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フジテレビドラマ「ラストフレンズ」完全ガイド


2008.06.12

ラスト・フレンズ 第4話 「引き裂かれた絆」【4】


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No.021                                                 2008/06/12

フジテレビ ドラマ「ラストフレンズ 完全ガイド」

第4話 「引き裂かれた絆」【4】


                         http://lastfriends.blog71.fc2.com/

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〈登場人物〉

藍田美知留(あいだ みちる) 長澤まさみ
岸本瑠可(きしもと るか) 上野樹里
及川宗佑(おいかわ そうすけ)錦戸亮
水島タケル 瑛太
滝川エリ 水川あさみ
林田 田中哲司
三田小百合(美容院の店長) 蘭香レア
平塚令奈(美容院の先輩美容師) 西原亜希
藍田千夏(美知留の母)倍賞美津子

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■フジテレビ ドラマ ラストフレンズ 

第4話 「引き裂かれた絆」

【4】

───────────────────────────────────

シェアハウス


ルカとタケルが帰ってきた。ルカは笑顔。

(ルカ)「ただいま」
(タケル)「ただいまー」
(エリ)「あ!おかえり、あ、遅かったじゃん、3人じゃ、ババ抜きつまんな
いからさ、今日はジェンガ・ハムニダー!」
(タケル)「ジェンガやってんの?」
(ミチル)「オグリンが負けまくり」
(小倉)「うー!でも、なんか、ミチルちゃんにオグリンって言われると、こ
う、胸がキューって」

小倉(山崎樹範)の頭をひっぱたくルカ。ジェンガが倒れてしまう。

(一同)「あ〜あ」
(小倉)「あーもー!」
(ルカ)「バーカ!」
(小倉)「なんだよー」
(ルカ)「ねえねえ、ウノで、じゃ、リベンジしようよ」
(エリ)「いいね」
(小倉)「いいよ」
(タケル)「ああ、じゃ、俺、コーヒーいれてくるね」
(エリ)「私、紅茶がいい」
(タケル)「OK、はいはい」

UNOの始める用意をするみんな。

(ルカ)「はい」
(小倉)「負けねーぞ」
(ルカ)「ウノ強いんだ。絶対負けない。勝つから、勝つ」


(タケル)
《その日、誰も知らない君の弱さを俺は知った。君がミチルを守るなら、俺が
君を守ろうと思った。》


(ルカ)「ミチル、今日、どうだった?」
(ミチル)「あ、うん、タケル君の、仕事場に連れてってもらって、世界は広
いなって思った」
(小倉)「世界は広いなー、か」
(ミチル)「うふふ。髪型だけじゃなくて、お化粧とか衣装とかトータルコー
ディネイトして、魔法みたいに空気変えちゃうの。すごいなーって思った。私
は、いつも目の前のお客さんの髪を見てるだけだったから、」
(ルカ)「まー、世界は広いし、男だってごまんといるんだ。何も暴力男だけ
じゃないよ」
(小倉)「彼は、ミチルちゃんの手足を縛って、狭い世界に閉じ込めておきた
かったのかもな」
(ミチル)「そうかもしれないね」
(タケル)「はーい、コーヒーいれたよ」

キッチンからタケルがトレイを持ってやってきた。

(タケル)「はい、これがオグリン」

新しい緑のマグカップに驚く小倉。

(小倉)「おお」
(タケル)「で、これ、エリー、紅茶ねー」

エリ(水川あさみ)も新しい赤のマグカップに驚く。エリと小倉は同じ模様。

(エリ)「ええ!タケル買ってきてくれたの?気が利くじゃん」
(ルカ)「タケルだもん」
(エリ)「サンキュ」
(タケル)「で、ミチルちゃんは、これ」

赤い模様のマグカップに驚くミチル(長澤まさみ)。ルカ、タケルと色違いだ。

(ミチル)「あ...あ...ありがとう。すごい嬉しい」

感激するミチル。

(ルカ)「ねぇねえ、乾杯しよ!」
(タケル)「乾杯しよ!」
(全員)「かんぱーい!」



シェアハウス


朝

洗面台の鏡を見つめるミチル(長澤まさみ)。左目まぶたのバンソーコーを取
る。まぶたの傷口がまだ痛々しい。


モトクロス場


バイクを押しながら、ルカ(上野樹里)が練習場へと向かう。林田(田中哲
司)に向かって元気よく挨拶する。

「おはようございます!」

一瞬、ルカを見るが、気まずそうに、視線をそらす林田。

「8の字やっとけ」

ルカに指示を出す。目は合わせずその場を立ち去ろうとする林田。追いかける
ルカ。

「林田さん」

テントの中のベンチに座る林田。ルカが声をかける。

「私の顔、見てください」

ベンチにじっと座る林田。

「昨日のことは、なかったってことで」

ルカの言葉に、

「そうだな、すまん!俺もどうかしてたんだよ。相当酔っ払ってたからな。あ
はは」
「私は、林田さんのこと、レーサーとして尊敬してます。友情も感じてます。
尊敬も友情もできれば壊したくないんで。よろしく」
「わかったよ」

うなずいて練習に向かうルカ。


恵比寿ガーデンプレイス


タケル(瑛太)が仕事をしている。

「じゃ、ピンク系足してみます」

カメラマンにそう言うと、モデルに近づくタケル。

「ちょと直しますね」

モデルのメイクを直すタケル。



飛行機内


エリ(水川あさみ)が客室乗務員として働いている。

「シェードのほう、開けさせていただきますね」
「あ、すみません。ありがとう」

シェードを開けるエリ。

「お客様、座席を元に戻しますね」

年配客の座席を直すエリ。



空港内のミーティング室


小倉(山崎樹範)が機内食についてのプレゼンをしている。

「国内線エコノミークラスのお客様すべてに高級感を味わっていただけますよ
う、サーモンフライ...」

言葉を忘れ、慌てて資料に目を通す小倉。

「何だっけ、えーっと、あった」



モトクロス場


ルカが練習している。軽快な走りでコースを周回するルカ。



シェアハウス


シェアハウスの仲間がそれぞれの場で頑張ってる中、独り、リビングでテレビ
を見ているミチル。退屈そう。

(テレビのナレーション)
「この大地と太陽が、数千万年もの間、時間をかけてつくりだした神秘な赤の
世界です」

テレビを消し、考え込む。ため息をつくと、携帯電話が目に入る。おそるおそ
る携帯を開けてみる。


4/27 12:43 藍田家


実家からの着信履歴があった。驚くミチル。



ミチルの実家


母(倍賞美津子)が電話でミチルと話をしている。

「あっミチル?よかったー、やっと連絡取れて」
「どうしたの?」
「ん?なーんとなくね。あんた、男と住むって言ってウチ出たったきり、顔見
せないでしょ。どうしてるかなぁっと思って」
「元気だよ。お母さんは?」
「うん。こっちも元気。健ちゃんとも仲良くやってるよ」
「そう、よかったね」
「それでね、お金がちょっと足んなくなっちゃったんだよねー」
「今月の家賃は振り込んだよ、もう」
「うん、でもさ、あの人、大食いでね、食費とかもいろいろかさんじゃって
さー」
「わかった。じゃあ、後でまた振り込んどく」
「たまには、顔見せなよ。この間ね、健ちゃんと伊香保の温泉行ってきたの。
お土産買ってきたから、それも渡したいしさ」



ミチルの実家


母がタバコを吸っている。チャイムが鳴った。

「やっと来た」

玄関のドアを開ける母。

「おかえり。あ!」

ミチルではなく、ルカがそこに立っていた。

「ミチルの代わりに来ました。岸本瑠可です。中学、高校と同級だったんです
けど、憶えてませんか?」
「あ、そういや、そうだったかしらね」
「あ、あのー、これ、ミチルからです」

封筒を渡すルカ。

「あ、ありがとう。ミチルによろしく伝えといて」

と言いながら、さっそく封筒の中身(お札)を確認する母。

「あのー、お土産とか、あるなら渡しときますけど」
「お土産?」
「伊香保温泉の」
「あ、ああ、ああ...」

ちょっと不自然な様子で、アパートの中に入っていく母。ルカも玄関まで入る。
しかしその瞬間、人の気配を感じる。後ずさりして外へ出る。

「ちょっと古くなっちゃったけど、賞味期限だいじょうぶかしら」

お土産を受け取るルカ。

「それじゃ」

そのまま立ち去る。その背後から母が話し掛ける。立ち止まるルカ。

「ねえ、あの子、今どこにいるの?彼と一緒に住むって言ってたけど、ケンカ
でもして外出ちゃったんでしょ。あの子、私に似て、要領悪いとこあるから」
「いずれミチルのほうから連絡させます。ごめんなさい」

足早に階段を駆け下りるルカ。

「私、親よ!あの子の!」

母を無視して自転車に乗り込む。

「ねぇ、ちょっと!」

それまま自転車で去っていく。

玄関をしめて、中に入る母。

「悪かったね。うまく聞き出せなくて」

アパートの中に宗佑がいた!黙って玄関から外に出ようとする。

「お金」

母はお金の入った封筒を宗佑に渡そうとする。『それは差し上げます』という
ジェスチャーをしながら靴を履く宗佑。

「ありがとねー。助かったわ」

玄関から外へ出る。宗佑は、ミチルの母親にお金を渡して、電話をさせ、ミチ
ルの居場所を聞き出そうとしていたのだ!


自転車で街は走るルカ。ふと自転車をとめ、後ろを振り返るルカ。後ろに誰も
いないことを確認すると再び走り出した。



シェアハウス


ミチル(長澤まさみ)が入浴している。

ルカ(上野樹里)とエリ(水川あさみ)がリビングで話をしている。

「で、会ってきたんだ、ミチルちゃんのお母さんに」
「うん」
「どんな人だった?」
「ミチルには、あんま言えないけど、私は、あのお母さん、あんまり好きじゃ
ないよ」
「うん」

玄関でドアノブを回す音がした。

「タケルかな。ちょっと見てくるね。はいはーい」

一瞬、考えて、エリを呼び止めようとするルカ。

「あ!エリー、待って!」

「はいよー」

ドアを開けるエリ。そして凍りつくエリ。

「えっ?」

宗佑(錦戸亮)だった!玄関に入ってくる。睨み合うルカと宗佑。

「ミチルここにいますよね」
「いませんよ」
「いるんでしょ?会わせてください」
「いません」

おもむろに携帯を取り出し、電話をかける宗佑。入浴中のミチルは何も知らな
い。宗佑の携帯がミチルの携帯につながった。着信音がシェアハウスに響く。

「ほらね。いるのは分かってるんだ」
「いたとしても、あなたに会わせません。あなたがミチルにしてきたこと、全
部分かってますから。そんなバカなこと、死んでもできません」
「ミチル!」

大きな声でミチルを呼ぶ宗佑。

「出てってください」

中に入ろうとする宗佑を手で押さえるルカ。

「無理やり押し入ったら警察呼びますよ。エリ!」
「うん」

エリが警察に電話をする用意をする。

「区役所に勤めてんのに、やばですよね、警察なんて。失礼します」

そう言って、強引にドアを閉め、鍵をかけるルカ。肩を落とし、シェアハウス
から出る宗佑。すると雨が降ってきた。

「帰った...かな?帰んないよね、あの感じじゃ」

緊張状態のシェアハウス。ルカも小倉(山崎樹範)心配そう。そのとき、ガタ
ンと音がする。ミチルがタオルで髪を拭きながら風呂から出てきた。

「ミチルちゃーん!どう?いいお湯だった?ハーブの入浴剤、ね、いい香りだ
ったでしょ?どう?」
「うん」
「ああ、のどか涌いたよね、あ、なんか、冷たいものでも飲もうか」

エリと小倉の不自然な挙動に驚くミチル。

「ありがとう。え、どうしたの?」
「風呂上りのミチル見て、ドキドキしてんじゃない?」

と笑顔のルカ。きょとんとした感じのミチル。

「え、もう!」

エリが小倉をひっぱたく。

「お、俺、俺そんなことない!」

雷鳴の鳴る豪雨の中、タケルが自転車で帰ったきた。玄関のところで人の気配
を感じる。傘もささずにうつむいてたたずんでいる宗佑の姿が見えた。驚くタ
ケル。

ルカがリビングにいた。玄関が開く音を聞いて、あわてて玄関に行く。タケルの姿を見て、

「あ...おかえり」
「あ、ミチルちゃんは?」
「部屋にいるよ。たぶん、もう寝てると思う」
「あの男がいたよ。家の前に」
「...まだいんのかよ、あいつ」
「え?え、来たの?」
「私がつけられてたんだ。油断してた。こうなったら、あいつがあきらめるま
で、ミチルを外に出しちゃまずいな」
「俺、今夜起きてるよ」
「いいの?」
「うん。だってミチルちゃんが心配でしょ?」

うなずくルカ。上着を脱ぎながら、カーテンの隙間から窓の外を見るタケル。

「いるよ」
「え?」
「まだあそこにいる」

窓から、宗佑の姿が見える。雨でびしょぬれだ。


ミチルの部屋


何も知らずに寝ているミチル。眠れず、ベットから起き上がり、窓を見る。


ルカの部屋


ベットの上でうずくまっている。深刻な表情で考え込んでいる。



リビング


タケルが一人、起きている。キッチンから物音がして、キッチンへ歩く。

「ミチルちゃん」
「あ...。ちょっと眠れなくて」
「ハーブティー入れてあげようか?」
「あるの?」
「うん。ラベンダーとカモミール。神経を落ち着かせる作用があるんだ」
「ありがと」

ミチルの赤いマグカップと、タケルの紫のマグカップにハーブティーを注ぐタ
ケル。その背後からミチル。

「タケル君の家族って、どんな感じ?」
「え?ウチは普通だよ。サラリーマンの父親に、専業主婦の母親。それと、姉
が一人」
「お姉さん、いるんだ。そんな感じするね。仲いいの?」

テーブルに座っているミチルの前にマグカップを置くタケル。

「うーん。どうかなー。え、なんでそんなこと聞くの?」
「おいしいコーヒーとか、お茶とかいれる人って、きっと、穏やかで、いいお
ウチで育ったんだろうなって思って」

笑うタケル。立ったままマグカップのお茶を飲む。

「私はね、父と母が仲悪くて、中学のとき離婚したの。それで母はずっと外で
働いてて。私は家で独りだった。宗佑も、私の彼だけど、私と似てて、お母さ
んに育てられたんだよね。そのお母さんも恋人ができて、宗佑が小学生のとき
に、家を出ていっちゃったんだって。それで宗佑は親戚の家、あっちこっち預
けられて。あ、ごめん。彼の話なんて興味ないよね」
「いいよ」

ミチルの向かいに座るタケル。

「最初に会ったときに、似てるなぁって思ったの。私たち、独りぼっち同士だ
なって。ここでみんなに良くしてもらってると、宗佑に悪いような気になるの。
宗佑は独りぼっちなのに」
「そんなこと、思う必要はない。それに、独りぼっちっていうなら、みんなそ
うだよ」
「そうかな。それは、いろいろじゃない?ルカなんて、この前のレースのとき
に、家族みんなが応援に来てて、すごい、あったかい感じで、何か、私...、
ちょっと、うらやましかった」
「人がどれくらい孤独かなんて、はたから見てるだけじゃわかんないよ。ルカ
もそうだし」


(ミチル)
《宗佑。あの夜、窓をたたく雨音を聞きながら、私はあなたのことを思って過
ごした。ルカ、私を許して。私はあなたの苦しみには気付かなかった。》



ルカの部屋


眠れないルカ。ベットから出て、窓の外を見る。宗佑の姿はなかった。



朝。タケルがソファーで寝ている。毛布をかけるルカ。ミチルがリビングの前
を通りかかり、ルカの姿を見た。ちょっと気まずそうな顔をする。

「おはよう、ルカ」
「ああ、おはよう」
「あ、雨上がったかな」

二人で、窓辺に行き、カーテンの隙間から窓の外をのぞく。

「まだみたい」
「うーん...」
「ゴミ出してくるよ。今日燃えるゴミの日でしょ」
「待ってルカ。私が行くよ。その格好だし、休んでて」
「あ...ありがとう」

ゴミ袋を持ってドアの外に出るミチル。ミチルを見つめるルカ。ドアが閉まっ
た...。


雨の中、傘をさして歩くミチル。携帯を片手に...。公園の前にあるゴミ置き
場にゴミを置く。そして家に帰ろうとする。そのとき、公園の草むらから黒い
革靴が見えた...。近づくミチル。宗佑がうずくまって座っていた!全身がび
しょぬれだ。

「宗佑!」

駆け寄るミチル。目を見開いたまま、呆然と雨の中、地面に座っている宗佑。

「宗佑...。私のことを待ってたの?いつから?まさか、一晩中、ここにいた
の?」

立ち上がる宗佑。スーツも雨でびしょびしょだ。よろめきながら、かすれた声
で...

「ミチル。僕は...いつも...君を待ってる...。待つのはつらくないんだ」

泣く宗佑。傘を投げ出して、宗佑に抱きつくミチル。

「宗佑」

宗佑を抱きしめるミチル。

遠くから、傘を差し、二人を見ているルカ...。

(ルカ)
《ミチル。人は人を傷つけて無傷ではいられない。あなたと宗佑を引き裂こう
として、傷ついたのは、自分だった。》


(つづく)

☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
フジテレビ ドラマ「ラストフレンズ」より


次回をお楽しみに!


┌――┐感想楽しみにしています!
|\/│ メールはこちらまで
└――┘nagasawa200802@toeic.bz

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  発行人  :「ラストフレンズ 完全ガイド」 責任者 リョウ
  公式ブログ:http://lastfriends.blog71.fc2.com/
  配信解除 :http://www.mag2.com/m/0000263779.html 

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