にさせましょう。
「この教科なら頑張れば」という教科です。
結果はどうあれ、前回よりも成績(順位)が上がった、
ということであれば、まずはほめてあげましょう。
「次はトップを狙おうね」ともっていくのです。
学校の定期考査で、良い成績を取ったところで、
受験は”全国大会”。意味がないのでは?
とお考えでしたら大きな勘違いです。
センター試験はもとより、
医学部受験で問われる学力は、
まずは基礎学力です。
そして、
この基礎学力を試すのが、
中間試験や期末試験、学校の定期考査なのです。
さらに、
推薦入試、AO入試では、
まず、学校の成績が問われます。
体育なども含めて、成績優秀であることは、
医学部受験で有利になります。
期せずして、メルマガ「めざせ、医学部!」で、
キャプテンマジックさんが、
「あなたの『決め球(キメダマ)』をひとつつくってほしい。
つまり『得意科目』だ。」
と言っていることとつながります。
「それは、ひとつの科目を制覇することにより
『頭の使い方が、自分なりにわかってくる』
ということである。
覚える端から忘れて、また覚えなおして、
これでもかこれでもかというくらい繰り返して
やっと自分のものにできたとき、
やっと人は『覚えるというのはこういうことなんだ』
ということが『身をもって』わかるのだ。
あるいは、文章を読むときのコツや、
論述するときのコツ、分類のしかたや重要事項の見抜きかたなど、奥深いところの、
実際に勉強したものでなくてはわからない世界が理解できるのだ。
するとどんな変化があらわれるか。
その科目で得られた経験が、
他の科目にも影響してくるのである。
つまり、その科目で得られたものが、
他の科目を勉強するときに活かされてくる。
脳の働きが活発になり、工夫がうまれ、
すべての科目に良い影響を与えてくれるのだ。
たとえば努力を重ねて理科が得意になったとすると、
その苦労した過程でつかんだコツが、数学や社会、
その他の科目にもエネルギーを発してくれる。」
(メルマガ『めざせ、医学部!』第2号2008/5/11より)
今の時期ですと、
なにをどれだけやったらよいのかが見えていない
お子さんのほうが多いのです。
医学部受験の経験がないのですから、当然です。
やらなければならないことはわかってる。
でもなにをどうやったらよいのかがわからない。
そんなお子さんが、
この時期勉強に集中できなくなるのです。
だから、当面の目標をはっきりさせてあげる。
小さな目標を達成するという小さな成功体験が、
次の大きな目標達成のための糧となるのです。
●お子さんが浪人生の場合
1ケ月後の模擬試験を目標にさせましょう。
予備校に通っていて、
校内テストのようなものがあるなら、
それでもかまいません。
今の時期の模擬試験は、
”出題範囲が決まっている”ので、
対策が立てやすいのです。
また、
まだ現役生が本格的に受験戦線に参戦して間もないため、
さらに、体育祭や文化祭などの学校行事や、
中間テストなどの定期考査対策があって、
模試対策どころではないため、
”頑張っただけ成績が出やすい”のです。
全教科で頑張る!
というのではなく、
得意な教科で、偏差値65以上を目指す!
というような具体的な目標を立てさせると良いでしょう。
結果はどうあれ、
前回よりも成績(順位)が上がった、
ということであれば、まずはほめてあげましょう。
「次はさらに上を狙おうね」
「次は苦手な○○だね」
ともっていくのです。
●いくら大人ぶっていても子どもは子ども
子どもにとっては、親に認められることが、
何よりの支えになるのです。
必要以上に干渉することはせず、
子どもに誓わせ、
やり遂げたときには認めてあげる。
これこそ、子どもを合格させるために、
なによりも必要なことでしょう。
医学部受験に関して、
「うちの親は頼りになる……」
このように子どもに思われる親になりたいものです。
そのためのヒントになることを
このメルマガでお伝えできればと考えています。
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初回から多少厳しいことを書いてしまったようです。
ですが、
厳しい受験を乗り越えるためでもあるのですから、
これからもこんな調子で書いていくつもりです。
解除はこちらからです。
まぐまぐ:http://www.mag2.com/m/0000262943.html
メルマ :http://www.melma.com/backnumber_174269/
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最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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