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飛翔(起業)〜挫折(倒産・破産)〜そして、その後 |
平成19年8月9日午前10時 私は、一人孤独と不安を感じながら 東京地裁に居る。 「早く来て欲しい」と思いながら、内心と裏腹に平静を装い廊 下の長椅子に腰を下ろして待った。 そこに破産管財人の弁護士が現れた。 会うのは二度目、私の身方では無いが優しそうな先生だ。 挨拶をすると、『何も問題が無かったので、大丈夫ですよ。』 と、先に中に入って行った。私は、ホッと安堵し不安が消えた。 おそらく債権者であろう方も数名やって来て、中に入って行った。 初めてお会いする顔の方ばかりで、どこの会社の方かわからずに ただ深々と頭だけを下げた。 私の身方のはずの弁護士は、まだ来ない。10分・20分が、かなり 長く感じられた。 債権者集会を開いて居た人達だろうか、ぞろぞろ出てきた。 話の内容を聞いていると、「あそこに土地を持っていたはずだ」 とか「まだ資産を隠している」とか、何だかきな臭い会話だ。 管財人らしき弁護士さんに先生、先生と語りかけていた。 先生と呼ばれる方の声が何処かで聞いた事が有る様に思い、顔を 上げると、テレビの法律相談所の弁護士軍団の左端の方だった。 今私の置かれている立場上、すぐ下を向き何事も無かったように じっとしていた。 やっと弁護士が来て、私の横に座った。孤独感が消えた。
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