2008.08.22
【書店塾便り】108信頼しても信用するな
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【書店塾便り】vol.108 2008.08.22
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おはようございます、【書店塾】の塾長Mです。
今日のテーマは、『信頼しても信用するな』です。
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従来、書店の2大ロスは、万引きと返品不能品だと言われてきました。ところが、
ある調査会社によると、小売店の商品ロスの1番の原因は万引きではないと言い
ます。万引きは2番目で、1番は社内不正だそうです。調査データによれば、社内
不正44.5%、万引き32.7%、伝票処理などの誤り17.5%、納入業者の不正5.1%の
順だそうです。
確かに書店は万引きが多い業種です。全国の書店平均で、売上の1.2%は万引きさ
れているとも言われます。万引きという外的要因に原因を求めたい気持ちもよく
分かります。誰しも社員を疑うのは嫌です。しかし、書店も小売店である以上は、
上記のデータは無視することはできません。
実際に社内不正はあります。私のかつての勤務先でも数十万から数千万まであり
ましたし、何度か取り調べをした経験もあります。同僚や時には先輩を調べるの
は嫌な仕事です。あまり額が大きくなると会社の管理者責任を問われるので社内
発表もしません。ですから、社内でも具体的に知っている人間は少ないのです。
どこの会社でも社員の不正はあります。が、それを公表しないだけです。あれだ
け現金管理に厳しい銀行でも社内不正はあるわけで、表に出る時は何千万、何億
という時だけです。ましてや管理の杜撰な書店や小売店であれば、気がついて
いないだけで過去にも現在進行形でも行われていると思った方が良いでしょう。
実際に店を預かる店長にとって、現金管理は最重要事項の一つです。例えば、
「レジ係がタクシーで来始めたら要注意」と教えられます。意味はお分かりです
ね。レジには頻繁に行くことです。レジ係さんを休憩に行かせて上げると同時に、
レジ内を点検してください。でもそんなことを言う必要はありません。レジ係を
何年も続けさせるのはまずいので、異動してください。
あるいは、レジでの返品、取り消しが多過ぎるということはありませんか?
そもそも、レジを精算した時に出る会計レポートの「戻し」「取消」「返品」は
確認しているでしょうね。大きな返金があった時に、誰がしているのか、それは
頻繁ではないのか、そんなことを社員に言うことはありませんが、店長は気を
つけて見ておかねばなりません。
レシートはきちんとお客様に渡していますか?紙代がもったいないから出して
いないというのは言語道断です。不正の温床になります。レジのドロワーが
いつもいていることはありませんか。レジを小計まで打って、後で取消しに
するというのが一番多い手口です。お客は来ているのになぜか売上が上がら
ない時は要注意です。
万引きはする奴が悪い。でも、される店にも責任はあります。それと同じように、
社内不正はする奴が悪い。でも、される店舗管理にも問題があるのです。やりたく
てもやれないようにしておくことが一番大事です。一見社員を疑っているように
思われかもしれませんが、結局はそれが社員のためになるのです。店長・管理職
にとっては、「社員を信頼しても信用するな」が鉄則です。
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【書店塾便り】
発行者:【書店塾】塾長
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